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学年末のイベントやらでバタバタして、ちょっと間が開いてしまいました。娘の学校は13日に終業式を迎え(と言っても簡単な挨拶ぐらいで、普通に授業もあったのですが)、すでに夏休みも一週間目。
時間に縛られないのんびり生活はいいのだけど、子供たちの相手やら食事作りに追われる毎日です^^;

2012.06.20 papoutsakia
Μελιτζάνες παπουτσάκια

昨日は大量にあるズッキーニを消費すべく、せっせとゲミスタ作り。
この暑い中オーブンを使うのだから……と、ついでに他の料理とクッキーも焼くことに。「なすも使わないといけないから、何にしよう?“トマトソース&フェタチーズでオーブン焼き”か“小さい靴”かどっちがいい?」と娘に聞いたら、彼女が選んだのはこちらの“靴”でした。

なすの靴はポピュラーなギリシャ料理のひとつで、小さなムサカのようなものです。このブログでは、以前にこの料理のバリエーションである、アーティチョークカップのミニムサカとポテトの靴をご紹介しました。
今回作ったものは上記レシピと少し違うため、分量は出してないですが作り方を追記に書いておきますので興味のある方は参考にどうぞ。



ポテトの靴といえば……。お知らせが遅れましたが、先月発売されたヤミーさんの新刊「ヤミーさんのお気に入り!あの人に教えてもらったレシピ帖」(中央公論社)で、タラモサラタ、ポテトの靴、ギリシャ風ミートソースの3品をご紹介頂いてます。

2012.06.20 book

この本、新書サイズで写真は無し。その分いろんなエピソードが盛り込まれていて、読み物としての料理本が好きな私にはかなりツボです。完成品写真が無いとイメージしにくい……という方も、各レシピについてるQRコードから料理の写真とお買い物リストが見られるのでご安心を^^

私のは随分前に書いたっきりのレシピで「こんな作り方してたんだ!」と自分でも新鮮だったり、何度も作って下さってたと知り恐縮したり(汗)
タラモサラタはギリシャのタラマと日本のたらこの違いから、分量は出さずに説明だけで放置してたんですが、ヤミーさんが日本の材料で試してちゃんとしたレシピにして下さったもの。私も今度日本へ行ったら作ってみたいと思っています。


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なすの靴(メリジャネス・パプツァキァ)

材料:
米なす

オリーブオイル
玉ねぎ微塵切り
ニンニク微塵切り
牛ひき肉(赤身の上質なもの)
トマトペースト
スパイス(ナツメグ、シナモン、クローブ)
ワイン(あれば、赤でも白でも)
塩、胡椒
ベシャメルソース
ペコリーノ又はパルミジャーノチーズすりおろし
トマトスライス(好みで)

なすはヘタをつけたままで縦半分に切り、皮まで切らないよう気をつけて大きな格子状に切り目を入れる。塩をふって30分〜1時間ほど灰汁抜きし、流水ですすぐ。

フライパンにオリーブオイル適量を入れ、なすを加えオイルを絡める。蓋をして中火にかけ、軽く色づくまで焼いて火から下ろす(音がしてきたら火を弱め、焦がしすぎないように)。

鍋に玉ねぎとニンニクの微塵切りを入れ、オリーブオイルを加え蓋をして火にかける。玉ねぎが色づかずに柔らかくなるまで蓋をして弱火で蒸し炒めにする。

ひき肉を加え、蓋をせずに中火で炒める。ひき肉がポロポロにほぐれたらかき混ぜるのをやめ、時々返しながら焼き色をつける。スパイスとトマトペーストを加え、馴染むまで炒める。

ワインを適量加えアルコールが飛ぶまで炒め煮にし、塩胡椒で味付けする。仔牛または若牛の赤身肉なら煮込みなしでOK。そうでない場合は水を加え蓋をしてミートソースの要領で煮込む。出来上がりは普通のミートソースと違い、汁気がほとんどない状態にする。

焼いたなすの果肉を少しすくって、皮が容器になるようにする(皮に果肉もある程度付いた状態)。

ミートソースになすの果肉とおろしチーズ適量を加え、なすの容器に詰める。ベシャメルソースをかけ、おろしチーズを振ってトマトスライスをのせる。トマトの上にももう少しチーズを振り、180度のオーブンで色づくまで(30分ぐらい)焼く。

MEMO:チーズはギリシャのケファロティリを使ってますが、ペコリーノやパルミジャーノで代用可。スパイスはお好みで上記どれかを使っても、胡椒だけでシンプルな風味にしてもいいです。
すくったなすの果肉は詰め物にするには多すぎる場合、他の料理に使うなどして下さい(例:冷凍しておいて、ハンバーグや煮込み料理に混ぜたり)。今回はフィリングに炒めたズッキーニ(イェミスタで使った残り)も加えてみました。