ここ最近のギリシャはかなり夏らしくなり、外での食事が楽しい季節♪
ワイン片手に、美味しいメゼをいろいろつまむ時間が至福です。

2013.12.17 melitzanosalata
Μελιτζανοσαλάτα με φέτα και πιπεριές Φλωρίνης

メゼといえば、ギリシャ料理ではディップ/スプレッド類もかなり豊富で、基本のものにアレンジも加えると数えきれないほどのバリエーションなのです。メリジャノサラタ(焼きなすサラダ)は、ごくシンプルな味つけが好みな私ですが、たまにはキクラデス風にしたり、今回ご紹介するレシピのようにフェタチーズやフロリナペッパーを入れてみたりすると目先が変わって新鮮です(すっかり忘れてたけど、こんなのも作ってました)。

実はこれ、完成品写真は12月に撮ったものなのですが^^;
やっぱり暖かい時期に食べたほうが断然美味しいので、今の時期まで寝かせていたのです。画像供養的にサラッと記事にしようかというつもりだったのですが、せっかくなので計量しながら作ってレシピにしてみました。

ところで、去年、本を出させて頂いてからいろいろ思うところあり……。
料理のレシピについては、「味つけの濃さは人によって好みが違うし、自分や家族が食べて美味しいように作ればいい」と思っているので塩の分量までは書かないことが多いです。ただ、細かく分量を書いてくれないとわからないというご意見もあるので、これからはなるべくきっちり書く方向でいこうかな〜と。
いい味にばっちり決まってくれるといいですが、野菜などは個体の大きさに差があるし、煮込みは汁の分量(煮詰まり具合)などによっても違ってくるので、あくまでも目安ということでよろしくお願いします。


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フェタチーズとパプリカ入り焼きなすサラダ(メリジャノサラタ・メ・フェタ・ケ・ピペリエス・フロリニス)

材料:(メゼとして4人分/1〜11/4カップ分)
米なす...1個(350gぐらい)
赤パプリカ(またはフロリナペッパー)...小1個
ニンニク...1/2〜1かけ(おろして小さじ1/4〜1/2)
フェタチーズ...40g
塩...小さじ1/6〜1/4
オリーブオイル...大さじ1〜2
ワインビネガー...小さじ11/2
パセリみじん切り...大さじ1

なすは洗って、破裂防止のため包丁の先などで数箇所軽く刺しておく。グリルで全面をじっくり焼き、皮が焦げて果肉が柔らかくなったら取り出す。パプリカもなすと同様に皮が焦げるまでグリルで焼いておく。

パプリカの方が先に焼けるので取り出し、粗熱が取れるまで置く。皮を剥いて、ヘタと種を除く。

なすはヘタの部分を持ち、縦半分に切ってザルに入れる(ヘタで繋がっていてOK)。熱いうちに手で皮を剥くかスプーンで果肉を皮から取り出し、ザルに入れたまま冷めるまで置いて余分な汁気をきる。

焼きなすはざく切り、パプリカは小さめに切って浅いボウルか皿に入れ、フォークで潰しながら混ぜる。すりおろしたニンニク、フェタチーズ、塩、オリーブオイル、ワインビネガーを順に加えていき、フォークで潰し混ぜる。最後にパセリを加え混ぜ合わせる。

2014.05.29 melitzanosalata12014.05.29 melitzanosalata2
FPを使わないので洗い物も少なく、程よい食感に仕上がります。

器に盛り、好みでオリーブオイルやパセリ(分量外)をトッピングする。

MEMO:焼きなすの汁気を切るのは仕上がりが水っぽくなるのを防ぐためと、灰汁抜きのためです。なすやパプリカの大きさによって量が変わるので、調味料は味見しながら加えた方がいいです。普通のなすで作る場合、4個ぐらいでいいかと思います。

※参考までに、今回使ったナスの重さは生の時点で351g、焼いたものが259g、さらに汁気を切った状態では170gでした。