載せそびれて後回しにしてたらもう復活祭間近ですが、冬の自分的パイブームの時にふと思い出したのがキャベツ漬けの入ったパイでした。
久々にあれを作ってみようか……なんて思ったのですが、なんとなんと、2006年に作って以来です!
恐ろしいですね〜。ちょっとボーっとしてたら数年経ってそうな。

2015.01.25 armiopita

そんなに長い間作らなかったのは、初めて作ってみたあの時にそれほど美味しいと思わなかったからなんですが。最近10年ぶりのパイブームが自分の中で巻き起こっているおかげで、過去に作ったパイのこともいろいろ思い出していたわけです。


2015.01.16 lahano toursi

気が長い私のことですから、キャベツを漬けるところから始めますよ。北ギリシャ風のキャベツ漬けは近所では売ってないし、自作の方が市販品よりマイルドというのもありますが。

ロールキャベツにする場合は大きいままで漬けるけど、刻んで料理に使う場合は容器に収まりやすいくし切りで(ザワークラウトみたいに最初から刻んでもいいでしょうが)。あまり塩辛すぎない塩水(2〜2.5%ぐらいだったと思います)を作り、キャベツを漬けます。おまじない程度にレモンも絞って入れると爽やか。

ほんとは重石もするといいのですが、そんなに長いこと漬けないし冷蔵庫で漬けちゃうし、パイ1台分くらいの量なら1kg容量ギリシャヨーグルトの空き容器で適当に漬けています。この容器が本当に便利!うちの冷蔵庫はギリシャヨーグルトの容器だらけの時もよくあり、どれに何が入ってるかは私しか区別がつきません(笑)
毎日様子を見て、浮いてるキャベツは沈め(またすぐ浮いても大丈夫です)、味見をします。1〜2週間ほどで程よく発酵してきてるはず。もっと長く置いてもすぐに味がきつくなりすぎることはないですが、長くて1ヶ月計画ぐらいでいいと思います。


2015.01.25 lahano toursi

北ギリシャ風キャベツ漬けを、ざくざく刻み。
玉ねぎと一緒に炒めて、チーズや卵を加えフィリングを作ります。キャベツ漬けの塩気があるのでチーズの塩気や味つけに注意。アンソティロ(リコッタに似たギリシャチーズ)使用、フェタチーズ使用と2度作ってみたのですが、フェタチーズの方が味・食感ともに好みでした。


2015.01.25 armiopita1

生地はマケドニア風スフォリアータです。
ちなみに断食仕様にする場合、生地に塗る油脂は植物性の油を使い、フィリングは卵やチーズを入れずに作ります。


2015.01.25 armiopita2

上の生地もかぶせて留め、好みで切り目を入れます(この方が、あとで切り分けやすいです)。多めに油脂塗りをし、オーブンへ。


2015.01.25 armiopita3

レシピを改良しようと思って作ったのですが、あとで見返してみたら過去記事に載せたのとほぼ同じでした。
それなのに好みが変わったのか技術が上がったのか?今回はなんだか美味しくて、お気に入りパイのひとつに。冬の間に2度作ってしまいました。

レシピはこちら→北ギリシャ風キャベツ漬のパイ(アルミオピタ)
生地のレシピ改良版→マケドニア風折りパイ生地

最近は疲れて寝てることが多かったのでパイ作りはできてないですが、春の食材でもまたいろいろ作ってみたいです^^


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ