我が家では毎週日曜はピザ曜日なのですが、昨日は家族が観劇やパーティーで留守にしていたので予定変更。でも軽く食べられるものを一応用意しておこうと、ポロ葱のパイを焼いておきました。

2016.01.17 prasopita
Πρασόπιτα

久しぶりに、フィロ生地を一枚一枚のばす方法で^^
油脂を塗って重ねてのばす方法が作りやすく(下記レシピのMEMO参照)、皆さんに試してもらいたいレシピとしてもおすすめなのですが、時間と気分に余裕のある時は、少し手間のかかる方法で作るのも楽しいのです。

生地の枚数は単純に上下それぞれ4枚にしました。生地は好みで何枚でもアリなんですが、真ん中にもうちょっとボリュームが欲しいな〜と思いつつも、あまり枚数が多いと端が生地多すぎになるのですよね。もちろん、合間の生地を型の直径ギリギリにして、縁が厚くなりすぎないようにしてもいいです。

ポロ葱(リーク)のパイは度々作っているもので、その時の気分で生地もフィリングも成形や切り方もいろいろ。レシピとしては2つのタイプを過去にご紹介しています。

今回の作り方も記録として書いておきますので参考までに。分量などアバウトで適当に作ってもきっとおいしいはずなので、気軽にお試しください。

【関連レシピ】
リークのパイ
ポロ葱とチーズの揚げパイ


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ


ポロ葱のパイ(プラソピタ)

材料:(直径18cmのパイ皿一台分)
フィロ生地:
中力粉...180g
塩...小さじ1/4
水...約80ml
ワインビネガー...小さじ1/2
オリーブオイル...大さじ1
コーンスターチ(打ち粉用)...適量
オリーブオイル(塗る用)...適量
フィリング:
ポロ葱...正味350g
オリーブオイル...大さじ2
塩、胡椒
フェタチーズ...120g(味が物足りない場合は他のチーズも足すといい)
小麦粉...小さじ2
ディルみじん切り...大さじ2

生地を作る。ボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜる。水、ワインビネガー、オリーブオイルをあわせて加え混ぜ、必要なら水または小麦粉を足して硬さを調節し、べたつかない程度に柔らかめの生地になるようにする。なめらかになるまで手で捏ね、覆いをして1時間くらい休ませる。

フィリングを作る。ポロ葱は緑の部分も硬くなければ使う。上の方は中に土が入っていたりするので特に注意して洗い、縦半分に切ってからざく切りにする。

鍋にポロ葱と塩適量、オリーブオイルを加え混ぜ、蓋をして中火にかける。焦がさないよう火加減し、ポロ葱の水分で蒸すようにして炒める(焦げ付きそうなら水少量を加える)。最後、蓋を取って余分な水分を飛ばし、柔らかくなったら火から下ろし粗熱がとれるまで置く。

2016.01.17 prasopita1

砕いたフェタチーズ、小麦粉、ディルを加え、胡椒と必要なら塩も加え味をととのえる。

生地を8つに分けて丸め、まずは下の生地4つをのばす。コーンスターチで打ち粉をし、それぞれある程度の大きさになるまで麺棒でのばす。先にのばした生地からまた順番に、型に入れて端が少し垂れるぐらいの大きさにのばしていく。
のばし方:生地を手前少し残して麺棒に巻きつけ・巻き戻す動きと、麺棒に巻いた生地の中心から外側に向かって両手をスライドさせる動きを組み合わせて手早くのばす。生地の向きを変えながら同じ動作を繰り返し、薄くのばす。これが難しい場合は生地をなるべく破らないよう、手でひっぱってのばしてもよい。この時、中心よりできるだけ端が薄くなるよう注意すると仕上がりがよくなる。

オーブンを190℃に予熱する。

2016.01.17 prasopita2

オリーブオイルを塗った型に、のばした生地を敷く。それぞれの生地にオイルを薄く塗りながら、4枚重ねる。

2016.01.17 prasopita3

フィリングを入れ、生地の端を(多すぎれば余分は切り落として)フィリングの上にかぶせる。

2016.01.17 prasopita4

残りの生地も同様にのばしてオイルを塗りながら重ね、フィリングの上にゆるくかぶせる。端は底に折り込む。上にオイルを少し多めに塗り、よく切れる包丁で上の生地に切り目(あとで切り分けたい大きさに)を入れる。

オーブンに入れ、きつね色になるまで約40分焼く。フィリングが落ち着くまで少し休ませてから切り分ける。

MEMO:フェタチーズでなく、溶けるタイプのチーズを使ってもおいしいです。あまり癖のない牛乳や羊乳のチーズを使ったり、一部リコッタチーズを混ぜても。
もっと手軽に作るには、生地をマケドニア風スフォリアータで。こちらのレシピの生地を使ってください。