少し前に、フロリナペッパーをたて続けに頂きました。
赤いバナナピーマンのような野菜なんですが、うちでは赤はあまり人気がなく、それだけをいっぱい食べることがあまりない……。

2016.07.28 baked pasta1

そんな我が家でも結構重宝するのが「とりあえず焼いてペーストにした」ものです。
ローストしたフロリナペッパーまたは赤パプリカは、皮や種を除き、FPで粗めのペーストに。この時、なすもあれば焼きなすにしたのを一緒に潰します(割合は、パプリカをかなり多めに)。
鍋ににんにくとオリーブオイルを熱して香りが立ったところにこのペーストを入れ、少し煮詰めます。味付けは塩とワインビネガーを入れてますが、薄味にしておくといろいろ使いやすいです。

できあがったペーストは、ちゃんとした方法で瓶詰めするか冷凍すれば長期保存できるし、そうでなくても表面が空気に触れないようオイルでカバーしておくと、冷蔵庫でそこそこ日持ちします。
そのままソースとして食べるほか、フェタチーズなどと混ぜてディップに、リゾットやパスタに……といろいろ使えるのですが、このソースで肉の煮込みを作るととてもおいしいので気に入っています。


2016.07.28 baked pasta2

よく作るのは、ポークの煮込み。今回はちょっと汁っぽくなってしまったのと、肉がそれほどいっぱいなかったので、パスタで嵩増し作戦(笑)
ギリシャでポピュラーなユベチの要領で、チューブ型のパスタをオーブンで炊きました。

耐熱容器に人数分の乾燥パスタを入れ、煮込みをのせて、水加減・塩加減します。ホイルで覆って、オーブンで焼いてできあがり。最後、フェタチーズとミジスラチーズ(※)をトッピングし、少し蒸らしました。仕上げには、タイゲトス山のオレガノをパラパラ。
これは鍋でも作れないことはないのですが、オーブンの方が満遍なく火が回るのか食感よく仕上がるし、底にくっつくこともほとんどないのでおすすめです。


2016.07.28 baked pasta3

肉と野菜のうまみをたっぷり吸ったパスタは、茹でたのとはまた違う、むっちりとした食感♪
予想どおり、肉そっちのけでパスタの取り合い状態となりました。


※ミジスラチーズは、リコッタのギリシャ版のようなチーズ。やわらかくフレッシュな状態のほか、塩をして熟成&乾燥させてハードチーズもあります。今回使用したのはハード(ドライ)タイプのミジスラ。すりおろしてパスタなどにかける使い方が一般的です。


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