日本はクリスマスもすでに終わった感があるかと思いますが、こちらは今日が本番。なんだかんだでお菓子もひと通り用意したし、あとは簡単な肉料理など作る予定です。
Χριστόψωμο
いつもは作らないギリシャのクリスマスブレッドも焼いたし、結局は例年より張り切ってるみたいになってしまいましたが、まったくそんなことはありません。
ギリシャでクリスマスの日に食べる、「フリストプソモ(クリストプソモ)」と呼ばれるパン。キリストのパンという意味です。
これってどれぐらい一般的なのかわかりませんが、夫はこれが何かを知らなかったぐらい……いくら彼の実家で食べる習慣がなかったとは言え、ギリシャ人ならみんな知ってると思ってたのですが。新年に食べる、コインの入ったケーキまたは菓子パン「ヴァシロピタ」はあちこちで売られているのだけど、フリストプソモはそれほど見ない気がします(クリスマスにパン屋さんへ行ったことがないのでよく知りませんが)。
フリストプソモは普通の食事パンに近いシンプルな生地でも作られますが、甘い香りのスパイス、バターまたはオリーブオイル、ナッツ、オレンジ、ドライフルーツなどを入れたほんのり甘いパンにすることが多いです。今回私が作ったのは、以前レシピを載せたオレンジとチョコチップのチュレキとほぼ同じ生地で、風味付けにマスティハとカルダモンをすり潰して加えてあります。
ナッツやドライフルーツのたっぷり入ったのが食べたかったので、数年もののメタクサ漬けレーズン(干しいちじくも入れるつもりが忘れてた……)、くるみ、アーモンド、そして、ギリシャの伝統からは外れますが白花豆のグラッセを入れてあります。
飾りのモチーフは定番かつ簡単な十字の模様で。生地にいろいろ入ってるとモチーフが作りにくいので、ナッツなど練り込む前の生地を飾り用に適量とっておきます。あと、本当は殻つきのくるみを飾りに使いたかったのだけど、わざわざ買いに行くほどでもないかな〜と、剥いたやつにしました。若干焦げてます(笑)
切るとこんな感じ。真ん中あたりに写ってる白っぽいのが白花豆のグラッセです。ギリシャで白花豆はギガンデスと呼ばれ、トマト味で煮たりしたのがよく食べられますが、お菓子に使うと言うと結構びっくりされます。ギリシャでは野菜をシロップ煮にしたお菓子もあるぐらいだし、豆も口に合うと思うんですけどね。味的には栗のようでもありますし、豆入りだとなんとなく縁起がいいような気がしませんか?
ちなみにギリシャに甘い豆が全くないわけでもなく、聖バルバラのお菓子(ノアの箱舟にちなんだトルコのお菓子アシュレと同じ?ですが、ギリシャでは12月4日聖バルバラの日に食べます)には麦やドライフルーツ、ナッツと一緒に豆も入れたりします。
メロマカロナやクラビエデスも、毎年作ってると休むわけにはいかず……。ミニサイズで、クラビエデスとチョコがけメロマカロナはナッツ嫌いな次女のためにナッツ抜きのも作りました。
かなり適当な、ギガンデスのグラッセ。甘納豆のつもりで作り始めたのだけど、途中で気が変わってパンに入れたりしようと思いついたので。
これも思いつきで作ったもの。求肥で包んで、ひとくちサイズのお餅にしました。やっぱり日本人なので、和風のお菓子があるとお茶の時間が幸せです。
ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
Χριστόψωμο
いつもは作らないギリシャのクリスマスブレッドも焼いたし、結局は例年より張り切ってるみたいになってしまいましたが、まったくそんなことはありません。
ギリシャでクリスマスの日に食べる、「フリストプソモ(クリストプソモ)」と呼ばれるパン。キリストのパンという意味です。
これってどれぐらい一般的なのかわかりませんが、夫はこれが何かを知らなかったぐらい……いくら彼の実家で食べる習慣がなかったとは言え、ギリシャ人ならみんな知ってると思ってたのですが。新年に食べる、コインの入ったケーキまたは菓子パン「ヴァシロピタ」はあちこちで売られているのだけど、フリストプソモはそれほど見ない気がします(クリスマスにパン屋さんへ行ったことがないのでよく知りませんが)。
フリストプソモは普通の食事パンに近いシンプルな生地でも作られますが、甘い香りのスパイス、バターまたはオリーブオイル、ナッツ、オレンジ、ドライフルーツなどを入れたほんのり甘いパンにすることが多いです。今回私が作ったのは、以前レシピを載せたオレンジとチョコチップのチュレキとほぼ同じ生地で、風味付けにマスティハとカルダモンをすり潰して加えてあります。
ナッツやドライフルーツのたっぷり入ったのが食べたかったので、数年もののメタクサ漬けレーズン(干しいちじくも入れるつもりが忘れてた……)、くるみ、アーモンド、そして、ギリシャの伝統からは外れますが白花豆のグラッセを入れてあります。
飾りのモチーフは定番かつ簡単な十字の模様で。生地にいろいろ入ってるとモチーフが作りにくいので、ナッツなど練り込む前の生地を飾り用に適量とっておきます。あと、本当は殻つきのくるみを飾りに使いたかったのだけど、わざわざ買いに行くほどでもないかな〜と、剥いたやつにしました。若干焦げてます(笑)
切るとこんな感じ。真ん中あたりに写ってる白っぽいのが白花豆のグラッセです。ギリシャで白花豆はギガンデスと呼ばれ、トマト味で煮たりしたのがよく食べられますが、お菓子に使うと言うと結構びっくりされます。ギリシャでは野菜をシロップ煮にしたお菓子もあるぐらいだし、豆も口に合うと思うんですけどね。味的には栗のようでもありますし、豆入りだとなんとなく縁起がいいような気がしませんか?
ちなみにギリシャに甘い豆が全くないわけでもなく、聖バルバラのお菓子(ノアの箱舟にちなんだトルコのお菓子アシュレと同じ?ですが、ギリシャでは12月4日聖バルバラの日に食べます)には麦やドライフルーツ、ナッツと一緒に豆も入れたりします。
メロマカロナやクラビエデスも、毎年作ってると休むわけにはいかず……。ミニサイズで、クラビエデスとチョコがけメロマカロナはナッツ嫌いな次女のためにナッツ抜きのも作りました。
かなり適当な、ギガンデスのグラッセ。甘納豆のつもりで作り始めたのだけど、途中で気が変わってパンに入れたりしようと思いついたので。
これも思いつきで作ったもの。求肥で包んで、ひとくちサイズのお餅にしました。やっぱり日本人なので、和風のお菓子があるとお茶の時間が幸せです。
ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ