日本のミックススパイス、七味唐辛子。それのギリシャ版を作ってみたら面白そう……と、もう何年も前から思っていました。
Κοτόπουλο σουβλάκι με "Ελληνικό shichimi togarashi"
スパイスやハーブなどを混ぜるだけなので簡単なものではあるんですが、さあやろう!ってなかなかならないのが私の悪い癖です(ここ2年ぐらいは心を入れ替え、ちょっと頑張ってるつもり……)。あと、数多くある材料からどれを選ぶかで結構迷うんですよね。本家日本の七味唐辛子も、作り手によって材料や配合が少しずつ違ってきますし。
日本の七味と同じく赤唐辛子を軸に、とりあえず作ってみたのがこちらです。
一番奥の黒いのから時計回りに:ニゲラ、ごま、マスティハ、オレガノ、赤唐辛子、クミン、レモンの皮、ガーリックパウダー(真ん中にポチッとあるの)。
唐辛子は、ブコボと呼ばれる粗い赤唐辛子フレークをふるって細かい部分を使用。その他の材料も、日本の七味唐辛子の材料に照らし合わせて似た系統の風味や役割を持つものを考えて選んでみました。最初はきちっと7種類で作ろうと思いつつ8種類の材料を使ってますが、ガーリックは気持ち程度(抜いてもいいです)、もしくはニゲラとごま合わせてひとつにカウントという若干のチートが入っています。配合は適当でいいですが、クミンやガーリックといった強い香りのものは少なく、レモンやオレガノなどさわやかな香りの材料を多めに入れるとバランスがよくなる気がします。
もちろんこれは一例で、たとえばレモンの代わりに他のかんきつ類(オレンジ、マンダリン、ベルガモットなど)、オレガノの代わりに他のハーブ(タイム、セイボリー、ディルなど)という風に置き換えていくといろんなバリエーションを楽しむことができます。
さて、試食タイム。ギリシャ人が大好きなスブラキです。
一般的にスブラキというと、豚肉もしくは鶏肉を竹串に刺してシンプルな味付けで焼き上げたもの。今回は骨付き鶏もも肉を捌いて、皮付き肉のチキンスブラキにしました。敢えて下味をつけてマリネせず、焼く時に塩胡椒。焼き上がり一歩手前でレモン汁とマスタードをあわせたものをさっと塗って香ばしく焼き上げました。そして、仕上げにたっぷりのギリシャ七味!シンプルながらそれぞれの材料が個性を発揮していて、期待通りのおいしさに満足です。
もう一品、ブイヨンの類を使わない超シンプルなトマト味のヌードルスープにふりかけてみました。汁麺的なものに七味、ギリシャ版にしてもやっぱりおいしいですね。チキンスープやトラハナスープなどにもギリシャ七味が我が家の定番になりそうです。
****************************************************
誤解があるといけないので、もう一度書いておきます!
ギリシャ料理に七味唐辛子はなく、今回ご紹介した「ギリシャ七味」は私が考えたモダンギリシャ料理 / フュージョン要素の入ったものです。
ところで、ツイッターで繋がっているベルギー在住のMiwa Biereさん(海外で作る和食をいろいろ紹介されてる方です)もベルギー版の七味唐辛子を考えておられるそう。自家製好きな人の考えることって似てて面白い♪いろんな国のイメージで七味唐辛子を作ったら楽しそうですね。
ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
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日本の七味と同じく赤唐辛子を軸に、とりあえず作ってみたのがこちらです。
一番奥の黒いのから時計回りに:ニゲラ、ごま、マスティハ、オレガノ、赤唐辛子、クミン、レモンの皮、ガーリックパウダー(真ん中にポチッとあるの)。
唐辛子は、ブコボと呼ばれる粗い赤唐辛子フレークをふるって細かい部分を使用。その他の材料も、日本の七味唐辛子の材料に照らし合わせて似た系統の風味や役割を持つものを考えて選んでみました。最初はきちっと7種類で作ろうと思いつつ8種類の材料を使ってますが、ガーリックは気持ち程度(抜いてもいいです)、もしくはニゲラとごま合わせてひとつにカウントという若干のチートが入っています。配合は適当でいいですが、クミンやガーリックといった強い香りのものは少なく、レモンやオレガノなどさわやかな香りの材料を多めに入れるとバランスがよくなる気がします。
もちろんこれは一例で、たとえばレモンの代わりに他のかんきつ類(オレンジ、マンダリン、ベルガモットなど)、オレガノの代わりに他のハーブ(タイム、セイボリー、ディルなど)という風に置き換えていくといろんなバリエーションを楽しむことができます。
さて、試食タイム。ギリシャ人が大好きなスブラキです。
一般的にスブラキというと、豚肉もしくは鶏肉を竹串に刺してシンプルな味付けで焼き上げたもの。今回は骨付き鶏もも肉を捌いて、皮付き肉のチキンスブラキにしました。敢えて下味をつけてマリネせず、焼く時に塩胡椒。焼き上がり一歩手前でレモン汁とマスタードをあわせたものをさっと塗って香ばしく焼き上げました。そして、仕上げにたっぷりのギリシャ七味!シンプルながらそれぞれの材料が個性を発揮していて、期待通りのおいしさに満足です。
もう一品、ブイヨンの類を使わない超シンプルなトマト味のヌードルスープにふりかけてみました。汁麺的なものに七味、ギリシャ版にしてもやっぱりおいしいですね。チキンスープやトラハナスープなどにもギリシャ七味が我が家の定番になりそうです。
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誤解があるといけないので、もう一度書いておきます!
ギリシャ料理に七味唐辛子はなく、今回ご紹介した「ギリシャ七味」は私が考えたモダンギリシャ料理 / フュージョン要素の入ったものです。
ところで、ツイッターで繋がっているベルギー在住のMiwa Biereさん(海外で作る和食をいろいろ紹介されてる方です)もベルギー版の七味唐辛子を考えておられるそう。自家製好きな人の考えることって似てて面白い♪いろんな国のイメージで七味唐辛子を作ったら楽しそうですね。
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