先月のことですが、ちょっと用事があってピリオ山へ行ってきました。

IMG_20190511_150141

マクリニッツァやポルタリアといった観光客に人気の村へは今回行かず、向かったのは山の反対側。ひっそりとした村を、ちょっと散歩してみました。


IMGP0150 - Copy

屋根のディテールに見入ったり...


IMGP0142 - Copy

純白をバックにカラフルな植木鉢が可愛い肉屋さんを覗いてみたり。閉まってましたけど。
店の前には肉を吊るすフックがずらりと並んでいたけど、イースターやクリスマス以外はほとんど使わないだろうなぁ。


IMGP0143 - Copy

ピリオは水源が豊かなようで、あちこちに湧き水が流れていたのが印象的です。
木からも水が出てましたが、後ろに回って見てもどこに繋がっているのかよくわかりませんでした。


IMGP0133 - Copy

素敵な教会の周りもじっくり見てみました。


IMGP0137 - Copy

写真ではほとんど見えませんが、プリミティブな作風のレリーフで飾られた壁に興味をひかれました。全部意味がわかったら面白いでしょうね。


IMGP0138 - Copy

これも同じ教会。飾り皿が埋め込まれた外壁も素敵。


IMGP0134 - Copy

しかしこの村、外で作業をしてるおじさん達とカフェにいた数人以外は猫ぐらいしか見かけなかったです。


IMGP0148 - Copy

猫は可愛いですね。


IMGP0149 - Copy
IMGP0135 - Copy

花も綺麗。


IMG_20190511_164450

村のはずれにあったメルヘンなおうち。


IMGP0145 - Copy

実は、はるばるピリオに来たからには食べたいものがあったのですが、なんとお店が潰れててがっかり 食材はいっぱい生えていたけど、すでに育ちすぎていたし。


IMG_20190511_192720

仕方ないので別の店に行こうということに。ピリオの他の村という選択肢もあったのだけど、食後のぐねぐね山道は子供たちにはきついかな〜と、ヴォロスまで下って晩ごはんにしました。
ピリオ山の名物チチラヴラは好きなのでいつも頼んでしまいます。そんなモリモリ食べるものでもないような気がするんですが、たっぷり山盛り。


IMG_20190511_193959

今回チプラディコ(チプロとおつまみを出す居酒屋的な店)ではなく次女も食べられるものがありそうな店に入ってみたんですが、なかなかおいしかったです。私はエイのフライを共食い(笑)
添えてあるのはスコルダリァホルタ。日本から戻ってすぐだったので、久しぶりのギリシャ料理に「これこれ〜!私にはこの味も必要!」と、ギリシャ料理愛を再確認しました

※一応説明しておくと、詳細省きますが私のHNはギリシャ語でエイという意味です。



そんなわけで心残りがあったピリオでの遠足でしたが、その話を妹にしたら私が食べたかった料理を作ってみたいというのでレシピを伝授しました。

61764701_10215767403112687_4680040624806690816_n

できあがったのがこちら、蕨のケフテデスです(妹撮影)。ギリシャ料理でケフテデスもしくはケフテダキァというのはミートボールのことですが、お肉を使った本当のミートボールよりもはるかに種類が多い「偽ミートボール」。主に野菜を使ってミートボールに見立てた料理で、ピリオ山のフテロケフテデス(シダのミートボール)もそのひとつです。


61905318_10216478384405963_8900723991816175616_n

ポテトをベースに、たっぷりの蕨とオレガノやフェタチーズを混ぜ込んであります。おいしかったそうで何よりだけど、私も食べたかった〜
日本にいた時に思い出してればよかったのだけど、すっかり日本食モードで忘れてたのが残念。また次のチャンスを気長に待つことにします。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ