復活祭に向けて、動物性の食品をとらない断食期間が昨日カサラ・デフテラから始まりました。
うちは断食はしないので普通に肉も卵も乳製品も食べますが、行事としてこの日は特別なメニューを毎年楽しんでいます。

2020.03.02a

ちょっと節約モードだったのと、買い物をあまりできなかったので割とシンプルに……。

・イカ墨ごはん(スピオピラフォ)
・バナナピーマンローストのマリネ
・タラモサラタ
・ラガナ

植物性の食品、そして血の出ないシーフードなら何でもOKなので(厳しくやる人はオイルも不使用だったりしますが)カサラ・デフテラの食卓はシーフードのご馳走が並ぶという家庭が多いです。

これだけは外せない!という一品はラガナ。平たく大きく焼いたパンで、ゴマを散らしてあります。元々はイーストを使わないパンとのことですが、現代見られるのは普通に発酵させたパンなのでおいしく食べられます。こちらも定番のタラモサラタをラガナにつけて食べると最高!ごくシンプルにやるなら、ラガナとタラモサラタ、あとはオリーブやピクルスがあると立派なカサラ・デフテラメニューになります。

とは言え、せっかくシーフードを食べる日なのでちょっと自分を甘やかしたく、今年は甲イカを買ってきてもらいました。何にしようかな〜と考えた結果、副材料に乏しかったのでシンプルな墨煮に。これはそのまま食べてもいいおつまみになるし、こうやって米やパスタとあわせても。リゾット……と呼びたくなるかもしれませんが、ギリシャでよく作られる「ピラフィ」は作り方が違うので「ごはん」と呼んでおきます。ピラフィ=ピラフでもいいんですが、ピラフと言うとパラッとしたイメージで誤解されるかもしれないので難しいですね。

イカやタラマを食べるのは私だけなので、家族は断食メニューじゃないものに。赤魚のプラキ、チキンのシーザーサラダなどを作りました。うちは誰も宗教を気にしないとは言え、仏教徒の私が断食メニューでクリスチャンの家族が普通メニューというのがなんだかおかしかったけど、みんな満足なのでよしとします。


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