どこも新型コロナウイルスで大変な今日この頃。

2020.03.20 pastitsio
Παστίτσιο χωρίς μπεσαμέλ

日本では休校のため余った給食用の食品無駄にならないようにと牛乳消費レシピなどがSNSで多く投稿されてましたが、うちは逆に消費を抑える努力をしています。

幸いギリシャでは酷い買い占めなどは起こっていないため(初期だけ、小麦粉、米、パスタが品薄になってました)スーパーに食品は豊富にあるものの、外出を最低限にしたいので「ちょっと牛乳が切れたから」というような買い物を減らしたいところ。牛乳は週に2〜3リットル使うのですが、いっぱい消費するような料理やお菓子はなるべく控えています。

たとえばパスティチオ。チューブ型のパスタとミートソース、ベシャメルソースを重ねて焼いた料理です。子供が食べたがってたので作ろうと思ったのだけど、買い物日を前に牛乳が残り少ない……そこで、昔作った「シミ島風パスティチオ」をふと思い出しました。

過去記事はこちら。


パスタとミートソース、卵、牛乳を混ぜて焼くというもの。もしかしたら、ベシャメルを使うタイプが一般的になった以前の古い作り方なのかもしれません。過去記事には詳しい作り方を書いてなかったし、教えてもらったレシピも無くしたのですが、前回は多分全部混ぜるという方法がイマイチだったな〜と思い出し微調整してみました。変更点は、卵液をパスタやミートソースと混ぜないでかけるという箇所です。


さて、ベシャメルなしパスティチオの作り方です。

パスタは穴があいてるタイプ何でもいいですよ。今回はペンネを使いました。
硬めに茹でたパスタとミートソースをざっと混ぜ、耐熱容器に入れて表面をならします。すりおろしたチーズをのせ、卵と牛乳を溶いたものを回しかけてオーブンで焼いてできあがり。

チーズはケファロティリという、塩気強めの羊乳ハードチーズを使いました。すりおろしてパスタにもよく使われるチーズ。ギリシャ国外で手に入りやすいチーズではイタリアのペコリーノなどが近いですが、なければ適当なもので。チーズは間にも挟んでたっぷりで作ってももちろんおいしいですよ。

卵1個につき牛乳1/2カップぐらいで溶きましたが、量はお好み&在庫によって適当で大丈夫。画像のものは4人分で卵1個というギリギリな量で作ってます(私の好みではこの倍くらいが理想)。

ミートソースは冷凍してあったものを使用で、たっぷり入れたおかげか昔作った時よりもおいしかったです。ベシャメルを使うものより簡単なので、ぜひお試しください。


________________________________

【追記】
この記事は3月21日に書いたのを投稿しそびれていましたが、その後23日からギリシャではロックダウンに入りました。外出する時に許可証(氏名・住所・外出目的などを書いた紙もしくはSMSで申請)とIDが必要という以外は特に生活は変わってないです。皆様も、どうぞ健康と安全第一でお過ごし下さい。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ