以前トマト味でレシピをご紹介したラハノリゾ(キャベツごはん)。
最近よく夫が芽キャベツを買ってたので、それを使ってレモン味のを作ってみました。

2022.03.18 lahanorizo
Λαχανόρυζο με λαχανάκια Βρυξελλών

ギリシャでよく食べられる野菜のごはんですが、見た目はちょっと汁気があってリゾットのよう。でもアルデンテよりも米はやわらかく、米よりも野菜がメインになる割合で作るのが特徴です。
基本的にブイヨンや肉系のものは入れず、シンプルに仕上げる野菜料理。

ほうれんそうを使ったスパナコリゾが一番ポピュラーで、これはレストランでも結構見かけます(マギリオと呼ばれる、煮込みやオーブン料理専門の食堂で出していることが多い)。次によく作られるのはポロねぎのプラソリゾ、そしてラハノリゾでしょうか。
芽キャベツは普通のキャベツよりも割高ですが、独特の味わいが生きて、とてもおいしいラハノリゾになりました。

ちなみにベルギーのブリュッセルが原産地である芽キャベツは、ギリシャでは日常的に食べられることは多分あまりなく、買っている人をよく見かけるのはクリスマス〜新年のホリデーシーズン。ローストのサイドディッシュというヨーロッパ風の食べ方をすることが多いようです。

日本では今の時期に芽キャベツがよく売っているようなので、ぜひお試しください。


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芽キャベツごはん(ラハノリゾ・メ・ラハナキァ・ヴリクセロン)

材料:(2人分)
芽キャベツ...250g
玉ねぎ...小1/2個
オリーブオイル...大さじ3
米...大さじ4
塩、こしょう
ディルみじん切り...大さじ2
レモン汁...大さじ1〜好みの量

2022.03.18 lahanorizo1
芽キャベツは傷んでる葉があれば除き、4つに切る(写真のように、ばらけてる葉もあった方がいい)。玉ねぎは薄切りか粗みじん切りにする。

鍋に玉ねぎとオリーブオイルを加え、ふたをして弱火にかける。時々かき混ぜながら色づかせないように炒め、やわらかくなったら芽キャベツと塩ひとつまみを加え、1〜2分炒める。

2022.03.18 lahanorizo2
米を軽く洗って加え、少しかぶるくらいに水を加える。ふたをして、弱〜中火(軽くグツグツ煮えるぐらい)で煮る。

時々ふたを取ってかき混ぜながら様子を見、必要なら適宜水を足す。米がアルデンテになったらディルを加え、米の芯がなくなるまで煮る。最後は少し汁気があるように仕上げ、塩、こしょう、レモン汁、オリーブオイルで味をととのえる。

MEMO:米はパーボイルドライスを使ってますが(サラッと仕上がります)、リゾット用の米や普通の米でもいいですし、お好みで。
ディルは、なければ省いても結構です。乾燥ディルは試したことがないですが、多分おすすめできないです。生のディルを買っても使い切れないという方、余った分は刻んで冷凍しておくといいです。サラダなどには見た目があまりよくないですが、加熱調理する料理には普通に使えます。

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