ギリシャは今、3週間に渡るカーニバルシーズンの2週目。

2023.02.16
この週は肉週間。復活祭に向けての長い節食期間に入る前に肉を食べておくのですが(ただし厳密には水曜は油もなし、金曜は油やお酒は摂ってもいい節食)そのハイライトとなるのが木曜日。肉を焼く時に焦げて煙が出た匂い(チクナ)の木曜日(ペンプティ)という意味でチクノペンプティと呼ばれ、その名の通りこの日はギリシャ中にバーベキューの匂いが漂います。

肉を焼いてお祭り騒ぎをする風習は元々は古代ギリシャ・ローマ時代のもので、それがキリスト教の行事に受け継がれていると考えられています。

うちは節食もしないし別にいいかな……と思いつつ、やはり行事食の魅力には抗えず昨日は肉のメニュー。毎週土曜も似たようなものを食べてるので、ちょっと趣向を変えて「ポークチョップの、あのお店っぽいやつ」にしてみました。

薄めに切ったポークチョップをこんがり焼いて山積みにし、お供には浅いステンレス皿で焼いたトマトとフェタと唐辛子。ブユルディという料理のバリエーションのような感じです。
あとは、焼いた肉にぴったりなジャジキとオニオンスライス。ギリシャの焼肉料理ってそれ自体はシンプルな味つけなんですが、サイドディッシュとの組み合わせがいいんですよね。レシピ本の「ギリシャのごはん うちで楽しむ、とっておきレシピ74 増補新装版 (旅のごはんBOOK) 」でもいろいろ紹介してますので、ぜひお試しください(宣伝)。


明後日の日曜日はアポクレオと呼ばれ肉とさよならする日。ギリシャ正教の節食ルールに従う場合この日で肉は断って、復活祭(今年は4月16日)まで一切口にしません。


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