フリストス・アネスティ!(ハリストス復活)
今日は、ギリシャ正教含む東方教会のイースターサンデーです。

2023.04.15 easter
ギリシャで最も盛大にお祝いされる大きな行事が復活祭(ギリシャ語ではパスハ)。行事食としては、動物性の食品を節食する長い断食が明けた途端に肉料理のオンパレードになります。
特にラムや仔山羊の料理が定番で、豪快に丸焼きをするおうちも多いですが、うちは家族がラム肉をあまり食べないので、代わりにお菓子を沢山作ります。


2023.04.15 easter1
毎年必ず作るのは、チュレキという菓子パンとイースタービスケットです。チュレキは我が家オリジナルのサワーチェリーとチョコのが大人気なのでブログに載せてるレシピの分量よりも多く作るんですが、それでもすぐなくなるから最近は違う種類のも。今回はスタンダードなスパイス類(マスティハ、マプレピ、カルダモン)とオレンジで香りをつけたプレーンなチュレキにしました。


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サワーチェリー&チョコのチュレキは巻き込む作り方にしたけど、練り込んだ方がちょっと潰れたチェリーが生地になじんで美味しい気がします。練り込むと飛び出したチェリーやチョコが焦げやすいという難点があるので、どちらにするか悩むところですが……。
プレーンなチュレキは久々にイースターエッグを埋め込んで焼いてみましたが、こちらは生地が開いてしまったので出来がいまいち。

イースタービスケットは、夫の友人のお母さんに教えてもらったのを作り続けています。これもオレンジ風味などバリエーションがあるんですが、バターと卵とバニラのやさしい風味のが好きすぎてずっとこれ。

ビスケットのお皿で、後ろに並んでいる風合いが少し違う輪っかはここ数年復活祭にも作っているシミ島のクルラキァ。ブティレニァ(バター風味の)と呼ばれるけど前述のイースタービスケットよりもかなりリーンな感じでチーズなんかと一緒に軽食にもぴったりな味わいです(これはかなり試作を重ねたレシピで、大事にしすぎて今のところ未発表。作り方が気になっている方すみません)。

フレッシュチーズを詰めたお菓子も2種類。葉っぱの下に隠れてるのはレシピ未発表ですが、レシピ本にはクレタ島のリフナラキァというお菓子を自家製チーズで作る方法で掲載、CLASS101ではサントリーニ島のメリティーニャ(今回も作ったお菓子のひとつで、手前の方)をご紹介しています。このようなチーズのお菓子は特にエーゲ海の島々に多くのバリエーションが見られ、復活祭の定番お菓子でもあります。ちなみに似たようなお菓子がイタリアのプーリア地方やサルデーニャ、シチリア辺りにもあり、復活祭によく作られるそうです。


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ギリシャでのイースターの祝い方などご紹介した記事です。


イースターに食べる定番ビスケットのレシピ。


イースターに欠かせない菓子パン「チュレキ」。伝統的なものはマスティハやマフレピといった香料を入れますが、こちらは日本で入手しやすい材料で作ったアレンジです。


我が家で一番人気の変わりチュレキのレシピ。


Twinkle Japanのブログ記事「イースターエッグのまとめ」にて拙ブログをご紹介いただきました。



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