ドレンチェリーって子供の頃は苦手だったけど、今ではレトロな見た目にキュンとするようになりました。

Πανιεράκια
日本で言うところの「昭和を感じさせるような」レトロ菓子はギリシャでは今でも結構見かけるので、自分の誕生日のケーキやたまのご褒美はそういうのを選びがちです。
今回ご紹介するお菓子は、シミ島のパニェラキァ(パネラキァ、“小さな籠”という意味)。夫の家族のルーツのひとつであるシミ島には郷土菓子が結構いろいろあって、これもそう。秋に作ったジャムの使いみちは何がいいだろうと考えていて思い出しました。くるみのフィリングをジャムを入れて焼いた素朴なタルトです。

このお菓子は12月のはじめに作ってたのですが、行事やら仕事やらで記事を書きそびれていたら何のジャムだったか忘れてしまいました。やっぱり作ったら早めに記録しないといけませんね。そうそう、季節はずれのぶどうを買ったら美味しくなくてとりあえず適当なジャムにしたのだけど、それに後日やる気とタイミングがあわさった時にマルメロも加え仕上げたのでした。
土台になる生地は、以前載せたパスタ・フローラ(ギリシャでポピュラーなジャムタルト)と同じにしました。ハレのお菓子としてはもっとリッチな配合でもいいのだけど、あまり材料費をかけない気軽さも欲しいので、バターの割合があまり多くないのが自分的には程よいのです。
フィリングのジャムは何でもよくて、マンゴーとかエキゾチックフルーツみたいなのはちょっと違うかな……と思いますが、お好みのものを使って結構です。卵の個数など考慮して作りやすい量でやったら日本の一般的なレシピ分量よりは沢山になってしまったのですが、なかなか美味しいお菓子なのでぜひ作ってみてください。
ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします

人気blogランキングへ

シミ島のナッツ&ジャムタルト(パニェラキァ)
材料:(約18個分)
生地:
バター(室温に戻す)...130g
砂糖...80g
塩...ひとつまみ
バニラまたはレモンの皮すりおろし...少々
卵...M1個
ブランデー...大さじ2
薄力粉〜中力粉...300g
ベーキングパウダー...小さじ1
フィリング:
くるみ...150g
いりごま...50g
シナモンパウダー...小さじ1/4〜1/2
クローブパウダー、ナツメグパウダー...各小さじ1/4弱
砂糖...80g
卵...M2個
好みのジャム...約1カップ
ドレンチェリー...約18個
生地を作る。柔らかくしたバターと砂糖、塩をボウルに入れふわっとしたクリーム状になるまでスプーンなどで混ぜる。バニラかレモンの皮、卵を加え混ぜ、なじんだらブランデーを加えなじむまで混ぜる。小麦粉とベーキングパウダーをあわせて加え、全体に粉が行き渡るまでスプーンで混ぜ、生地がまとまるまで手で軽く捏ねる。
生地に打ち粉をして麺棒で7mm厚さにのばし、10cmの丸型で抜く(もう少し小さめの抜き型を使う場合、若干厚めにのばして型抜きする)。切れ端はまとめて再びのばし型抜きをする。
フィリングを作る。くるみをフードプロセッサーにかけて、粗めの粒が結構あるくらいに粉砕する。いりごまとスパイス類も加え2、3回スイッチを入れてざっと混ぜる。
卵は卵白と卵黄に分け、卵白をボウルに入れ泡立てる。コシが切れて少し泡だってきたら砂糖を加え、つのが立つまで泡立てる。卵黄を加え混ぜ、砕いたナッツを加え全体に行き渡るまで混ぜあわせる。
オーブンは180℃に予熱する。
マフィン型に生地を入れ、指で押して厚さと形をととのえながら型の8〜9分目くらいまでのばす。ジャムをティースプーンに軽く1杯ぐらい底にのばし、ナッツのフィリングを生地の8〜9分目くらいまで入れる。フィリングの真ん中にチェリーをそっとのせ、予熱したオーブンに入れきつね色になるまで約15分焼く。
焼き上がったら型から出し(ナイフの先を使うと出しやすい)冷ます。マフィン型を複数持ってないと一度に全部焼けないので、型を一旦冷ましてから残りの生地とフィリングも同様に成形して焼く。
MEMO:ジャムは大体なんでも結構です。レシピの半量で作りたい場合は生地の卵が1/2個分余りますが、余った卵はフィリングに卵黄を加えるときに一緒に加えてしまって大丈夫です。もしくは、冷凍保存して後日料理などに使っても(冷凍した全卵は解凍すると少しプルプルしたテクスチャになりますが、普通に使えます)。

Πανιεράκια
日本で言うところの「昭和を感じさせるような」レトロ菓子はギリシャでは今でも結構見かけるので、自分の誕生日のケーキやたまのご褒美はそういうのを選びがちです。
今回ご紹介するお菓子は、シミ島のパニェラキァ(パネラキァ、“小さな籠”という意味)。夫の家族のルーツのひとつであるシミ島には郷土菓子が結構いろいろあって、これもそう。秋に作ったジャムの使いみちは何がいいだろうと考えていて思い出しました。くるみのフィリングをジャムを入れて焼いた素朴なタルトです。

このお菓子は12月のはじめに作ってたのですが、行事やら仕事やらで記事を書きそびれていたら何のジャムだったか忘れてしまいました。やっぱり作ったら早めに記録しないといけませんね。そうそう、季節はずれのぶどうを買ったら美味しくなくてとりあえず適当なジャムにしたのだけど、それに後日やる気とタイミングがあわさった時にマルメロも加え仕上げたのでした。
土台になる生地は、以前載せたパスタ・フローラ(ギリシャでポピュラーなジャムタルト)と同じにしました。ハレのお菓子としてはもっとリッチな配合でもいいのだけど、あまり材料費をかけない気軽さも欲しいので、バターの割合があまり多くないのが自分的には程よいのです。
フィリングのジャムは何でもよくて、マンゴーとかエキゾチックフルーツみたいなのはちょっと違うかな……と思いますが、お好みのものを使って結構です。卵の個数など考慮して作りやすい量でやったら日本の一般的なレシピ分量よりは沢山になってしまったのですが、なかなか美味しいお菓子なのでぜひ作ってみてください。



人気blogランキングへ

シミ島のナッツ&ジャムタルト(パニェラキァ)
材料:(約18個分)
生地:
バター(室温に戻す)...130g
砂糖...80g
塩...ひとつまみ
バニラまたはレモンの皮すりおろし...少々
卵...M1個
ブランデー...大さじ2
薄力粉〜中力粉...300g
ベーキングパウダー...小さじ1
フィリング:
くるみ...150g
いりごま...50g
シナモンパウダー...小さじ1/4〜1/2
クローブパウダー、ナツメグパウダー...各小さじ1/4弱
砂糖...80g
卵...M2個
好みのジャム...約1カップ
ドレンチェリー...約18個
生地を作る。柔らかくしたバターと砂糖、塩をボウルに入れふわっとしたクリーム状になるまでスプーンなどで混ぜる。バニラかレモンの皮、卵を加え混ぜ、なじんだらブランデーを加えなじむまで混ぜる。小麦粉とベーキングパウダーをあわせて加え、全体に粉が行き渡るまでスプーンで混ぜ、生地がまとまるまで手で軽く捏ねる。
生地に打ち粉をして麺棒で7mm厚さにのばし、10cmの丸型で抜く(もう少し小さめの抜き型を使う場合、若干厚めにのばして型抜きする)。切れ端はまとめて再びのばし型抜きをする。
フィリングを作る。くるみをフードプロセッサーにかけて、粗めの粒が結構あるくらいに粉砕する。いりごまとスパイス類も加え2、3回スイッチを入れてざっと混ぜる。
卵は卵白と卵黄に分け、卵白をボウルに入れ泡立てる。コシが切れて少し泡だってきたら砂糖を加え、つのが立つまで泡立てる。卵黄を加え混ぜ、砕いたナッツを加え全体に行き渡るまで混ぜあわせる。
オーブンは180℃に予熱する。
マフィン型に生地を入れ、指で押して厚さと形をととのえながら型の8〜9分目くらいまでのばす。ジャムをティースプーンに軽く1杯ぐらい底にのばし、ナッツのフィリングを生地の8〜9分目くらいまで入れる。フィリングの真ん中にチェリーをそっとのせ、予熱したオーブンに入れきつね色になるまで約15分焼く。
焼き上がったら型から出し(ナイフの先を使うと出しやすい)冷ます。マフィン型を複数持ってないと一度に全部焼けないので、型を一旦冷ましてから残りの生地とフィリングも同様に成形して焼く。
MEMO:ジャムは大体なんでも結構です。レシピの半量で作りたい場合は生地の卵が1/2個分余りますが、余った卵はフィリングに卵黄を加えるときに一緒に加えてしまって大丈夫です。もしくは、冷凍保存して後日料理などに使っても(冷凍した全卵は解凍すると少しプルプルしたテクスチャになりますが、普通に使えます)。