先週買ったぶどうの葉は全部ドルマダキァ(ドルマデス)にせず少し取っておいて、お寿司も作りました。

2025.05.18 sushi dolmadakia
ぶどうの葉寿司は毎年作るわけではないのですが、今までにさまざまなタイプを作ってきました。生の葉をそのまま使う柿の葉寿司風や朴葉寿司風、茹でた葉を使って葉ごと食べられる押し寿司など……生の葉はよほど若くて柔らかいものなら食べてもよさそうですが、ある程度の大きさに育つとやはり口に入れたときの一体感に欠けるのですよね。だからちょっともったいないなというのが気になるので、今回は茹でた葉で。小さくて特に柔らかい葉をドルマデスに使うよりも少し長めに茹でて、数日後に作る予定だったので塩とクエン酸を茹で汁に少量加えて浸けておきました。

2025.05.18 sushi dolmadakia1
今回は見た目をドルマデスのようにしてみようと思い、酢飯もギリシャの材料で統一しました。と言っても普段からお寿司を作るときはワインビネガーを使っているのですが、レモン汁とはちみつも加え、刻んだディルを混ぜ込みます。

2025.05.18 sushi dolmadakia2
魚はカタクチイワシをマリネにしたものを使ったので、酢飯の味つけは酸味を控えめに。一口か二口で食べられる大きさに巻いて、しばらく置いてなじませてできあがり。仕上げにオリーブオイルを少し垂らしてレモンの皮をおろしかけました。

2025.05.18 sushi dolmadakia1
切ってみて思ったのだけど、カタクチイワシは白いので存在感がかなり薄いです。このお寿司は燻製のニシンやサバなどでもおいしいですが、ビジュアル的には色鮮やかなサーモンがやはり映えますね。


2025.05.18 cheese saganaki wrapped in vine leaf
そして、2枚だけ残った葉っぱ。こちらはクレタ島のグラヴィエラチーズを包んで焼いて、葉っぱ巻きチーズサガナキにしました。もちろんラキのお供です。


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