先日とうもろこしクシノホンドロス入りの夏野菜のごった煮を作った時に、イカリア島の郷土料理のことを思い出しました。

その料理については何年も前に載せたつもりが、こちらに記事が無いようなので、簡単にご紹介しておきます。
健康的な食生活やライフスタイルで知られる“長寿の島”イカリア島。ギリシャの他の島々や田舎とさほど変わらないのでは?とも思うのですが、世界の中で最も長寿者が集中している地域「ブルーゾーン」のひとつとして知名度が上がったおかげで、訪れる人がかなり増えたようですね。去年のバカンス帰りのフェリーで、経由地のひとつだったイカリア島から乗り込んでくる乗客がとても多くてびっくりしました。

「イカロスの島へようこそ」と書かれている、イカリア島の港。
日本人ならきっとよく知っているであろうギリシャ神話に、蝋で固めた翼を持って飛び立ったイカロスの話があります。太陽に近付きすぎて蝋が溶けてしまい墜落死したのがこの島のそばの海、そして父親のダイダロスが彼を海から引き揚げ、島へ運んで埋葬したとされています。

イカリア島の郷土料理に「スフィコ」と「マギリオ」と呼ばれる野菜のごった煮があります。スフィコは全国的にはトゥルルやブリアムと呼ばれるギリシャ版ラタトゥイユと同じような感じで、作り方やこだわりポイントが人によってかなり違うのですが、うちでは大きなフライパンか鍋に材料を全部入れて煮るタイプをよく作っています。味つけはオレガノとパセリやバジルなどハーブをアクセントに。

マギリオもそう変わらないと言えば変わらないのですが、とうもろこしを入れるのがちょっと独特なのです。レシピはオンラインレッスン用に書いたのでブログには載せてませんが、こちらはなすよりも、いんげん、ズッキーニ、じゃがいもがレギュラーメンバーで、かぼちゃもあれば入れるといいです。

この間の夏野菜のごった煮に話を戻すと、クシノホンドロスはクレタ島のものだけど、とうもろこしの(※)を入れるとイカリア島のマギリオを連想させるなぁ……ということを考えていたのでした。
※クシノホンドロスは、本来は粗く挽いた小麦と発酵乳で作られるクレタ島の伝統的な保存食。近年はグルテンフリー食品の需要が高まりとうもろこしで作ったクシノホンドロスを見かけるようになったので、真似して自作してみました。
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「イカロスの島へようこそ」と書かれている、イカリア島の港。
日本人ならきっとよく知っているであろうギリシャ神話に、蝋で固めた翼を持って飛び立ったイカロスの話があります。太陽に近付きすぎて蝋が溶けてしまい墜落死したのがこの島のそばの海、そして父親のダイダロスが彼を海から引き揚げ、島へ運んで埋葬したとされています。

イカリア島の郷土料理に「スフィコ」と「マギリオ」と呼ばれる野菜のごった煮があります。スフィコは全国的にはトゥルルやブリアムと呼ばれるギリシャ版ラタトゥイユと同じような感じで、作り方やこだわりポイントが人によってかなり違うのですが、うちでは大きなフライパンか鍋に材料を全部入れて煮るタイプをよく作っています。味つけはオレガノとパセリやバジルなどハーブをアクセントに。

マギリオもそう変わらないと言えば変わらないのですが、とうもろこしを入れるのがちょっと独特なのです。レシピはオンラインレッスン用に書いたのでブログには載せてませんが、こちらはなすよりも、いんげん、ズッキーニ、じゃがいもがレギュラーメンバーで、かぼちゃもあれば入れるといいです。

この間の夏野菜のごった煮に話を戻すと、クシノホンドロスはクレタ島のものだけど、とうもろこしの(※)を入れるとイカリア島のマギリオを連想させるなぁ……ということを考えていたのでした。
※クシノホンドロスは、本来は粗く挽いた小麦と発酵乳で作られるクレタ島の伝統的な保存食。近年はグルテンフリー食品の需要が高まりとうもろこしで作ったクシノホンドロスを見かけるようになったので、真似して自作してみました。
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