ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: 料理・食べ物について

pineapple scones最近またベーキングに凝りつつあります。以前は葡萄やオレンジの酵母でパンを焼いたり、ビスケットやクラッカーを大量生産してましたが、ここ数年はピッツァを作る以外は御無沙汰でした。クックでベーキング好きの皆さんとお話しているうちに私もまたいろいろ作ってみたくなり、とりあえず軽い食事になるようなものをあれこれ焼いてみました。

ゆかりんさんの「パインとクリームチーズのスコーン」。雑な私が作って、型抜きもせず適当に切って焼いたらオリジナルとは全く別物になってしまいました(よく言えばカントリー風?)。しかも、焼いてるのを忘れて用事をしてたので焦げてます。うちのオーブンは下火が強いので、普通に焼いてもどうしても底が焼け過ぎます。やっぱりシリコンシート、買おうかなぁ?

crostiniいつもお世話になってる、る〜ちゃん。のクロスティーニ用オレガノブレッドレバーペースト。パンは材料は同じですが、適当に作ったら「ホリアティコ・プソミ(田舎パン)」のようになってしまいました。オレガノの香りが良く、そのまま食べてもおいしいです。レバーペーストはアンチョビやケイパーなどが入ってて、作ってる途中からとてもおいしそうな匂いが漂ってきます。かなりつまみ食いしてしまいました。出来上がったペーストは軽くトーストしたオレガノパンにたっぷり塗って食べると、とてもおいしかったです。

unsalted stragaliazucchini stuffed with meat & stragaliaギリシャや中東では簡単なおつまみとしてよく登場する、ローストしたひよこ豆をストラガリアといいます。子供もこれが好きなようで、よくおやつに食べています。

ストラガリアにはアルミラ(皮付き塩味)とアフラタ(無塩で皮を剥いたタイプ)の2種類あります。無塩の方はレーズンと一緒に食べたり、またギリシャではどうか知りませんが、トルコの方では料理に使ったりもするようです。大好きなPaula Wolfertの本に、これを使ったスタッフド・ズッキーニのレシピが載ってたので作ってみました。


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50cc676d.JPGこちらではハーブをいっぱい使います。ザクザク刻んでたっぷり加える料理が多いから、市場で売ってる束も大きいです。一番よく使うのはパセリ、ディル、ミント、オレガノ、フェンネル、ローズマリーでしょうか。オレガノはドライのを使うことが多いです。バジルは小さな葉がこんもり茂るタイプのがよく鉢植えにされてますが、伝統的な料理にはあまり使いません。バジルは宗教行事に使われるから、その影響もあるのかも。
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ice cream signギリシャではアイスクリームというと夏に食べるものです。もちろんアイスクリームショップはたくさんあるし、キオスクやスーパーマーケットでも一年中売ってます。でも冬場は買ってる人が少ないようで、スーパーの売り場でも品数は少なく、キオスクのも夏から残ってるようなガチガチのが売ってたりします。

ザハロプラスティオン(お菓子・ケーキ屋)ではアイスクリームを季節限定で出してるところが多いです。近所のザハロプラスティオンに「自家製アイスクリーム」の看板が出ると、待ってましたとばかりに買いに行ってしまいます。日本の「冷やし中華始めました」というのに似てるかも。

アイスクリームを売ってる期間は毎年違うので、気分で決めてるようです。今年はかなり早くからアイスクリームが登場しました。近所の店でよく買うのはカイマキ、いちごのジェラート、チョコレートのパルフェなど。カイマキはトルコではクロッテッドクリームのようなものを指しますが、ギリシャでは普通マスティック風味のアイスクリームのことです。同じようなものを北ギリシャではドンドゥルマ(トルコ語でアイスクリーム)といいます。

kaimaki & sour cherryカイマキ又はドンドゥルマには好みでサワーチェリーのグリコ(シロップ漬け)をかけます。これはトルコとか北ギリシャの食べ方でしょうか?テッサロニキのレストランや、アテネではケバブレストランのデザートメニューでよく見かけます。

このシロップ漬けは我が家では毎年大量に作るのですが、一緒に食べるアイスクリーム自体が甘いので、市販のグリコよりもシロップをかなり軽目のものにしてます。もうすぐサワーチェリー(ヴィシノ)の季節なので、またその話題も書こうと思います。

0d79b965.JPGテッサリア地方のペリオン山(ピリオ)でよく作られる、野生ピスタチオの芽のピクルスです。種をナッツとして食べるピスタチオとはまた違って、アジアにも自生するカイノキやランシンボクの仲間でもあるウルシ科の木です。去年この山の上にあるマクリニッツァという村を訪れた時も、道路脇の露店で売られているのを見かけました。そこではチチラヴラの他にもワラビなどのピクルス、チャイ・トゥ・ブヌー(山茶という意味のハーブティー)、その他ハーブ類が山積みになって売られていました。

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