ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: 季節もの

今日は、東方教会の復活祭(パスハ)。
ギリシャではクリスマスよりも盛大にお祝いされる行事です。

2021.05.01 easter
料理はまだ作ってないので、とりあえずはお菓子部門(レシピリンクは記事最後に)。
私は雑なので繊細なお菓子は作らないんですが、クリスマスやイースターの焼き菓子は家族が好きというのもあって大量生産します。

2021.05.01 easter 1
そして、忘れてはいけないのがイースターエッグですね。
ギリシャのイースターエッグは赤く染めた茹で卵。復活祭が近づくと卵用の染料や、すでに茹でて染めてある卵がスーパーや市場に並びます。伝統的な色は先に述べたとおり赤なのですが、他にもいろんな色のが売られていて、中には趣味の悪いマルチカラーのイースターエッグも。

うちはそんな大量にイースターエッグは必要ではないため、赤卵はスーパーで買う派。スーパーで売ってるのは日持ち的にも安心なので。
それとは別に、自分が食べたいだけの卵を玉ねぎの皮で染めています。今年は玉ねぎの皮をいっぱい貯めたので褐色ですが、赤に近いような程よい色にも染めることができますよ。

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バターと卵の風味がやさしいイースタービスケットは、今年も長女が作ってくれました。

チーズタルトみたいなお菓子は、クレタ島のリフナラキァ。小さなオイルランプという意味の、チーズタルトのようなお菓子です。似たようなお菓子はキクラデス諸島の島々でも作られ、復活祭のお菓子としても定番。
作り方は、「ギリシャのごはん」レシピ本に載せています。

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復活祭の時期は焼き菓子がいっぱいあるので朝ごはんも楽しみです。今年は作りすぎた気がするけど、みんなちょこちょこつまんでるので結構早くなくなりそう。

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メイキング編も載せておきます。
去年に引き続き作ってみたシミ島のクルラキァ。夏のバカンスの間は朝ごはんやスナックに欠かせないビスケットで、アテネにいる時もふと思い出して食べたくなるものです。これがなかなか自分の理想通りにできなくて(夫は気に入ってるのだけど)、記録のためにレシピは書いてるのだけど、もうちょっとかな〜という感じ。

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うちのイースターエッグはいつもこんな感じで作っています。ただ染めるだけなら好みの状態に色がつくまで煮ればいいのですが、同じような作り方をすることもあるユダヤのハミナドスという卵が好きなので、これも長時間煮ています。やる気のある年は葉っぱで模様をつけるのだけど、今年はなし。

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復活祭にはかかせない菓子パン、チュレキ。
マフレピ(野生チェリーの仁)やマスティハなどで香りをつけたほんのり甘いパンで、チョコがけやフィリング入りなど変わりチュレキも人気です。

伝統的な復活祭のチュレキは飾りにイースターエッグを埋め込んだりしますが、我が家では今年もオリジナルの変わりチュレキだけ作りました。絶対に外せないのがドライサワーチェリーとチョコのチュレキで、数えてみたらもう15年も作り続けています。これは子供たちが大好きですぐになくなってしまうので、予備にアーモンドフィリング入りのも。

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大物2つ焼きあがり。まんべんなく焼けるよう、途中で向きを変えるのに苦戦した跡が見えます(若干のひび割れ)。

いろいろ作るのは大変だけど、他にあまり行事らしいことをしないから、山盛りのお菓子があると気分が上がりますね。

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コロナ禍での復活祭は2回目。ここでは敢えて書かないこともいろいろありました。去年は教会での儀式も中止で(延期されたはずだけど、どうなったのかは記憶になし)、聖なる炎を教会でもらってくる代わりに、各々が灯したろうそくを持ってバルコニーに出てお祝いしたのが懐かしい。

今年はなんとキリストの復活を祝う儀式が前倒しになり、通常より3時間も早く復活させられたキリストもびっくりしたことでしょう。
9時前から揚がりはじめた花火は例年よりも盛大だったような?その後も断続的にあちこちで花火が揚がって、本来の時間である真夜中には再び勢いが増していました。

まだまだ油断できない状況が続いていますが、来年は普通にお祝いできますように。


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ギリシャのごはん (うちで楽しむ、とっておきレシピ65)

※リフナラキァのレシピはお菓子の章に掲載しています。家庭版のミジスラチーズの作り方を含めたレシピになっていますが、もちろん市販のチーズで作ってもいいし、その方が簡単に手早くできます。

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あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

2021.01.01a
うちはいつも家族だけで過ごすので、あっさりとした年越しです。


2020.12.31a
誰も食べないからおせちも作らないんですが、その代わり好きなものを食べたいので、今回は年越しおでん年越しそばは今回にしんを買わなかったので、こちらも結局おでんを流用。いつもより早めの夕方にさっと作って食べました。


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晩ごはんには大きなポークチョップをひとつジャークポークにして、付けあわせに黒目豆のピラフとサラダ。サラダはりんごとくるみが入ったものですが、久々に料理したい気分だった長女が作ってくれました
写真は私の分で、おでんもあるので控えめな盛りです。

作ってる途中で次女はサラダ以外食べないと気付き、あわててビフテキ(ギリシャ風ハンバーグ)も追加で作りましたシンプルな献立でも結局いろいろ作るはめになるので、今年も一年こんな感じでバタバタしてそう……。

2020.12.31c
そしておでん。私以外には長女が少し食べるだけなのに、大きな鍋にいっぱいできてしまいました。と言っても、普通に2、3日で食べ切れますが。
大根、こんにゃく、卵、がんもどき、つみれ(出汁要員でひとつだけ作った)、れんこんと鶏の団子(レモンこしょう風味)、餅詰めのお揚げ(中国の人が作ってるコロコロ油揚げに餅を押し込んだだけ)、あと練り物は韓国のペラペラのやつを使用。

おでんって海外では材料を揃えるのが大変だったりするんですが、ちょっと頑張って作ってよかった。ワイン飲みながら年越しおでん、最高ですね




新年はいつも花火や爆竹で賑やか。今年はロックダウン中なので外で騒いだりできないけど、花火は多めに揚がってた気がします。ツイッターにアップした動画はベランダから見えるリカヴィトスの丘の花火です。


2021.01.01b
花火を見て、子供たちがプレゼントを開封したあとは新年のケーキを食べて終了。ここ何年かは夫がコインを当てている気がしますが、今回もヴァシロピタのコインは夫の分に入ってました。

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ギリシャで暮らすようになってから、特に好きになった果物がメロン。今の季節は晩生品種のがまだ売っているので、時期が長いのもうれしいです。

2020.10.20 salad
私は果物そのままよりも塩気のあるものとあわせるのが好きなので、サラダに入れたりします。写真は、ルッコラ&フェタチーズとの組み合わせ。肉系のものも入れるつもりが買い忘れたのでシンプルになってしまったけど、これだけでも満足度高いです。


2020.10.20 salad1
今回のドレッシングはレモンも少し入れたハニーマスタードヴィネグレットにしました。ハニーマスタードやバルサミコのドレッシングはギリシャでもポピュラーでレストランでも(特にモダンギリシャ系では)よく見かけるものですが、甘すぎる場合も結構あるんですよね。私はちょっと甘い程度のが好きです。


2020.10.13 melon
使ったメロンはこちら。以前も多分載せたことがあるけどトラキアメロン(ペポニ・スラキスまたはスラキオティコ・ペポニ)と呼ばれるもので、北ギリシャのトルコとの国境辺りで古くから栽培されているメロンです。「ゴールデンヘッド」という保護された品種のこのメロンは夏の終わりから秋にかけて出回る晩生メロンのひとつで、かぼちゃのようなユーモラスな見た目ですが、口の中に広がる香りがとてもよくデリケートな味わい。


2020.10.17 melon
買って結構すぐ食べちゃうのですが、涼しい場所に置いておくと冬まで持ちます。晩生メロンは、地方によってはクリスマスに食べたりもするそうです。


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フロニャ・ポラ!今日はギリシャを含む東方教会のイースターです。

2020.04.17 easter biscuits & tsourekia

家族や親戚が集まって賑やかに過ごすいつものイースターとは違いますが、昨夜は日付けが変わる頃にいっぱい花火が上がり、人々は教会へ行く代わりにバルコニーや屋上へ出てキリストの復活をお祝いしました。

必要最低限の用事でしか外出はできないので、今年は家でベーキングに凝ってる人が増えているのでしょうね。ギリシャでは買い占めというほどのことは起きてないのですが、ここのところはイーストがほぼ品切れになっているようです。

我が家では、いつものイースター菓子を今年も手作りしました。そして、ちょっと余裕があったので新キャラのヘビくんも登場させてみましたよ。ギリシャのイースターエッグは赤く染めた茹で卵(他の色もありますが、基本は赤です)ですが、夫のおばあちゃんの生まれ故郷(ずっと勘違いしてたんだけど、祖父母はどちらもクレタ島生まれだったそう)が暮らしていたシミ島ではひも状にのばしたビスケット生地を巻き付けていろんな形にした「アヴゴクーラ」(Αυγοκούλα)というイースターエッグホルダーのような飾りを作る伝統があります。このヘビ型=アヴゴクーラではありませんのでご注意を。調べてみたら近隣の他の島でも同じような習慣があり、ドデカネソス諸島独特のものなのでしょう。ちなみにこのブログで紹介したキャラものではラザラキァ(ラザロのパン)の反響が大きくてちょっと戸惑ったのですが、アヴゴクーラはさらにマイナーなものなので、他の地方のギリシャ人に聞いてもほとんど知らないと思います。


2020.04.18 easter biscuits

イースタービスケットは、夫の友人のお母さんに昔教えてもらったレシピです。卵とバターのやさしい味。これはもう長女に完全に任せていて、今年も上手に作ってくれました。

奥に並べてある大きな輪っかは、イーストで発酵させたシミ島のクルラキァ。これはレシピを書いて載せようとブログ初期から思ってるんですが、そろそろやる気を出そうかと(笑)昔もらったレシピがちょっと理想と違う感じだったので、改良中です。


2020.04.18 tsourekia

チュレキは我が家オリジナルの「いつものやつ」。ドライサワーチェリーとチョコチップ入りです。普通のチュレキにしようと思う年もあるんだけど、これも絶対作らないと子供たちに怒られます。


2020.04.17 tsoureki

自家製のドライサワーチェリーを使うのがこだわりで、毎年6月から7月にかけてのサワーチェリーの季節に作って冷凍保存しています。今回は柔らかめの乾燥具合だったので、結構汁が出てマーブルっぽく。自家製のドライサワーチェリーは風味と酸味が最高。他の焼き菓子などにも大活躍なので、今年は頑張って増産したいです。


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ギリシャのクリスマスシーズンは、1月6日のエピファニーまで。
8日から子供たちの学校もまた始まるし、そろそろ通常モードに戻りつつあります。

2020.01.01

年々イベントごとが苦手になってきてるのもあり(元から大したご馳走は作ってないけど)、クリスマスの料理は適当な肉のローストなど。大晦日には私は年越しそばを食べたいので、家族にはそれぞれ食べたいものを食べてもらいました。普段はスモークにしんを甘露煮にして作るにしんそばだけど、今回は日本からの救援物資のおかげで手間なくちゃんとしたのを食べることができました。


ヴァシロピタ(新年のケーキ)だけは毎年用意するので、今回も。ケーキタイプと菓子パンタイプの2種類作りました。イースト生地の方は今回はいつもよりゆるく作って型に入れて焼いてますが、味はマフレピなどの入ったチュレキで、子供受けのいいチョコチップ入り。




2020.01.01a

新年の晩ごはんはなぜかラザーニャを作りがちな私。肉料理だとうちは家族の好みが分かれるというのもあり、みんなが好きなものだとラザーニャやカネロニ、ミートローフとかそういうのになるんですよね。ラザーニャはいつも手打ちパスタで作るので若干面倒だから(カネロニはクレープ)、こういう時にしか作らないのです。


2020.01.01b

トロトロのベシャメルなのでチーズのこんがり焼けたとこが滑ってしまった……。


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お正月はゆっくりしたかったのだけど、なんだかんだでやることいっぱい。ちょっと風邪をひきそうな喉の具合だったので、急遽「ギリシャおとそ」と勝手に呼んでる飲み物で消毒しました。
おとそはみりんに薬草類を浸けて作りますが、同じコンセプトでラキ(ギリシャのポマースブランデー)にその時手元にあるハーブやスパイスなどを浸けて風味と薬効を抽出します。
今回は、シナモン、クローブ、ディクタモ、ローズマリー、オレガノ、フェンネルシード、カルダモン、マスティハ、マフレピ、蜂蜜を入れました。


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味はギリシャでよく作られるラコメロ(ラキに蜂蜜とシナモン、好みでクローブを入れたもの)に似てますが、材料が多い分もうちょっと複雑な感じ。美味しいし、風邪予防にもいいですよ。


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年越しそば以外に、お雑煮も救援物資で。
いつもの超シンプルな京風白味噌雑煮(京風って割とシンプルですが、我が家は中でもすごくミニマリスティックなのです)だけど、白味噌やお餅を自作せずに楽できました。友達がくれた昆布と削り節のおかげで味も最高!


2020.02.01a

田作りと銀杏も友達から。感謝感謝
ちゃんとしたおせち料理は作ってないけど、こういうのがあるとやっぱり嬉しいですね。


2020.02.02b

おせちもいいけどカレーもね……ってことで、お正月に意外と作られるのがカレー?実家では、煮しめに入れる金時ニンジンを飾り切りにした切れ端の入ったカレーがいつも登場してたのが懐かしい。私は別にお正月にカレーは作らないんですが、年末にもつ煮込みを作ったので、最後残ったのをカレーにアレンジしました。


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