ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: 季節もの

明けましておめでとうございます!

vasilopita1

年末は慌ただしすぎてご挨拶も出来ませんでしたが、予定外にこんなもの↑も作っていました。今回も菓子パンタイプのヴァシロピタ(新年のピタ)です。

ヴァシロピタにはケーキタイプや菓子パンタイプ、また地方によってはフィロ生地のパイ(これも、おかずパイだったり甘いパイだったり)のところもあります。たまにはケーキタイプのも作りたいな〜と思ってはいたんですが、何しろここ数週間のお菓子攻めの後です。もうケーキは見るのも嫌になっていたので、今回はヴァシロピタはやめにしようと思ったんですけどね。娘が食べたいと言うので、31日の朝に共同作業で作りました。

生地はオレンジとチョコチップのチュレキと似たような感じで、今回はチョコ抜きで砂糖を少し増やし、風味付けにはマスティハとマハレピ(野生チェリーの仁)も少々。中にはコインを入れて焼き、「2008」の文字は娘がアーモンドを並ベて作ってくれました^^

娘は早くヴァシロピタを食べたくて仕方なかったようですが、これは年が明けるまで我慢。まずは大晦日の昼ご飯からです。

kotopoulo gemisto

大晦日ランチは、鶏好き娘の為のローストチキン。
普段作る時は詰め物は無しで、お腹にレモンを突っ込んでおくぐらいなんだけど、今回は米と挽肉、松の実、レーズンでスタッフドチキンにしてみました。お子様向けに挽肉を使ったけど、代わりに刻んだレバーでも美味しいです。

kotopoulo gemisto1kotopoulo gemisto2

焼く前と、焼いた後。
丸鶏は1〜2日前から濃い塩水に浸けておくか、たっぷりの塩胡椒をすり込んでおきます。今回は上に書いたように詰め物をしましたが、足は特に縛ったりしません。ローマ人の鍋に入れ、周りには軽くオイルを絡めたポテト(味付けは無し)を並ベ、オーブンへ。
鍋の幅が狭いせいか、腿の色づき具合はイマイチでしたが、胸の皮はパリッパリ!とっても美味しかったです。

長くなるので、続きは↓へどうぞ。

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クリスマスイブの朝。
あちこちから、子供たちの元気な歌声がトライアングルの音と共に聞こえてきます。

Na ta poume;
「ナ・タ・プーメ?(歌ってもいい?)」

ギリシャでは、クリスマスイブ、大晦日、公現節前日に子供たちがクリスマスキャロルを歌いながら近所を回ります。最近では個人宅を訪ねることはそれほど多くなくて、主にお店を回っていることが多いように思います。お店へ行く方が安全だし、ドアを開けてもらう必要も無く手っ取り早いのでしょう。ご褒美に、大人たちは小銭をあげることになっているのですが、どれぐらいのお小遣いが貯まるんでしょうね?

我が家のクリスマスですが、今回も特にイベントの予定は無し。ええ、ただ単に準備不足です...ちょっとしたご馳走ぐらいは作りたかったんだけど、この時期って慌ただしすぎて間に合った試しがありません。小さなツリーを飾っただけの、ささやかなクリスマスです。

ところで、毎年この時期になると気になるのが「伝統的なギリシャのクリスマスとは何か?」ということ。ギリシャでは元々、クリスマスよりも新年のアイ・ヴァシリス(聖バジル)の日をお祝いするようですが、クリスマスにやって来る赤い服に白い髭のサンタさんもアイ・ヴァシリスと呼ばれているんですよ。最近では両方のお祝いをするので、子供たちにとってはラッキー!クリスマスと新年、2回ともプレゼントを貰えたりします^^

そして、伝統的か否か?で議論になるのがクリスマスの飾りです。前にも触れましたが、一般的には「クリスマスツリーは外国の風習で、ギリシャの伝統的なクリスマス飾りは船の模型である」という説をよく聞く気がします。でも、船の模型を飾る風習もそれほど歴史は古くなさそうだし、きっと海に近い地方限定の風習なんでしょうね。子供たちがクリスマスキャロルを歌う時に、飾りを付けた船の模型を持って行って、それにご褒美のお菓子(メロマカロナなど、クリスマスのお菓子)を入れてもらったそうです。
対し、外国の風習と言われているクリスマスツリーですが、これも同じく子供たちがクリスマスキャロルを歌う時に持ち歩くものとして、古くからその原型のようなものが存在したという説があります。

クリスマスの料理は、伝統的なギリシャ料理では豚肉を食べるところが多いようです。最近では、七面鳥を丸焼きにしたりというのも一般的ですが。今日は朝早目に肉屋へ行ってきましたが、肉屋さんは朝から大忙し。お祝いと言ったら肉料理なので、特にクリスマスや復活祭の前はすごい勢いで肉が売れていきます。私は子豚やガチョウに惹かれつつも、挽肉を1kg買ってきただけですが^^;


それでは、皆様が楽しいクリスマスを過せますように♪
フロニャ・ポラ・ケ・カレス・ヨルテス!


シミ島のクリスマスイルミネーションの動画があったので、続きに貼っておきますね。
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2年ほど前に載せたメロマカロナの改良版が、やっと出来ました。
とは言っても、ずっと試作を続けていたわけではなく...ただ単に、重い腰が上がらなかっただけです^^;

そんなわけで、先日作ってみたクリスマスクッキー2種。手前はクラビエデス、奥がメロマカロナです。本来は動物性の材料を使ってないメロマカロナはクリスマス前の食事制限期間にも食べることが許されるんですが、そういうのを気にしない我が家の場合、両方まとめてクリスマス頃に食べることが多いです。クラビエデスはこちらでピスタチオバージョンを紹介しましたが、伝統的なアーモンドバージョンをイザ!の専門家ブログに載せますので、サイドバー(左)のお知らせをチェックしておいて下さいね。

melomakarona&kourambiedes
Μελομακάρονα και Κουραμπιέδες

個人的には一番気に入っている、セモリナ粉入り生地でクルミのフィリングを包んだタイプです。実は、この間載せた薄力粉だけのとほとんど変わらない気もするんですけどね^^;
配合が少し違うだけで、どちらもオレンジ、スパイス、ブランデーの香り高いお菓子です。これってまさに、ギリシャのお菓子屋さんの香りがするんですよ。美味しさはそのままに、本場ものより微妙に甘さは控え目にしてみました。

レシピは続きへどうぞ。
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タイトルの通り、特にイベントの無い復活祭だったんですが、写真を撮ったのでずらずら〜っと載せておきます。

chocolate tsoureki復活祭前の土曜日は、かなり久し振りにエクサルヒアの朝市へ買い物に行きました。ついでにその近く、ハリラウー・トリクーピ通りのお菓子屋さん、アシマコプロスへ。店内は復活祭用の赤い卵を飾ったパンを買う人々でごった返してましたが、私が買ったのはこれ。チョコたっぷりで甘そうですが、見た目より全然甘くなくて食べ過ぎてしまいます。
ちなみに復活祭のパンは、どうせ義母がくれるだろうと思って買わなかったんですが、その目論見は外れました^_^;

marinated octopus土曜の夕食は家族用にピザ、私はそれにタコマリネも。りりさんポルトガル旅行記で見たコリアンダー入りのタコマリネがすごく食べたかったんです。うちでタコを食べるのは私一人なので、この日も使ったのは小さな冷凍タコ。

vlahika1「予定は未定」というのが夫のモットー(?)なので、今回の復活祭も当日まで食事の予定が決まりませんでした。そんな調子だから私が自分で料理をする気はとっくに無くなってたし、友達や義父母のお誘いも断わってしまったので、結局アテネ郊外のヴラヒカへ食事に行きました。
娘のお気に入り、ホリアティキ・サラタ(グリークサラダ)、ジャジキ、フライドポテト。ジャジキが本当に好きなようで、何にでもつけてました。フェタチーズにまで...。

vlahika2丁度丸焼きの羊が切れたところで、次のが焼き上がるまで30分かかると言われたのでパイダキャ(ラムチョップ)にしました。塩味も焼き具合も丁度良く美味しかったです。

vlahika3ココレッチ(羊の内臓いろいろを腸で巻いて焼いたもの)。ここのは美味しいんですが、今回は中身の味付けが薄くてイマイチ。やっぱり忙しい時期は外した方がいいな〜と思ったけど、結局来年の復活祭もここに流れ着いてしまうかも...。


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あけましておめでとうございます!

2006.12.31 dinner

全く普段の食事と変わらないんですが、年越しディナーはこんな感じでした。年越し蕎麦は私と娘だけで早い時間に食べ、家族揃っての夕食も別メニューですが、一応お祝いということで皆の好きなものを。夫用にはギリシャ風のシンプルなポークソテー、私と娘はぴかままさんレシピのザンギ、あとは山盛りのフライドポテトとキャベツサラダです。

ポークソテーの味付けはスブラキと同じような感じですが、脂身の苦手な夫の為にフィレ肉を使用。厚めに切ったのを叩いて少し薄くしています。塩・胡椒・ニンニクすりおろし(これはお好みで)をすり込んで、冷蔵庫で半日ぐらい放置。熱したフライパンにオリーブオイルをひいて手早く焼き、仕上げにオレガノを振ってレモンを添えて完成です。
オイル・レモン・オレガノも加えてマリネしてもいいんですが、後で加える方が何となく好きでそうしています。これは夫にも大好評。付け合わせを油控え目のものに変えれば、とってもヘルシーなメニューにもなるのでおすすめです。

私と娘用のザンギは胸肉を骨ごとぶつ切りにして作りました。ぴかままさんのレシピはこちら。実家の唐揚げの作り方と似てますが、ニンニクや胡椒たっぷりな点が違います。とっても美味しかったので、またすぐに作ってしまいそう。ぴかままさん、ごちそうさまでした!

torta with limoncello cream

夕食の後片付けが終わる頃に、新年を祝う花火が上がり始めました。娘はベランダへ出て行ったものの、やっぱりあの大音響が怖かったらしく、すぐに部屋に戻ってました^_^;

花火の後は娘お待ち兼ねのプレゼント開封とヴァシロピタです。
ヴァシロピタは甘いパンだったり、少し乾いた感じのケーキだったりするんですが、今回はイタリア在住のerikoさんのレシピでリモンチェッロクリームのトルタにしてみました。アップされた時からずっと気になってたこのレシピ、クリスマスに義母から頂いたリモンチェッロでやっと作ることができました。
デコレーションも粉砂糖を振っただけで、どこがヴァシロピタ?って感じなんですけど、コインが入ってるから良しとしましょう。私の取り分に、コイン発見!今年はいい事あるかな?

材料を量り間違ったのか、少し硬めの仕上がりになったんですが、味はバッチリ。家族にも好評で、すぐになくなってしまいました。erikoさん、ごちそうさまでした!とっても美味しかったです。

zouni

日本でお餅を買ってくるの忘れたから、今年はお雑煮が作れないや...と思ってたら、冷凍庫の片隅に1個だけ発見。元旦の一人朝ご飯に作ってみました。
私の実家のお雑煮は呆れられるほど簡素なもので、京都らしく白味噌仕立てなんですが、具は全く無し。焼いた餅と、上に振りかけるかつおぶしのみです。写真で見ると、何だかよくわかりませんね。一応は具入りも試したりしてたんですが、やはりいつの間にか具無しに戻っているのです^_^;

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