ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: 市場めぐり

ag. georgiosリカビトスの丘の麓にあるコロナキ地区のライキ・アゴラ(いわゆる朝市)は金曜日にあります。ここは規模が小さいのであまり行かないのですが、生のハーブ類が欲しい時なんかにはここで買うことが多いです。

こちらの朝市は曜日によって街のあちこちの道路で開かれます。コロナキのはクセノクラトゥス通りです。近くにあるセント・ジョージホテルの宿泊客でしょうか、ツーリストもちらほら見かけます。同じ通りにはレストラン「フィリプゥ」があり、開店に向けて調理をしているいい匂いが漂ってきます。ここで食べられる料理はマギレフトと言って、スタンダードなギリシャ料理。味もなかなかです。

herb & honey今回は日本へ持って行くオリーブを買いました。普段ここでは買わないのですが、いつもの所で買いそびれたので急遽ライキへ行ったのです。あと買ったのは乾燥オレガノを一束、これもお土産用。
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06b5994c.JPG冬の終わり〜春の初め頃になると、玉ねぎもニンニクもそろそろ限界...というか、しなびてたり中が腐ってたりするのが多くなります。
採れたてのが市場に並ぶようになると、嬉しくて即買ってしまいますが、まだ油断はできません。新鮮なだけに、気を付けないとすぐにカビてしまいます。

買ってきた新玉ねぎは篭に入れて、外側が軽く乾くまでベランダで干しておきます。あとはそのままキッチンの風通しの良いところに置いておきます。

ところでギリシャの玉ねぎってピンク〜紫のものが多いようです。地域にもよるのかもしれませんが、国産のもので普通の白い玉ねぎはほとんど見たことがありません。調理法によってはあやしい青紫色になります。

ギリシャで売ってる玉ねぎ(クレミディ)の仲間は、ねぎ(フレスコ・クレミダキ)、リーク・ポロねぎ(プラサ)、シャロットっぽい小玉ねぎ(クレミダキ)です。小玉ねぎはクレミダキ・スティファドゥとも呼ばれ、スティファドという煮込み料理の基本材料の一つです。スティファドは肉からタコ、カタツムリまで、さまざまな材料で作られますが、これについてもまたそのうち書こうと思います。

loquatsビワはギリシャでもよく見かける果物です。ペロポニソス半島某村でイースターを過ごした時も、その近くのエギオという海辺の町でビワの木をたくさん見かけました。どの木にも鈴生りになったビワを見て「もうそろそろアテネの朝市にもくる頃かなぁ?」と思ってたら、先週の朝市で早速エギオ産のビワを発見して買って来ました。

こちらのビワは日本のよりはサイズが小さくて、味も酸っぱいものが多いです。でも安いので、飽きるほど食べられます。私が買ったのは、大きなパックに入ったのが3ユーロでした。出盛りの頃はもっと安くなります。

886f3e36.JPGこちらはけっこう最近まで寒かったりしたんですが、ここ一週間くらい?いきなり夏のような暑さです。

家の中はかなり涼しいけど、一歩外に出ると陽射しがまぶしい!そして熱い!昼間は石とか葉っぱの陰に隠れている虫のように、私も家にこもってます。

朝市にも最近夏の野菜、ブリタ(アマランスの葉)が登場しましたが、まだ春もいっぱい残ってます。アーティチョーク、そら豆、グリーンピース...これらの春野菜は今が底値くらいですが、そろそろ姿を消してしまうのかなぁ?

写真はカモミールです。朝市にいっぱい売ってました。野原にも咲いてます。野原には黄色や白のマーガレット、あとケシやルッコラの花もよく咲いてます。

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