ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: おすすめ食品・食材

日曜の午後、ちょっとひと休み……の一杯。

2017.01.29 papoules

昨日は久しぶりにクレタ野菜の売っている市場へ行ったので、パプーレスを買ってきました。パプーレスはマメ科の植物ヒゲレンリソウの葉っぱです。種子も豆として食べられますが、主に葉を生で食べるよう。

パプーレスは、サラダにしたり、そのままおつまみとして食べたり。塩とワインビネガー少し(好みでオリーブオイルも)で味付けするのが定番です。クレタ島の人はチクディア(ラキ)の肴にシンプルな生野菜をよく食べますが、これもそのひとつ。

やはり、いつものこの絵面で
朝露のようにワインビネガーをまとったパプーレスをかじって、チクディアをキュッとやるのが粋です。


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生の野菜をつまみながら蒸留酒を飲むのが好きです。
春なら生のアーティチョークや細い野生アスパラ。夏はきゅうり、スイカ、メロンなど瓜系が特にいいですね。

2016.08.13 atzouri

今日のこれは、きゅうりのように見えるけれど別の野菜。英語ではアルメニアンキューカンバー(アルメニアきゅうり)やスネークキューカンバー(へびきゅうり)と呼ばれるものと同じだと思うのですが、ギリシャではクシラグロ(ξυλάγγουρο木きゅうり?)またはアジューリ(ατζούρι)と呼ばれる野菜です。

学名はCucumis melo var. flexuosus。味はきゅうりっぽいけれど、品種的にはマスクメロンに近いそうです。画像検索すると細長かったりバットのように大きく育ったものがいっぱい出てくるのですが、ギリシャの市場でよく見かけるのが下の写真ぐらいのサイズ。


2016.08.16 atzouria

クレタ島で特に好まれる野菜で、シンプルに塩だけで食べるのは地酒であるチクディア(ラキ)のおつまみとして定番。また、ヒオス島でも多く栽培されるそう。
アテネ近郊でも結構栽培されているらしく、スーパーでは見ませんが、夏には青空市場で売られているのをよく見かけます。

昔、ギリシャに来てすぐの頃にものめずらしさから買ってみたことがあるのですが、「きゅうりの方が好きだし、わざわざ買うこともないな」という第一印象。それでも余ったのを腐らせたらもったいないし……と、食べていたら慣れたのか、その後たまに買うほどになりました。

きゅうりと一緒に食べ比べてみるとよくわかるのですが、きゅうりより水っぽさがなくしっかりとした食感。独特の青臭さもほぼないです。なので、きゅうりが苦手な人にはこちらの方がいいかも?ほのかな甘味も感じられ(果物的ではなく野菜の甘さ)、なかなかいけるのですよ。日持ちもかなりいいような気がします。

ある程度の大きさに育ったものは、皮や種が気になるなら取り除き、適当な大きさに切ります。おいしい塩を振ってどうぞ(お好みでワインビネガーを少し振っても)。


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あまり料理する気が起きなくて、最近は、自分用の食事は簡単なサラダや野菜料理で済ませることが多いです。

2016.07.28 salad1

私はパンを滅多に食べないし、ごはんやパスタも毎日は要らない方。豆サラダはそれだけで満足感があるので好きです。
茹でた豆と玉ねぎを基本に、その時にある野菜やハーブなど適当に加え、味つけもオリーブオイルは基本ですが、ビネガーやレモン汁で変化を楽しみます。

今回は、早く茹であがって便利な黒目豆に、玉ねぎ、カリフラワー、ズッキーニ、赤いバナナピーマン、青唐辛子。味つけはギリシャ産の5年熟成ビネガーのドレッシングにしましたが、バルサミコタイプのビネガーだけだと甘ったるく感じるので、普通のワインビネガーも加えます。


2016.07.28 salad2

生のカリフラワーやズッキーニの食感が、カリポリ楽しいサラダになりました。あればハルミチーズも加えると、カリポリ、キュッキュ……と、さらににぎやかになりそう。


2016.08.05 aged vinegar with mint

ちなみに、以前カルポスカンパニーさんに参考商品として頂いた、ミント風味のビネガーを使用。バルサミコのギリシャ版のような5年熟成のワインビネガーに、スペアミントと野生ミントをブレンドしてあります。こういうフレーバービネガーって自分ではあまり買わないものだったのですが、簡単な料理でもちょっと手をかけた風になるのがいいですね。
ビネガーの風味に合う料理をいろいろ考えるのも楽しいです。

カルポスカンパニー


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今回は、ちょっと趣向を変えまして……妹にもらった画像を使っての投稿です。

Mastiha1

これ何だと思いますか〜?

例のごとく、タイトルでネタバレしてますが。すごく綺麗でしょ?


Mastiha2

先月の終わり、日本の妹にマスティハを送ったんです。
粒の大きさでグレードが分かれてるのですが、これはスーパーでよく見かける中粒ので1.8〜1.9ユーロぐらい。ギリシャの家庭では主にお菓子の風味付けに使います。
以前はいろんなメーカーのを見かけたのですが、最近は規制・管理されてるのかマスティハ生産者組合認定のばかり。このように粒が大きめのは柔らかくて砕きにくいから、安い小粒のでいいんですけど。


Mastiha3

それはさておき、妹の元へやってきたマスティハちゃん。瓶に入れて観察されています。
最初は小石(?)の陰に隠れていたのですが……


Mastiha4

そろそろと顔を出し……


Mastiha5

ふわふわ漂ったり、分裂したりしていて可愛い
完全にペットだそうです(笑)


Mastiha6

最近のマスティハちゃんは、のっそりした風貌になってるよう。これも可愛いですね。


また詳しくは次回に〜


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ここ最近は家の中でも少し暑いぐらいで、いよいよ夏らしくなってきたな〜という感じです。
今年は暖冬だったり春にいきなり暑くなった時期があったりで、ベランダ栽培の青紫蘇はすでに花を咲かせていますが……。

2016.05.28 beetroot & greek yogurt salad
Παντζαροσαλάτα με γιαούρτι και καρύδια

料理も夏らしく、肉やシーフードのグリルにたっぷりのサラダという組み合わせが食べたい気分です。それよりシンプルに、ディップ系のサラダとピタパンのスナックで済ませたりも。これがまた、おつまみにも最高なんですよね。

ギリシャ料理は刻みサラダやディップ類がとても充実していて、ほとんどは前もって作っておけるので、パーティーにもぴったり。今回ご紹介するビーツのサラダは、色鮮やかで(鮮やかすぎるかも…)テーブルが華やぎます。

ギリシャでは、サラダで食べることが多いビーツ。
根っこの部分と葉っぱをそれぞれ茹でて盛り付け、ワインビネガーとオリーブオイルで味付けする基本のサラダは以前ご紹介しましたが、ヨーグルトソースやタヒニソース、マヨネーズとあわせるのもポピュラーです。
ソースをかける作り方、和える作り方でも雰囲気や味わいが違ってきますが、今回は和える方で。ビーツをすりおろしたりもっと細かく刻み、ディップ状にしてもいいです。

本当は生のビーツを買ってきて作るのが一番なんですが、最近はすっかり面倒くさがりになったもので、真空パックの茹でビーツを使うことが多いです。これだと火を使わずにすぐできるので、夏にぴったり。長期保存が可能というのも助かるし、日本でも一般的になってほしい食品のひとつです。


ちなみにビーツとギリシャヨーグルトの組み合わせ、冷たいスープもおすすめです♪
【関連レシピ】
ビーツとギリシャヨーグルトのスープ
シンプルなビーツのサラダ



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