ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: おすすめ食品・食材

あまり料理する気が起きなくて、最近は、自分用の食事は簡単なサラダや野菜料理で済ませることが多いです。

2016.07.28 salad1

私はパンを滅多に食べないし、ごはんやパスタも毎日は要らない方。豆サラダはそれだけで満足感があるので好きです。
茹でた豆と玉ねぎを基本に、その時にある野菜やハーブなど適当に加え、味つけもオリーブオイルは基本ですが、ビネガーやレモン汁で変化を楽しみます。

今回は、早く茹であがって便利な黒目豆に、玉ねぎ、カリフラワー、ズッキーニ、赤いバナナピーマン、青唐辛子。味つけはギリシャ産の5年熟成ビネガーのドレッシングにしましたが、バルサミコタイプのビネガーだけだと甘ったるく感じるので、普通のワインビネガーも加えます。


2016.07.28 salad2

生のカリフラワーやズッキーニの食感が、カリポリ楽しいサラダになりました。あればハルミチーズも加えると、カリポリ、キュッキュ……と、さらににぎやかになりそう。


2016.08.05 aged vinegar with mint

ちなみに、以前カルポスカンパニーさんに参考商品として頂いた、ミント風味のビネガーを使用。バルサミコのギリシャ版のような5年熟成のワインビネガーに、スペアミントと野生ミントをブレンドしてあります。こういうフレーバービネガーって自分ではあまり買わないものだったのですが、簡単な料理でもちょっと手をかけた風になるのがいいですね。
ビネガーの風味に合う料理をいろいろ考えるのも楽しいです。

カルポスカンパニー


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今回は、ちょっと趣向を変えまして……妹にもらった画像を使っての投稿です。

Mastiha1

これ何だと思いますか〜?

例のごとく、タイトルでネタバレしてますが。すごく綺麗でしょ?


Mastiha2

先月の終わり、日本の妹にマスティハを送ったんです。
粒の大きさでグレードが分かれてるのですが、これはスーパーでよく見かける中粒ので1.8〜1.9ユーロぐらい。ギリシャの家庭では主にお菓子の風味付けに使います。
以前はいろんなメーカーのを見かけたのですが、最近は規制・管理されてるのかマスティハ生産者組合認定のばかり。このように粒が大きめのは柔らかくて砕きにくいから、安い小粒のでいいんですけど。


Mastiha3

それはさておき、妹の元へやってきたマスティハちゃん。瓶に入れて観察されています。
最初は小石(?)の陰に隠れていたのですが……


Mastiha4

そろそろと顔を出し……


Mastiha5

ふわふわ漂ったり、分裂したりしていて可愛い
完全にペットだそうです(笑)


Mastiha6

最近のマスティハちゃんは、のっそりした風貌になってるよう。これも可愛いですね。


また詳しくは次回に〜


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ここ最近は家の中でも少し暑いぐらいで、いよいよ夏らしくなってきたな〜という感じです。
今年は暖冬だったり春にいきなり暑くなった時期があったりで、ベランダ栽培の青紫蘇はすでに花を咲かせていますが……。

2016.05.28 beetroot & greek yogurt salad
Παντζαροσαλάτα με γιαούρτι και καρύδια

料理も夏らしく、肉やシーフードのグリルにたっぷりのサラダという組み合わせが食べたい気分です。それよりシンプルに、ディップ系のサラダとピタパンのスナックで済ませたりも。これがまた、おつまみにも最高なんですよね。

ギリシャ料理は刻みサラダやディップ類がとても充実していて、ほとんどは前もって作っておけるので、パーティーにもぴったり。今回ご紹介するビーツのサラダは、色鮮やかで(鮮やかすぎるかも…)テーブルが華やぎます。

ギリシャでは、サラダで食べることが多いビーツ。
根っこの部分と葉っぱをそれぞれ茹でて盛り付け、ワインビネガーとオリーブオイルで味付けする基本のサラダは以前ご紹介しましたが、ヨーグルトソースやタヒニソース、マヨネーズとあわせるのもポピュラーです。
ソースをかける作り方、和える作り方でも雰囲気や味わいが違ってきますが、今回は和える方で。ビーツをすりおろしたりもっと細かく刻み、ディップ状にしてもいいです。

本当は生のビーツを買ってきて作るのが一番なんですが、最近はすっかり面倒くさがりになったもので、真空パックの茹でビーツを使うことが多いです。これだと火を使わずにすぐできるので、夏にぴったり。長期保存が可能というのも助かるし、日本でも一般的になってほしい食品のひとつです。


ちなみにビーツとギリシャヨーグルトの組み合わせ、冷たいスープもおすすめです♪
【関連レシピ】
ビーツとギリシャヨーグルトのスープ
シンプルなビーツのサラダ



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ギリシャ語で、野草や青菜は「ホルタ」といいます。
ホルタの最もシンプルな味わい方は、クタッと茹でて、たっぷりのオリーブオイルとレモンで食べる一品。この温サラダも通称「ホルタ」と呼ばれます。

2016.05.17 vlastaria1

秋から春までのホルタのシーズンは終わり、そろそろヴリタ(葉アマランサス)やスティフノス(イヌホオズキ)といった夏のホルタに切り替わってきています。ギリシャで温サラダにしてよく食べるホルタを大きく分けると、夏季のホルタの代表がヴリタなのに対し、冬季はちょっとごわごわした葉っぱのゾホスでしょうか。

ゾホスと呼ばれるホルタにも品種がいろいろあるのかもしれませんが、学名Sonchus oleraceusだそうで、和名はノゲシといって日本でも見かける野草です。ケシと名前についていて紛らわしいですが、ノゲシはケシ科ではなくキク科の植物で、ケシとは全くの別物。

2016.05.17 vlastaria2

春も終わりになるとトウが立って終わりですが、シーズン最後に味わえるのが花茎(ヴラスタリ)です。
食べられるのはやわらかい穂先の部分と葉っぱだけなので、つまんで簡単にちぎれるところまでを摘みます。これをやると、爪と指先が黒くなってしまうのが困りものですが……。
茹でたホルタの青くほろ苦い味わいは、ギリシャで出会えてよかったなぁとしみじみ思う味覚のひとつです。


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いつもお世話になっている株式会社TNC小祝さんのお声がけにより、ぐるなびのippinというサイトでご紹介いただきました。

【レシピ】白ごはんにも合う!料理のアクセントに大活躍、オーガニック・ケッパー

2015.11.10 wild capers

日本で入手可のギリシャ食品を……とのことで、高品質なこだわりのギリシャ食品で定評のある、カルポスカンパニーさんとコラボさせていただいてます。
今回ご紹介しているのは、クレタ島のオリーブ林に自生するケッパーを伝統的な製法で漬けたものです。記事中で簡単なレシピを2つご紹介してますが、マイルドで深い味わいなので、ついついそのままつまみたくなります。

2015.11.10 meze

我が家の定番ゆで卵のメゼにも。
レシピというほどでもないですが、作り方は上記リンクを参考に。添えてあるのはクレタ島の伝統的な肉加工品「アパキ」です。アパキはポークフィレを塩、ワインビネガー、香辛料で漬けてスモークしたもの。タイムやセージなどのハーブも香っておいしいんですよ。ギリシャへ来られる機会があれば、ぜひ味わってみてください。

カルポスカンパニーさんの製品は、昔ながらのよいもの・おいしいものを基本に、ちょっと現代風なアレンジが加えられていたりするのも魅力。パッケージデザインが素敵なので、贈りものにもぴったりです。

今回ippinでおすすめしたクレタ産オーガニック・ケッパーの他にも、参考商品をいろいろお届けいただいたので、少しずつブログでご紹介していこうと思います。

2015.11.11 strained tomato

そのうちのひとつ、【グシアリス社】濃厚! 昔ながらのトマト100%ソース(330g)は、北ギリシャのカルディッツァで19世紀から栽培されている希少な品種のトマトを使用。すりつぶした生トマトをそのまま瓶詰め、煮沸するという、昔ながらの加工法で作られています。そのせいか、瓶詰めだけどフレッシュなトマトの風味が生きているのが特徴。ippinでご紹介したオーガニック・ケッパーのレシピ2品にも生トマトの代わりに使用していますが、とてもおいしく仕上がりました。

「トマトソース」とありますが、ギリシャで売られている瓶詰めの「すりおろしトマト」に近い感じで、オリーブオイルなどは入っていないものです。トマトを使ったさまざまなギリシャ料理に活躍しますが、あまりいろいろ足すのはもったいない気がしたので、シンプルなトマトソースにしてみました。

2015.11.21 hilopites

たっぷりのオリーブオイルで控えめな量のニンニクと玉ねぎを炒め、トマト100%ソースを加え煮ただけです。ギリシャでよく食べられる手打ちパスタ「ヒロピテス」にぴったりなソースになりました。

ヒロピテスは平たい卵パスタで、地方によって長いもの、短いもの、細かく切ったもの……といろいろありますが、作ってすぐに食べる生パスタというよりは、大量に作って乾燥させ、保存食にする場合が多いです。

伝統的なギリシャの夏は保存食作りに忙しいのですが、田舎のおばあちゃん・おかあさんたちは、瓶詰めトマトやヒロピテスもたっぷり一年分作ります。かなりの重労働だけど、手作りの瓶詰めトマトは夏の太陽がぎゅっと詰まったような味がします。そんな昔ながらのギリシャの食卓の風景が思い浮かぶような一品でした。


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