ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

カテゴリ: 献立

来週はまたちょっと暑くなるようですが、もうこの夏のピークは過ぎた感じ。

2023.08.09
さすがにオーブン料理はまだ気合が必要だけど、家族が好きなものをいろいろ作る元気が戻ってきました。

夏休みで暇なせいか子供達が食べる量も増えているので、まとめて作っておいて勝手に食べてもらうスタイルが気楽です。今週某日に作ったのは、なすのパスティチオとアマランサス&フェタチーズのパイ。

パスティチオは、前にも作ったのをリピート。今回はじゃがいもなしで、底に敷くのもなすにしました。

パイはスパナコティロピタ(ほうれん草&チーズのパイ)と同じような感じなのですが、夏の代表的なホルタ(青菜や野草の総称)であるヴリタ(アマランサス)とフェタチーズをたっぷり入れて作りました。野菜のアマランサスは日本ではあまりなじみがありませんが、ほうれん草よりもちょっとほろ苦い味わいの、とってもおいしい青菜です。ギリシャ料理では茹でて温サラダのように食べたり、煮込みやソテーなどいろいろ使える野菜なので、売ってるのを見かけたらぜひお試しください。

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暑い日が続いています。

2023.07.26
いろいろあって前回の投稿から結構経ってしまいましたが、若干食欲が落ちてる以外は特に変わりなく過ごしています。家族がいるから一応栄養バランスは考えているけど、この時期生ものを扱うのはちょっと嫌になりますね。

トップの写真は、一昨日の晩ごはん。煮込みにでもしようと思って豚肉が冷凍してあったな……と取り出したら、記憶してたより少なかったのでソース多めでライス添えでごまかしてみました(笑)
レモンじゃなくオレガノ風味にしようと作り始めたのだけど、冷蔵庫の中でシワシワになりつつある時期はずれのレモンの存在が気になったため結局レモン味のソースに。暑い時は、さっぱりレモン味って美味しいからまあよし。


2023.07.25
肉の煮込みと一緒に写ってるサラダに加え、前の日に作ってあったアマランサス煮込みの残りも。こちらは「ギリシャのごはん」本に載せているレシピです。オリーブは入れた方が好きなのですが、なかったり苦手なら省いても十分おいしいですよ。卵も合うので、完成間際に割り入れ好みの状態に火が通るまで蒸し煮にしたり、もしくは目玉焼きのっけにしてもいいです。

フェタやグラヴィエラなど、チーズが合うのは言うまでもないですね。最近はあまりお酒は飲まなくなったのですが、キリッと冷えた白ワインが進むメニューでした。


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今週は結構いろんなことをこなせたのだけど、ちょっとガソリン切れっぽいので特筆すべきことはあまりない某日のメニューをとりあえず載せておきます。

2023.04.25


発酵キャベツのパイ(アルミオピタ)
・レンズ豆と野菜の煮サラダっぽいもの
パスティチオ
冬に仕込んであったキャベツのお漬物。バルカン諸国の食文化に近いところがある北ギリシャの郷土料理に使われる食材なんですが、お正月ごろにロールキャベツやらパイを作って以来使うタイミングを逃していました。

もうそういう季節でもないよね〜と、冷蔵庫の片隅にずっと鎮座しているのがちょっと邪魔になってきたので、今週来週ぐらいで使い切ってしまいたい。豚か鶏とあわせた煮込みも作りたかったのだけど、またパイにしました。6つ割りにして漬けてあったのを、今回はちょっと粗く切りすぎたのが反省点。一般的なザワークラウトほど細く切りませんが、粗すぎたり長いとちょっと食べにくいです。

レンズ豆もお片づけ料理で、いっぱい茹でてサラダやパスタにした残りを使い切りたかった。なすなど夏野菜とあわせた煮込みでもないこの料理は結構好きで、そのうちレシピも書こうかなと考えてるんですが、これっていう料理名が思い浮かばなくて進まないパターン。美味しいんですけどね、何て呼ぼう?

偏食でキャベツが嫌いと言う次女もパイは一応食べるんですが、野菜ばっかりなので子供たち用にパスティチオもオーブンついでに作りました。そのつもりでミートソースを冷凍してあったので、これは楽ちん。肝心の次女はあまりパスティチオ気分じゃなかったらしくいつもほどは食べてなかったのだけど、夜中に長女が最後の一切れを食べてしまったら、翌日になってがっかりしていました(笑)


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ギリシャは今、3週間に渡るカーニバルシーズンの2週目。

2023.02.16
この週は肉週間。復活祭に向けての長い節食期間に入る前に肉を食べておくのですが(ただし厳密には水曜は油もなし、金曜は油やお酒は摂ってもいい節食)そのハイライトとなるのが木曜日。肉を焼く時に焦げて煙が出た匂い(チクナ)の木曜日(ペンプティ)という意味でチクノペンプティと呼ばれ、その名の通りこの日はギリシャ中にバーベキューの匂いが漂います。

肉を焼いてお祭り騒ぎをする風習は元々は古代ギリシャ・ローマ時代のもので、それがキリスト教の行事に受け継がれていると考えられています。

うちは節食もしないし別にいいかな……と思いつつ、やはり行事食の魅力には抗えず昨日は肉のメニュー。毎週土曜も似たようなものを食べてるので、ちょっと趣向を変えて「ポークチョップの、あのお店っぽいやつ」にしてみました。

薄めに切ったポークチョップをこんがり焼いて山積みにし、お供には浅いステンレス皿で焼いたトマトとフェタと唐辛子。ブユルディという料理のバリエーションのような感じです。
あとは、焼いた肉にぴったりなジャジキとオニオンスライス。ギリシャの焼肉料理ってそれ自体はシンプルな味つけなんですが、サイドディッシュとの組み合わせがいいんですよね。レシピ本の「ギリシャのごはん うちで楽しむ、とっておきレシピ74 増補新装版 (旅のごはんBOOK) 」でもいろいろ紹介してますので、ぜひお試しください(宣伝)。


明後日の日曜日はアポクレオと呼ばれ肉とさよならする日。ギリシャ正教の節食ルールに従う場合この日で肉は断って、復活祭(今年は4月16日)まで一切口にしません。


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前回の記事と系統がかぶってるけど、夫用にレンズ豆のスープを作ったので、私はそのリメイクでファコリゾ(レンズ豆ごはん)にしました。

2023.01.12a
やる気がない時や節約モードの時によく作る料理のひとつがレンズ豆のスープ。おいしく仕上げるにはじっくり長く煮込んだ方がいいので時間はかかるものの、材料を鍋に放り込んで火にかけるだけのお手軽さ。おまけに安くて栄養価も高いので、ギリシャの家庭ではよく登場する料理です。

多めに作ってパスタや米を入れてアレンジするのも定番で、今回はファコリゾ。これはパーボイルドライスやバスマティ米でパラッとしたピラフに仕上げてもいいし、比較的粘りのあるお米で、ぽってりやわらかいおじやのようなスープにしても。寒くて調子がいまいちな今は、後者が気分です。


2023.01.12b
ファコリゾをオリーブと交互に食べるだけでも私的には満足度が高いのですが、半端な量が余ってたマッシュルームを使ってしまいたかったのでフライパン焼きのパイを作りました。マッシュルームのパイ(マニタロピタ)、普通に作ろうと思うと結構たっぷりのマッシュルームが要るんですよね。かさ増しの副材料によさそうなものもなかったので、ただ玉ねぎと一緒に炒めたマッシュルームが控えめな量入ったパイです。


2023.01.12c
小麦粉のシンプルな生地を薄くのばし、オイルを塗る代わりにすりおろしチーズをパラパラ。


2023.01.12d
端にマッシュルームをのせて、くるくる巻いて渦巻きにしてから平たくのばします。少しオイルをひいたフライパンでこんがり焼いてできあがり。冷めてもおいしいけど、やっぱり焼きたての熱々がいいですね。


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