ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:おうちごはん

2kg弱仕込んだ新漬けオリーブ第一弾、すでに残りわずかになっていて恐ろしい……。

2021.10.09 pork & plive kimchi
慌ててオリーブキムチを作ったんですが、思ったより量が少なくなってしまいました。
とりあえずはこれを作らないとね!というわけで、昨日はシーズン初の豚オリーブキムチを赤ワインのお供に。




オリーブキムチだけの写真を撮り忘れましたが、種を抜いたオリーブで作った方が使いやすく味も入りやすいです。それがちょっと手間で、なかなか重い腰が上がらなかったんですけど。


2021.10.08 onigiri
キムチを仕込んだときの副産物として、オリーブごはんを炊いておにぎりにしました。

オリーブが細かくて少なめなのは、抜いた種にくっついてた果肉をこそげて刻んだ分だけで作ったから。オリーブごはんもいろいろありますが、今回はおかずと食べても合うように、あまり主張のないあっさり塩味です。

作り方は、

1)米は洗って浸水しておきます。オリーブの種についてる果肉をナイフでこそげ、ざっと刻んでおきます。

2)米を鍋か炊飯器に入れて水加減し、種をのせて炊きます。炊き上がりに刻んだ果肉をごはんの上にのせましたが、最初から入れて炊いてもいいかも?蒸らしたあとに種(ごはんの上にのった状態)は取り出して捨てます。

3)オリーブオイルをひとたらし加え、お好みで塩を加え混ぜできあがり。


オリーブごはんは、こちらのチキンライスもおすすめです。



2021.10.08 onigiri1
おにぎりはこのオリーブごはんに、しょうゆ漬けのオリーブを具として入れました。前の記事で詳しく書いてませんでしたが、漬け汁は、醤油、みりんに水(程よい塩気になるように)と酢(酸っぱくならない程度に少し)、昆布、鷹の爪。これに新漬けオリーブを漬けなおすだけです。
この和風味もかなり気に入っています。


2021.10.08 olives
第二弾は今日から水を塩水に換えたところ。2kg以上あるんだけど、最初のをほぼ食べ切ってしまったので足りるか不安になっています(笑)他の仕込みものもまた載せますね。


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今が旬の新玉ねぎ。

2021.06.01 stifado
小さめサイズのがスティファド用に売っているので、かなり久々に作りました。


2021.06.01 onions
普通の玉ねぎの小サイズなので、そこまで小さくはなく剥くのも比較的楽です。ちなみにアテネで一般的な玉ねぎはピンク〜紫のもの(地方によって違う場合もあるかも?)。私のブログに登場する玉ねぎがいつもピンクなのはそのためです。近年は白(黄色)のもよく見るようになりましたが、ピンク玉ねぎの方が好みなので、いいのが売ってなかった時以外は大体いつもピンクのを買ってます。


2021.06.01 meat
スティファドはギリシャ風のシチューで、玉ねぎをたっぷり使うことと、スパイスで風味付けするのが大きな特徴。玉ねぎは必ずというわけではないですが小玉ねぎがよく使われます。スパイスは各家庭で少し組み合わせが違ったり、地方によっての特徴もあったりするのですが、シナモン、クローブ、オールスパイス、ナツメグといった甘い香りのものが定番。今回は前述のナツメグ以外の3つをホールで入れました。

肉はスタンダードに牛肉を使いましたが、お手頃な豚肉でも。写真の真ん中にあるのは半端に出た豚肉の切れ端です。


レシピは夫の叔母さん式のこってり甘いタイプと、こちらも濃厚な味わいのタコのスティファドを過去記事で紹介していますので、作ってみたい方は参考にどうぞ。叔母さんはマヴロダフニという甘いワインをいつも入れてたのですが、辛口のワイン(赤でも白でも)で軽めの仕上がりにしてもおいしいです。ワインを入れずワインビネガーだけでもいいですよ。





※新玉ねぎで作る場合は煮込み時間を少し短くします。


また、レシピ本ではペロポネソス半島のカラヴリタで食べたイノシシのスティファドをイメージした「オレンジと甘いスパイスのスティファド」を紹介していて、こちらもおすすめです。

ギリシャのごはん (うちで楽しむ、とっておきレシピ65)


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前回の「グリーンピースとえびのレモンソース煮」と同じ日に作った料理。

2021.05.25 spring vegetable stew
グリーンピースを、冷蔵庫や冷凍庫にあった野菜たちと一緒にオリーブオイル煮にしました。

いっぱい買ったときに下処理して冷凍してあったアーティチョーク、ドルマデスの残りのぶどうの葉、ロメインレタス、ねぎ、玉ねぎ、フェンネル。そら豆もあったら入れたかったけど、今の時期のはもう粉っぽくなっているので。

玉ねぎは短い薄切りにして鍋に入れ、オリーブオイルをたっぷり。ふたをして弱火にかけて色づかせないようやさしく炒めます。

2021.05.25 spring vegetable stew1
ねぎも加えしんなりさせたら残りの野菜たちを加えます。レタスとぶどうの葉はあまり長くない1cm幅くらいの細切りに。塩と水適量を加えふたをしてひたすら煮込むだけ。

すべてがやわらかくなり、汁気がほとんどなくなったらできあがりです。味見をして、塩で味をととのえてください。
この手の煮込みが大体そうであるように、これもすぐに食べるより少し冷めるまで置いたほうが味がなじんでおいしくなります。次の日、冷蔵庫で冷えたのも私は大好き。

ギリシャ人はレモンを入れたりかけたりしそうな煮込みですが、デリケートな素材の持ち味を楽しめる塩だけの味つけが個人的にはおすすめです。


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ここのところアテネはもうかなり夏っぽくなってきて、春の野菜に名残惜しさを感じています。フレッシュなグリーンピースやそら豆も、もうすぐ終わりですね。

2021.05.25 arakas
Αρακάς λεμονάτος με γαρίδες

グリーンピースをえびとあわせたものが食べたいなぁと思っていたので、昨日はギリシャ風の煮込みにしました。

この手の煮込みを作るとき、トマトかレモンかものすごく悩むんですよ。両方作るという手もあるけど。昨日は家族用にはカレーにしたので、私のはどうするか散々考えて結局レモンにしました。


2021.05.25 arakas1
若くてやわらかいグリーンピースって、さっと煮ただけでも食べられるものですが、そこそこしっかり煮るとまた違ったおいしさが生まれます。あわせたえびは市場で安く売ってる小えび。さっとワイン蒸しにしてからむいたのを冷凍してあったのでそれを使いましたが、生のえびを使う方法でレシピを書いたのでぜひお試しください。

ちなみにえびってプリプリした食感がいいとされるみたいですが、私はあんまりプリッと感が強いのよりも少しみっしりしたような感じのが好きで、こんな煮込みにも合うと思います。サイズ的にも、小さいえびはグリーンピースを押しのけて主役にならず引き立てるし、お財布にもやさしいのが嬉しい。


2021.05.25 arakas2
グリーンピースの煮込みはパラッと炊いたライスと一緒に食べるのが好きです。今回カレーも作ったのでバスマティライスですが、ギリシャらしくパーボイルドライスでも。そういうお米が手に入りにくい場合はバターライスでもいいかと思います。


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土曜日はいつもお肉を焼いてジャジキや野菜を添えたメニュー。
先週はジャジキが余ったので、長女と私の昼ごはんにこんなのを作ってました。

2021.05.18 greek chicken rice bowl
今風に言うと、ギリシャ風チキンライスボウル。
お店で買ってきたギロスやスブラキが余った時に、こういうのをよく作ってたんですよ(過去記事に載せてました→ギロスピザとギロス丼)。お店のギロスは、もうすっかりご無沙汰ですが。

冷凍庫に塩こしょうで軽く下味をつけた鶏むね肉の細切れがあったので、それをフライパンで焼いて適当なミックスシーズニング(パプリカ、カイエンペッパー、ガーリックパウダー、クミン、オレガノ、塩、こしょう)で味つけ。肉は豚肉かラムでもいいですが、しっかり濃いめに味をつけます。
お肉以外だと、サーモンか白身魚を同じように焼くか、野菜やきのこでもおいしいです。

土台は今回お手軽に炊いてあったごはんを使ってバターライスにしました。日本の普通のごはんよりも、ピラフ(チキンまたは野菜ブイヨンで炊く)にするかバターライス(オリーブオイルライス)にする方がしっくりくる味になると思います。また、米の代わりにブルグルやキヌアでも。ギリシャでも近年はキヌアボウルとかポピュラーで、カフェメニューで見かけたりします。

ロメインレタスをふんわり盛って、チキンとオニオンスライスとトマトをのせ、ジャジキをぽってりと落としてできあがり。あればアボカドもトッピングに合いますよ。写ってませんが、食べる時にレモンも絞ってかけました。


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