ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:おうちごはん

夏の料理の代表格と言えるものが、イェミスタ。

2024.06.18 gemista
野菜をくりぬいて米などのフィリングを詰めたスタッフドベジタブルのことで、ひき肉詰めズッキーニの卵レモンソースなど鍋で作るものもありますが、特にポピュラーなトマトやピーマンのイェミスタはオーブンでじっくり焼き上げることにより野菜のうまみが引き立てられます。

猛暑の中でオーブン料理は厳しいものがあるけれど、ギリシャの家庭ではいっぱい作って数日かけて食べます。冷蔵庫から出したそのままのイェミスタは、ギリシャ人が夏の味として思い浮かべるもののひとつでしょう。

イェミスタにはさまざまなバリエーションがあり、大きく分けると肉入りと肉なし。肉なしの方が多く見かけると思います。うちのも肉を入れず米に野菜やハーブをあわせたフィリングを詰めますが、夫の叔母さんが昔よく作っていたひき肉入りのもたまに懐かしくなって作ります。ちなみにいつだったかの狂牛病騒動以降は彼女も肉を入れずに作るようになったのですが、ナッツをたっぷり入れたりという工夫もしていました。

2024.06.18 gemista1
今回のは久しぶりにひき肉入りが食べたくなったのと、使い切ってしまいたいクシノホンドロス(粗びき小麦と発酵乳の保存食)があったので両方入れてみました。クシノホンドロスだけよりも米も入った方が好きなので、叔母さんのを参考に作ったひき肉入りイェミスタにクシノホンドロスも少し足した感じです。


2024.06.18 gemista2
トマトとピーマンにズッキーニ、やる気があればなすなんかも足したいところだけど、簡単にトマトとピーマンだけ。これなら結構すぐに準備できます。

さて、お味は……クシノホンドロスが入っているのに家族は気付かなかったかも?
言われないとわからないかもしれませんが、よく味わって食べると、少しプチプチした食感と発酵山羊乳のうまみが感じられます。


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私がスブラキを買いに行きたいと言ったばかりに、夫がピタを食べたくなったようなので……(ピタは常に食べたいでしょうけど)。

2024.06.20
うちの夫の場合、スブラキ屋に行ってもメインは肉じゃなくピタパン。夫的に大丈夫な肉を出す店以外では、青唐辛子のグリルやオニオンスライスをお供にひたすらピタを食べているのです。今回私が行きたい店はメニューに唐辛子がないので、それなら家で食べた方がいいかなと、昨日は自家製ピタパンと野菜料理の献立にしました。

メインは使ってしまいたいマッシュルームがあったので、カリフラワーとあわせてギロス風にしました。菜食の縛りはないので普通のジャジキを添えましたが、夜に出かける日だったのでにんにく控えめ。夫の好物だけど臭いそうなオニオンスライスもなしで、もう一品は青唐辛子のグリルにワインビネガーをかけたものです。

ギリシャ風の空洞なしのピタパンはブログでも書籍でもレシピを紹介しているものですが、ネットでも作り方を全く見かけなかった、かなり昔にレシピを考えたものです。その頃にスーパーで売ってた商品を参考に作ってますが、ピタパンも年月を経て結構変わってきているような気がします。もちろんメーカーによっての違いもあり、昔と変わらないタイプもあるのですが、スーパーで常温で売られてるのは今では大手のパンメーカーが幅を利かせています。正直言って、これはいまいち。スーパーでも冷凍なら昔ながらのがあったと思いますが。食べ方に関しても、油で焼いたピタを出す店が減ったような?

ギリシャ料理のレシピを長年書いていて、いわゆる「創作料理」と定義される「私が考えたギリシャ料理」も多く生み出しているのですが、そもそも現地で食べられている料理だって定番を除けば誰かの創作料理なのですよね。
日本の方にギリシャ料理を伝える身としては現地の味を軸にしているつもりで、流行や時代によって変わっていくものも注意深く見ていきたいなと思っています。

最後ちょっと話が飛躍した感がありますが、そろそろお腹がすいてきたので早くスブラキを食べに行きたい金曜の午後。皆さまも、よい週末をお過ごしください。


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ベジギロスのレシピです


ギリシャ風ピタパンのレシピです


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娘の試験期間が終わり、いち早く(ほぼ)夏休みに突入。同じタイミングで本格的な暑さがやって来ました。

2024.06.05a
あまり規模の大きくない近所の青空市場では、そろそろ終わりのぶどうの若葉を売っている屋台がひとつだけありました。


2024.06.04 vine leaves
近寄ってよく見たら柔らかそうな葉っぱだったので、まだ作ってなかったハーブライス入りドルマダキァに決定。肉なしドルマデスの一番ベーシックなタイプで缶詰も売られてますが、手作りは格別です。


2024.06.05b
夏季に一番よく食べる青菜はアマランサスですが、立派なふだんそうもまだ売られてたので一束購入。いろんなハーブとフェタチーズをあわせてホルトピタ(青菜パイ)にしました。このタイプのホルトピタも多分シーズン最後ですね。春と初夏の名残を惜しむような献立になりました。


2024.06.05c
ドルマダキァは、自分用にえび入りも少し。ハーブライスのフィリングに粗く刻んだ生のえびを混ぜ込んだだけですが、シーフードの旨味が加わったこちらもおいしかったです。


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今日はあまり作りたいものがないので、こういう時のために冷凍しておいたミートソースでとりあえずのパスティチオ。

2024.05.28a
ムサカのパスタ版のような……といつも説明してますが、多分ムサカよりよく食べられている料理です。野菜を焼くより若干手間が少ないし、パスタはみんな好きですものね。ギリシャの多くの料理がそうであるように、熱々焼きたてを出さなくてもいいので、結構バラバラな時間に食事をとる我が家では、好きな時に食べてね〜とばかりに作って置いておきます。

もちろん焼きたてには焼きたてのおいしさはあり、真っ先に食べるのは大体いつも夫ですが。なぜか日本人の私の方が「熱いものは熱々のうちに、冷たいものはよく冷やして」というこだわりが(少なくともギリシャ料理に関しては)なくなっている気がします。


2024.05.28b
オーブンついでのもう一品は、早く使わなきゃいけないマッシュルーム消費のために作ったマニタロピタ(きのこパイ)。これも適当なもので、玉ねぎとマッシュルームを炒めてセモリナ粉を振り入れ、牛乳とチーズを少し加えて塩こしょうで味つけ。小麦粉に塩少々と水を加えて捏ねた生地を薄くのばしてオイルを塗って包んでオーブンで焼いたらできあがり。生地を薄くのばすのに慣れが必要だけど、習得すればありあわせの材料であまり時間もかからず作れますよ。ブログ・書籍ともに、生地を一枚一枚薄くのばさなくていい方法も紹介していますので、ぜひお試しください。


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春から夏のはじめ頃にかけては、一年の中でも旬食材を追うのに特に忙しく感じます。

2024.05.21 dolmadakia
後回しにしてたらいつの間にか見かけなくなってた……なんてこともよくあるので、あまり安くなくても早めの時期に買っておくべきですね。
ぶどうの若葉の時期もそろそろ終わりに近づいてきて、ちょっと育ちすぎの葉しか近所では売ってなかったのですが、昨日は作りそびれていたひき肉入りドルマダキァ(ドルマデス)をせっせと巻いていました。

肉入りのドルマダキァは、一般的にはアヴゴレモノソース(卵レモンソース)で仕上げる場合の方が多いのですが、うちの伝統的レシピと呼べるものは、ほんのりトマト味でソースなし。見た目は素っ気ないけど、これがとてもおいしいのです。

レシピは以前載せたので、記事最後のリンクをご覧ください。


2024.05.21 dolmadakia1
面倒でなければ、ぜひ小さめに巻いてみてくださいね。生のひき肉を使ったフィリングはまとまりがいいので、ベジ版より巻きやすいです。
大きさは揃えなくて大丈夫。むしろサイズがある程度まちまちの方が楽しいんです。お手本となった叔母さんのは全体的にかなり小さく、一番大きいのでも指の関節2つ分もないくらいでした。


2024.05.21 dolmadakia2
いつも控えめなぽちっと盛りで写真を撮っているので、今回は豪快に大きなお皿に全部のせてみました。写真だとサイズ感が伝わりにくいけど、お皿の大きさは30cm×55cmぐらいです。

ハーブライス入りのは冷菜なのに対し、肉入りは普通温かい状態で食べますが、残ったのを冷蔵庫に入れておいたそのままでもおいしくて、ちょこちょこつまんでしまいます。


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