ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:おつまみ

Facebookの方で料理リレーのバトンを頂きました。せっかくなのでブログ読者の皆さんにもレシピをシェアします。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata
Μελιτζανοσαλάτα αλλιώτικη

と言っても、以前にちょこっと載せたことがあるものなんですけどね。
今丁度うちにある食材を使って、かつ日本の皆さんのおうちにもありそうな……と考えて思い浮かんだ一品です。


2020.04.26 pan-fried melitzanosalata3


ギリシャでなす(メリジャナ)のサラダと言うと、焼きなすを潰したディップっぽいものが一般的なのですが、コロコロに切ったなすをフライパンで焼いて作ったこれもまた美味しいですよ。10分くらいでササッとできてしまいますので、おうちワインのお供にでもいかがでしょう?


フライパン焼きメリジャノサラタ

材料:(2人分)
なす 小2本
トマト 小さめ1/2個
玉ねぎ 小1/4個
ピーマン 小1/2個
にんにく 小1かけ
ハーブ(パセリ、香菜、ミント、ディルのどれか)
塩 適量
オリーブオイル 大さじ2〜3
ワインビネガー 大さじ1/2ぐらい
 
,覆垢1.5cm角ぐらいに切って塩を振り、しばらく置く。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata4


△修隆屬紡召量邵擇鮟猗する。トマトはなすより小さな角切り、玉ねぎ、ピーマン、ハーブは粗みじん、にんにくはみじん切りかすりおろしにしてボウルに入れる。塩、オリーブオイル、ワインビネガーで味付けし混ぜておく。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata5


なすをさっとすすいで水気を絞りフライパンに入れ、オリーブオイル適量で炒める。柔らかくなり軽く色づいたら火から下ろし、粗熱が取れたら△離椒Ε襪鵬辰和える。味見して、必要なら味をととのえ出来上がり。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata6



※あればケイパーも入れると美味しいです!トッピングしてあるのは島で買ってきたケイパーの穂先のピクルス。おすすめギリシャ食品です。

※今回ハーブはパセリと香菜を使用。ピーマン的なものは青唐辛子を使いました(パプリカなどでもいいです)。

※ワインビネガーの代わりにバルサミコやりんご酢でもOK。


分量は一応書きましたが、あくまで目安なので気負わず作ってみてくださいね。付け合せやサルサ的な感じでも使えます。


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相変わらずパイも焼いてますよ。
これはちょっと前に作ったものですが、定番のチーズパイをアスパラ入りにしてみました。

2020.04.02 pies

そして、こちらも定番ズッキーニパイと、わざと生地を余らせて作る「おまけ」のパイです。

ギリシャでは質のいいフィロ生地がどこでも手に入りますが、うちは基本手作り派。おいしくて量のコントロールもしやすい自家製に軍配が上がります。フィロと言ってもいろいろ種類があって、簡単に作りたい時に我が家で一番登場回数が多いのは簡易版の折りパイのようなタイプです。このブログでもよく載せているものですが、本当に簡単でおいしいので何度でも宣伝します(笑)

まずはこちらのレシピで生地を作っておいて……。




フィリングは今回アスパラとズッキーニの2種類ですが、ベースとなるチーズはまとめて用意しておきます。フェタチーズをフォークで砕き、溶けるタイプのチーズをすりおろしてあわせます。チーズはギリシャのものならカセリやグラヴィエラ(こちらはあまり溶けないけど)など。ケファロティリは塩辛いので入れるなら控えめにして、塩気の少ないチーズも足すといいです。

チーズに卵と牛乳(缶のエバミルクでも)を加えクリーミーな感じにととのえ、これだけを生地で包んで焼くとチーズパイ(ティロピタ)になります。ちなみに卵はなしで小麦粉を少し入れてもいいです。フェタチーズだけで作る時はつなぎ的なものなしでも作るんですが、溶けるチーズを入れる場合はあった方がいいかなと思います。

ズッキーニパイのフィリングはこちらを参考に。今回使ったハーブはディルですが、ハーブなしでもいいです。




アスパラの方は、生アスパラを小さく切ってそのまま混ぜ込んだだけです。


2020.04.02 pies1

焼きあがったのがこちら。手前はアスパラ、奥がズッキーニで、なんとなく気分で切り目の入れ方をちょっと変えています。

そして、大事な「おまけ」はスパイシーなスジュキ(サラミとソーセージの中間のようなもの)のパイです。

2020.04.02 pies2

野菜のパイを作る時に切り落とした生地をまとめてのばし直し、チーズ、スジュキ、トマト(お好みでパセリを入れても)を包んだもの。これは焼きたてがおいしいのでおまけとして作ってるんですが、真っ先になくなります。

野菜のパイは、アスパラもいいですが定番ズッキーニのおいしさ再確認。ズッキーニって割と淡白な味で地味だけど、料理によって底力が発揮されますね。ギリシャ料理ではこのパイのほか、トマト煮フライが私的トップ3。次点がイェミスタです。


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もうすぐイースターですね。
ギリシャでは聖灰月曜日からずっと動物性食品をとらない断食期間中なのですが、断食メニューとしてこれを載せようと思ってすっかり忘れていました。

2020.03.05 hummus me melitzana
Χούμους με μελιτζάνα

「ひよこ豆と焼きなすのディップ」としてご紹介したもので、今は「焼きなす入りフムス」と言った方がイメージしやすいかもしれませんね。かなり昔……2008年に書いたレシピです。



ちなみにフムスは中東料理ですが、なぜかギリシャ料理としても認識されているもののひとつです。近年はギリシャでも一般的になったけど、昔はケバブレストランとか中東系のお店などで見かけるぐらいでした。

このディップはギリシャ料理のメリジャノサラタ(焼きなすサラダ)とフムスの中間のような感じで、軽くておいしいです。レシピにはギリシャヨーグルトも入れてますが、なくてもOK。断食メニューとして出す場合もヨーグルトは入れずに作ります。

また、赤ピーマン(パプリカ)ローストも面倒なら抜いていいし、ケイパーなど足してもおいしいし、アレンジの効くレシピですので気軽にお試し下さい


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またまた危険なものができてしまいました

2019.10.23 pork with olive kimchi1

去年はオリーブを漬けなかった反動もあってか、この秋は再び漬けまくっているわけですが、新漬けの第1弾はそのまま食べたり一部は料理に使ったりと残りあとわずか。第2弾はフレーバーで楽しもうと大粒のを仕込んだタイミングで、お友達のFacebookでオリーブキムチなるものを見てしまいました。お店で見かけて買ってみたらとても気に入ったとのことで、これは作るしかない!と、早速ヤンニョムを調合する行動の早い私(笑)


2019.10.17 olive kimchi

いつも作ってる白菜などのキムチの時いつも入れる固形の野菜は抜きにして、こんな感じで作ってみました。ギリシャの土産物店でよく見かける真空パックのスパイシーオリーブを思い出させるビジュアル。


2019.10.22

ちょこちょこ味見が止まらない〜。


2019.10.23 pork with olive kimchi2

しかし、料理にも使わずにはいられない性分なのです。きっとおいしいに違いないとひらめいた「豚オリーブキムチ」、冷凍の豚こまがポチッとしかなかったのですが作ってみました。

【作り方】
豚肉は、余裕があれば塩、胡椒、にんにく(すりおろしかみじん切り)、ごま油で軽く下味をつけておくといいでしょう(今回は半解凍のを無理矢理炒めたのでそのまま)。オリーブは味が絡みやすいよう種を取って、大粒なので半割りにしました。

豚肉を炒め、塩、胡椒、にんにくを加えにんにくの生っぽさがなくなるまでさらに炒めます。下味をつけていた場合はそのまま炒めるだけでOK。

オリーブとヤンニョム適量を加え温まるまで炒め、醤油とみりん(もしくは酒+甘味好みで)、ごま油で味をととのえます。器に盛り、煎りごまを散らしてできあがり。

※オリーブキムチににんにくが入ってるので、豚肉に加えるにんにくはなくてもいいです。


見ての通り、小皿に盛るほどしかできなかったんですが、量の割にかなり満足感のある一品でした!白菜キムチを使った普通の豚キムチと違って、オリーブってそんな量を食べないし…(私は食べられる気もしますが)。
これ、お酒にもごはんにもよく合いますよ

今はまた小さめのオリーブで新漬け第3弾を仕込んでいる途中ですが、これも一部はキムチにしてしまうかも?オリーブキムチ、料理にもいろいろ活用できそうでおすすめ。次はイカと和え物にでもしてみます。


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まだ昼間の気温はそこそこ高かったりもするのですが、すっかり秋らしくなりました。
アテネで一番季節を感じさせるのは市場ですね。トラキアメロン、ザクロやマルメロ、とれたてのクルミなど秋の味覚で彩られています。

2019.09.29 meze

9月半ばからつやつやのグリーンオリーブも出回りだしたので、とりあえず2.5kg買って漬けました。去年は漬けなかったんですけど、やっぱり自家製オリーブのある生活はいい!特に塩分控えめでフレッシュな味わいの新漬けはギリシャで(私の行動範囲内では)見かけないものなので、手作りする甲斐があります。




買ってきて洗った状態のオリーブ。画像クリックで仕込み後のも見れます。




これは苛性ソーダの液に浸した後、数日かけて灰汁と苛性ソーダを抜いているところです。

灰汁抜き後、塩を少し加えた瞬間から味見が止まらないです。オリーブ好きな長女もすごい勢いで食べてるし。冷蔵庫にスペースないけどあと一回ぐらいは仕込んでおきたい。

つまみ食いばかりじゃアレなので、昨日は簡単なディップと一緒にシンプルなメゼプレートを作りました。

ディップは以前ご紹介したこちら。

当然ながら、パンとワインが進みます


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