ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:サラダ

今月はとても寒かったので冬眠状態だったのですが、やっと寒さが和らいだので、ぼちぼち活動再開しています。

2016.01.30 lentil salad

ちょうど昨日は天気がよかったのと、夫と次女がパーティーに出かけてたので絶好のお掃除デー。その勢いで、延ばし延ばしにしてたレシピインデックスの更新もようやくできました。
2014年の初夏から放置してたので、途中挫折しそうになりつつも作業が終わったらさすがにへとへと……長女とふたりの晩ごはんには、下ごしらえしたチキンウィングと茹でたレンズ豆があったので助かりました。

チキンは長女に好きなだけ食べさせてあげることにして、私のメインはレンズ豆のサラダ。刻んだ玉ねぎかねぎは大体いつも入れるのですが、あとはその時にあるもの&食べたい味付けで。


今回の作り方はこんな感じです:

ドレッシングは、塩、胡椒、ディジョンマスタード、バルサミコビネガー、オリーブオイルを混ぜあわせる。
茹でたレンズ豆は、しっかり汁気を切っておく。冷蔵庫に入れてあった場合、鍋か電子レンジで温める。豆が熱いうちに玉ねぎのみじん切りとドレッシング少しを加えて混ぜあわせる(私は生玉ねぎを食べると調子が悪くなるので、入れる量を控えめにしたり、少し熱を加えて刺激を抑えています)。
ほんのり温かい程度に冷めたら、小さく切ったトマト、青唐辛子またはパプリカかバナナピーマン、ちぎったルッコラを加え、ドレッシング適量とオレガノで味をととのえる。
ガロティリまたは他のソフトチーズをお好みでトッピングする。


ガロティリはPDO認定を受けているギリシャチーズのひとつで、イピロス地方とテッサリア地方で作られる伝統食品です。羊乳または山羊乳(もしくは混合)を原料とし、煮立てた乳に塩を加え皮袋や樽で寝かせ乳酸発酵させます。乳酸菌やレンネットを使う作り方と、塩以外添加せず発酵させる作り方があるようです。
フェタチーズとヨーグルトの中間っぽい味で独特の癖が少しありますが、パンにつけて食べたり、グリルした肉料理のお供にもおいしいチーズです。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ


新オリーブオイルがおいしくて、秋の終わりからオリーブオイルの消費量が増えています。

2015.12.08 squid & beans1

パンもいいですが、野菜や豆と一緒に食べるのが好きで、オリーブオイルと塩を生野菜や温野菜につけたり、茹で豆にたっぷりかけています。

もうちょっと手を加えたのでは、黒目豆にほんの少しのニンニクと(塩と一緒に乳鉢で潰しますが、すりおろしても)、塩、胡椒、オレガノ、レモン汁とオリーブオイル……というシンプルサラダをよく作ります。黒目豆のサラダは玉ねぎや青ねぎを入れるのも定番ですが、あえてここはねぎ抜きで。

豆も、秋に収穫したてのおいしいのが青空市場で売っているので、かなりの頻度で食べています。大手メーカーから生産者の名前入りのちょっとこだわりっぽい豆のシリーズも出ているけど、なぜか市場で買ったやつの方が断然おいしいんですよ。ものによるかもしれませんが。
黒目豆って日本ではあまりなじみがないようですが、水で戻さなくても結構早く煮えるのでお手軽な豆のひとつ。黒い模様から色が出るので、綺麗な色に仕上げたい場合は何度か水を替える(水戻しする場合はその途中も)といいです。

豆のサラダを作る時は、汁気をしっかり切って。
上記味付けに、今回はちょっと豪華バージョンでイカトッピングにしてみました。グリルしたイカを食べやすく切ってのせるだけです。

2015.12.08 squid & beans2

レモンをたっぷり絞って、ガーッと混ぜていただきます♪


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ




ギリシャで生まれ育ったわけでは全くありませんが、たまに恋しくなるのが「ギリシャのおふくろの味」。おかあさんやおばあちゃんが、大きな鍋やタプシ(ベーキングトレイ)いっぱいに作るような煮込みやオーブン料理です。

2015.03.20 rolo
Ατομικά ρολάκια στο φούρνο

オーブン焼きのミートローフやハンバーグもそのひとつで、たっぷりポテトも一緒に焼くとさらにおいしい。
夫の祖母もよく作っていた料理だったらしく、私はその娘である叔母さんが作ったのしか食べたことはないけれど、多分おばあちゃんから受け継がれているであろう味がお手本となっています。


2013.12.31 biftekia sto fourno

我が家では「ロロ」(ミートローフ)と呼ばれているこの料理。1人分ずつ丸めた小さなミートローフというのもありますが、一般的には「ビフテキ」(ハンバーグ)のオーブン焼きと言う方が多いかもしれません。
祖母が作っていたのも小さいサイズではありましたが、中にゆで卵が入りミートローフっぽさはあったよう。その後、卵を食べなくなった夫に合わせて叔母さんが作るようになったのは本当にハンバーグそのものですが。


2013.02.21 biftekia sto fourno

私が作るのも家族の好みに合わせて小さいサイズで、今回自分用に卵を入れましたが、中にチーズを入れることも多いです。
チーズ入りのはしっかり閉じても焼いてるうちに溶け出てしまったりするのですが、それがポテトに絡むとまたおいしいのでご心配なく。


2013.02.21 bifteki

以前から何度も写真を撮ったりレシピを書きかけては放置していたのですが、今回ようやく記事にしてみました(なので、古い写真も混じっています)。
おまけのサラダレシピもぜひお試しください♪


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

続きを読む

前回に引き続き、オレンジ特集。

2015.03.14 orange pork & beans

貧乏性のせいか、肉のローストなど作ると使いまわさずにはいられません。この間作ったポークのオーブン焼きは、余ったらサンドイッチやオムレツに入れてもいいけど、煮込み料理に使ってもおいしいです。

最近なぜか豆&オレンジモードにもなっていたので、ギリシャ風のポークビーンズをオレンジ風味で作りました。


2015.03.14 orange pork & beans1

白いんげん豆は、戻して柔らかくなるまで煮ておきます。

別の鍋に刻んだ玉ねぎとオリーブオイルを入れ、蓋をして弱火で柔らかくなるまで炒めます。時々蓋を取ってかき混ぜて、あまり色づかせないように。
すりおろしたトマトを加え、蓋をせずにトロッとなるまで炒め煮。この辺りで塩胡椒を加えます。好みで、隠し味程度にオレガノも。

オレンジを絞り入れ、香り付けに皮も少しすりおろすか刻んで加えます。
耐熱容器に豆と食べやすく切ったローストポークを入れ、オレンジ風味のソースを加えます。豆の煮汁で水加減し、蓋をしてオーブンへ。最初180℃で焼いて、煮えてきたら温度を120℃くらいに落として1時間以上じっくり焼きます。


2015.03.14 orange pork & beans2

ソースが煮詰まってトロリとし、表面が少し色づいたらできあがり。

ギリシャで一般的なポークビーンズやソーセージビーンズはトマト味なのですが、オレンジ風味もかなりおすすめ。今回作ったぐらいの分量だと(サブおかずとして2人前ぐらい)、オレンジの絞り汁1個分とトマト中1/2個が目安です。

****************************

2015.03.10 lentil salad

豆&オレンジはサラダも大好き♪
オレンジ風味ポークの前に作っていたのが、レンズ豆とオレンジのサラダです(ここに載せる予定じゃなかったので、ボウルのままの写真ですが^^;)。

崩れない程度に柔らかく(※)茹でたレンズ豆は、ざるにあけてしっかり汁気を切っておきます。

ドレッシングはオレンジの汁を入れますが、そのままだとシャバシャバの割に味が薄いので、フレッシュさは損なわれるけど煮詰めます。作る量にもよるけど、手早く煮詰めたいのと鍋の中に材料を入れて混ぜられるよう、ある程度の直径がある鍋を使ってください。

2人分だとオレンジ1個ぐらい。すぐに煮詰まって鍋の底に煮詰まった汁が張り付いたような感じになりますが、余熱で水分が飛ぶのでその一歩手前ぐらいで火から下ろします。鍋のまま冷まし、塩、胡椒、ディジョンマスタード、ワインビネガー、オリーブオイルを加え泡立て器で混ぜてドレッシングの完成。
ここにそのまま他の材料を加えていくといいです。
合いそうなものなら何を入れてもいいのですが、今回はレンズ豆、オレンジの果肉、ねぎ小口切り、スモークハム、オレガノを使いました。

****************************

こうやって、どんどん連想ゲーム的に料理が続いていくことがよくあるのだけど、レンズ豆&オレンジで思い出したのがシミ島のパラダイス・タベルナのヤプラキァ。全国的にはドルマデス(ドルマダキァ)として知られるぶどうの葉包みですが、米にレンズ豆やファヴァ(黄色い割り豆)を合わせたものはシミ島の郷土料理のひとつです。パラダイス・タベルナで出会ったレンズ豆のヤプラキァは、オレンジの香りがアクセントになっていてハッとさせられました。
もうすぐぶどうの若葉の季節なので、久しぶりに作ってみたいです。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

クリスマスに焼いたチキンの残りでサラダ♪

2014.12.16 salad1
Σαλάτα με βινεγκρέτ από σπιτικό πετιμέζι ροδιού

ホリデーシーズンらしく、ドレッシングは自家製ザクロペティメジ入り。ザクロの実も散らして、華やかに仕上げました。

ペティメジとは、ブドウの果汁を煮詰めてシロップ状にしたもののことです。トルコではペクメズと呼ばれるものですが、ブドウ以外に他の果物でも作られます。

私がドレッシング用に作るザクロペティメジは、自家製と言ってもすごく簡単でほとんど手間もかかりません。本来なら大量生産なので絞るのにも煮詰めるのにもかなりの時間がかかるものですが、ザクロ2個ぐらいの量なら気軽に作れます。
過去記事に同じのを載せてますので、レシピはこちらからどうぞ。

ザクロとチキンのサラダ・ザクロペティメジのドレッシング

ちなみにザクロのドレッシングはエビなどにも合います。
エビとザクロのサラダ

レシピではザクロの絞り方は丁寧に実をはずす方法にしてますが、半分に切ったのをオレンジなどを絞る道具で絞る方法でもOKです(この場合、汁の量はちょっと少なくなるかも?)。


2014.12.16 salad2

夜にももう一回(笑)
最初のは昼間、撮影用にささっと作ったのだけど、冷蔵庫に入れておいたローストチキンは冷たいままだとちょっと鶏臭さが出るのですよね。
少量のオリーブオイルを加えフライパンで軽く焼き直しました。この時、塩、胡椒、ゴマを加えてあります。
ゴマってアジアなイメージかもしれませんが、ギリシャでも好まれる食材なんですよ。サラダのトッピングに使うこともあります。

香ばしいゴマまぶしチキンにザクロのフルーティーさがぴったり。
ワインはザクロの色に合わせてロゼにしてみました^^


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

↑このページのトップヘ