先日載せたエビとムール貝のサガナキに使ったチーズは、ケファロニア島のフェタチーズとナクソス島のグラヴィエラでした。
フェタとグラヴィエラはギリシャで最もポピュラーなチーズ。どちらも全国で作られ、その産地が名前に付きます。今回使用のナクソス島のものは“グラヴィエラ・ナクスゥ”と呼ばれ、1996年に原産地呼称認定を受けています。
グラヴィエラの歴史はまだ浅く、スイスのグリュイエールチーズの製法を参考に20世紀はじめ頃からペロポネソス半島もしくはクレタ島で作り始められたと言われていますが、またたく間にギリシャ全土に広まり地方色も出てきました。
ギリシャのグラヴィエラは一般的に羊乳または羊乳と山羊乳のブレンドで作られることが多いハードチーズですが、ナクソス島はじめキクラデス諸島では牛乳を原料とするのが特徴です。
もうひとつの特徴として、グラヴィエラの生産過程で行われる加塩は乾塩法(乾いた塩をすり込む)が一般的なようですが、グラヴィエラ・ナクスゥはブライン法(塩水に漬ける)を用いられるのが、他地方はもとより、同じキクラデス諸島のグラヴィエラ・ティヌゥ(ティノス島のグラヴィエラ)とも違う点です。
グラヴィエラ・ナクスゥは最低2ヶ月熟成されます。写真のは、比較的熟成が浅いもの。甘いミルクの香りが豊かで、少しナッティーな味わいです。もっと熟成が長くアミノ酸の結晶がいっぱい出来ているものは複雑な味になり、こちらの方がおすすめ。
長期熟成されたものでも癖はないので「臭〜いチーズ」がお好きな方には少々物足りないかもしれませんが、テーブルチーズとしても料理の素材としても活躍する便利なチーズです。
ギリシャを旅される機会があれば、いろんな地方のグラヴィエラを食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。
【関連リンク】
ギリシャこだわりの店・ノスティミア
ギリシャ食品店。グラヴィエラ・ナクスゥは無いようですが、グラヴィエラ・クリティス(クレタ島のグラヴィエラ。最も有名かつ美味しいグラヴィエラのひとつ)をはじめギリシャチーズを各種取り扱っているようです。
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フェタとグラヴィエラはギリシャで最もポピュラーなチーズ。どちらも全国で作られ、その産地が名前に付きます。今回使用のナクソス島のものは“グラヴィエラ・ナクスゥ”と呼ばれ、1996年に原産地呼称認定を受けています。
グラヴィエラの歴史はまだ浅く、スイスのグリュイエールチーズの製法を参考に20世紀はじめ頃からペロポネソス半島もしくはクレタ島で作り始められたと言われていますが、またたく間にギリシャ全土に広まり地方色も出てきました。
ギリシャのグラヴィエラは一般的に羊乳または羊乳と山羊乳のブレンドで作られることが多いハードチーズですが、ナクソス島はじめキクラデス諸島では牛乳を原料とするのが特徴です。
もうひとつの特徴として、グラヴィエラの生産過程で行われる加塩は乾塩法(乾いた塩をすり込む)が一般的なようですが、グラヴィエラ・ナクスゥはブライン法(塩水に漬ける)を用いられるのが、他地方はもとより、同じキクラデス諸島のグラヴィエラ・ティヌゥ(ティノス島のグラヴィエラ)とも違う点です。
グラヴィエラ・ナクスゥは最低2ヶ月熟成されます。写真のは、比較的熟成が浅いもの。甘いミルクの香りが豊かで、少しナッティーな味わいです。もっと熟成が長くアミノ酸の結晶がいっぱい出来ているものは複雑な味になり、こちらの方がおすすめ。
長期熟成されたものでも癖はないので「臭〜いチーズ」がお好きな方には少々物足りないかもしれませんが、テーブルチーズとしても料理の素材としても活躍する便利なチーズです。
ギリシャを旅される機会があれば、いろんな地方のグラヴィエラを食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。
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ギリシャこだわりの店・ノスティミア
ギリシャ食品店。グラヴィエラ・ナクスゥは無いようですが、グラヴィエラ・クリティス(クレタ島のグラヴィエラ。最も有名かつ美味しいグラヴィエラのひとつ)をはじめギリシャチーズを各種取り扱っているようです。
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