ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:デザート

ギリシャは明日から新学期。冬休み後半は疲れが出て何もできなかったけど、まずは掃除でもしようかと思います。

2022.01.03 ice cream
前回の記事では新年のケーキ「ヴァシロピタ」とギリシャおせち的なものを載せましたが、クリスマスと新年のお菓子は合体させてこんな風にも楽しんでいました。

クリスマスには必ず食べる2つのクッキー、クラビエデスとメロマカロナ。メロマカロナの方は全部食べるのを我慢して、アイスクリームにリメイクするのが気に入っています。

レシピ化してませんが作り方は以前書いたので、気になる方はこちらを参考に。


記事にも書いてるけど、お手軽に楽しむなら市販アイスクリームにメロマカロナ(お好みで追いスパイスもして)を混ぜ込むだけでOK。メロマカロナ味のカスタードも自作すると、さらにおいしさアップでおすすめです。メロマカロナの甘さがあるので、自作の場合は若干甘さ控えめにすると私の好みには丁度いいです。


2022.01.03 ice cream2
このベースだけでも結構メロマカロナなんですよ。


2022.01.03 ice cream3
メロマカロナと、容器の底に残ったシロップしみしみのくるみも加え、メロマカロナが細かくなりすぎないように混ぜてさらに冷やします。
初日はシンプルに普通のメロマカロナアイス、その後、チョコがけメロマカロナを作った時の残りチョコ(オーブンペーパーに薄くのばしておいたもの)も混ぜ込んでバリエーションを楽しみました。完成品写真はチョコ入りです。


2022.01.03 ice cream1
ケーキとアイスクリーム、それぞれ単品で味わう方が実はおすすめです。でも一緒に盛り付けて出すと特別感が出るので、おもてなしにも。ギリシャではこの時期あちこちで出されてうんざりする人も多いお菓子ですが、こんな風に目先を変えたら喜ばれるかもしれません。



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カロミナ
別に狙ったわけではないのですが、9月に続き10月もぶどうのプディング「ムスタレヴリア」でスタート。

2021.09.29 moustalevria
近くの青空市場にワイン用品種のぶどうが売ってて、それがまだあるうちに発酵ぶどうジュースを作りたいなと思い買ってきました。


2021.09.29 grapes
左から、サヴァティアノ、ロディティスと、右端にチラッと写ってるのがモスハト(マスカット)。サヴァティアノとロディティスは普通のワインにもなるけど、松脂で香りをつけたギリシャ特有のワイン「レツィーナ」に使われることでよく知られます。


2021.09.29 grapes1
ジュースは500mlのペットボトル1本分あれば私には十分。少し発酵して炭酸ガスとアルコールが出てきたところを飲むのが好きです。




残り600mlぐらいあったジュースはまたムスタレヴリアにしました。今年は久々に自分の中でブームがきて、3回ぐらい作ってます。



ムスタレヴリア、やっぱりおいしい〜!手で絞るのは大変だし、買った方がコスパはいいですが。ジューサーを持ってたらもっと気軽に作れそうですね。


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CLASS101でのギリシャ料理講座、完全開講しました。


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早いもので、もう9月ですね。
あんなに暑かった夏も、終わりを感じるとなんだか寂しい気がします。

2021.08.24 moustalevria
Μουσταλευριά

今年の夏休みはいろいろ大変で、自分のこと以外にも不安や心労がかなりあったんですが、なんとなく丸くおさまったかなという感じ。秋はすこしのんびりしたいものです。

タイミングを逃しがちな、季節の味も追っていかなければ。
8月の後半ぐらいからはいちじくや生ピスタチオ(これは今年は無理かな?)、晩生メロンなど。オリーブの時期も今から楽しみです。

2021.08.24 moustalevria1
夏から秋への季節のうつりかわりに食べたいお菓子のひとつが、ムスタレヴリア。この時期青空市場ではムストス(ぶどうの絞り汁)や作りたてのペティメジ(ぶどうの汁を煮詰めたシロップ)がよく売っていて、それで作る代表的なお菓子のひとつがムスタレヴリアと呼ばれるぶどうのプディングです。

2021.08.24 moustalevria2
ムストスはにごりや不純物を取り除いて澄ませるために木灰やクレイを使うのですが、うちで手早くぶどうを絞って作るのは、普通にアクをすくっただけで特に問題なし。

プディングの作り方もとてもシンプルで、ぶどうの汁にコーンスターチを加えて煮るだけ。甘さはぶどうだけでじゅうぶんなので、砂糖もなしです。
本体は材料2つという、たったこれだけのものですが、「ギリシャのお菓子らしい味」にするのが、シナモンや刻んだくるみのトッピング。ただぶどうの汁を固めたものがこれで変身するので、ぶどうが豊富にあるので作ってみようかなという方はぜひお試しください。


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ギリシャのアイスクリームショップで、バクラヴァやカダイフィといったギリシャスイーツを使ったフレーバーはそこそこよく見かけるのですが、クリスマスの定番お菓子メロマカロナもアイスクリーム化させるといけてるもののひとつです。

2019.12.28 melomakarona ice cream
Παγωτό μελομακάρονα με σοκολάτα

お手軽に作るには、メロマカロナもアイスクリームも市販品を使って混ぜればいいだけなのですが、ちょっと手間をかけてみます。

今回は、普通のメロマカロナはとっくになくなってしまったので、前の記事のチョコレートがけメロマカロナで。これはさらにおいしい予感!
アイスクリームのベースとなるカスタードもスパイスやオレンジ、蜂蜜の香るメロマカロナの味にしました。

最近どうもレシピ用に計量しながら作る余裕がないので目分量ですが、作り方を簡単に書いておきますね。いつかやる気が出たらちゃんとしたレシピにします……。

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まずはメロマカロナがないことには始まらないので、あらかじめ作っておきます。若干レシピを変えてますが、今回はセモリナ粉を使わず小麦粉だけのにしました。


メロマカロナは刻んだくるみを上にかけますが(+フィリングとして入れる場合もあり)、今年のは生地にもくるみを混ぜてあります。

卵黄、砂糖、メロマカロナに使った残りのセモリナ粉があればセモリナ粉、もしくはスターチ(私は大体コーンスターチかタピオカスターチを使ってます)、シナモン、クローブをよく混ぜ合わせ、牛乳を加えのばす。これを鍋に入れ、かきまぜながら弱火で温める。

ふつふつ煮えてきてとろみがついたら火から下ろし、蜂蜜、オレンジの皮すりおろしと絞り汁、軽くトーストしてFPにかけたくるみ(好みで、入れても入れなくても。粉状のに粒が混在してる状態)メタクサまたはブランデーを加える。底を氷水にあてて(もしくはそのまま冷ましても)時々かき混ぜながら冷まし、生クリームを加える。

2019.12.28 melomakarona


アイスクリームメーカーで凍らせるか、冷凍庫で凍らせる。冷凍庫で凍らせる場合は時々取り出してよくかき混ぜる。ソフトクリーム状に凍ったら、粗く砕いたメロマカロナを加え混ぜこみ、冷凍庫で保存する。

※カチカチには凍らないと思いますが、もし硬ければ食べる20〜30分ぐらい前に冷蔵庫へ移しておくと程よい柔らかさになります。

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凍らせる前のカスタードを長女に味見させたら、「メロマカロナだ!」とわかってくれましたオレンジはなければ入れなくてもいいですが、控えめに加えると上品な味に仕上がっておすすめです。


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フルーツ好きには天国のような、夏のギリシャ。初夏から出回るあんずも、さまざまな種類のを見かけます。

2019.07.21 soumada & apricot ice cream
Παγωτό σουμάδα με βερύκοκο

あんずに関しては、そのまま食べておいしいもの、生だといまいちなものがあって見極めがちょっと難しかったりもします。同じ時に買ったものでも個体差があったり。でも、そういうあんずでもジャムやお菓子に加工すると香りや酸味が立って間違いなくおいしいですよね。

杏干し(梅干もどき)用に買った小さめのあんずの、少し傷があったりするものを適当なジャムにしておいたのですが、タルトにするには量が少ないしどうしようかな……と放置していたらこのアイスクリームを思いつきました。

まずは、スマダと呼ばれるアーモンドシロップについて書いた過去記事をご覧ください。



ビターアーモンドが手に入らないのであんずの仁(杏仁)を入れて作ったのですが、それをパンナコッタやアイスクリームに使ってもとてもおいしかったのです。スマダアイスクリームをさらにアレンジして、あんず入りっていいのでは?と作ってみたのがこちら。「親子アイス」的なコンセプトです(笑)


2019.07.20 soumada

今回使ったのは、ニシロス島のスマダ。スマダは他の地方でも作られさまざまなバリエーションがありますが、ニシロス島のはビターアーモンドと砂糖で作られる薫り高い飲み物です。



ニシロス島、いいところですよ

ちなみに、ニシロス島でもスマダアイスが売っていたので食べてみたのですが、ニシロス在住のyetiherderさんによると数年前から見るようになったとのこと。大きな声では言えませんが、自家製の方がおいしかったです

私のスマダアイスクリームはスマダの味を生かし卵不使用であっさり目に仕上げてみました。レシピを書いてみたので、材料が手に入ったらぜひお試し下さい!

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