ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:ニスティシマ

白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。
お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。

2024.02.21 gigantes me prasa
Γίγαντες με πράσα στο φούρνο

ミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのですが、それの菜食版のようなものをギガンデスで作ってみてもおいしいだろうなぁと思ってたのです。

味つけはトマトペーストを控えめな量使い、スパイスが程よく香る程度に。いずれもトマト味やスパイシーというほどでもないくらいに抑えたのが好みです。


2024.02.21 gigantes me prasa3
この料理は鍋で煮込むだけでもできるけど、ぜひオーブンで仕上げてみてください。ふっくら柔らかく煮えつつも、表面のこんがりパリッと焼けた部分がいいアクセントになります。煮込みのやさしい味わいも捨てがたいですが、オーブン焼き独特の“味がぎゅっと詰まった感じ”がスパイス風味によく合います。

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小正月の小豆粥を見てたら食べたくなって、とりあえず“豆+米欲”を満たそうと戸棚にあったレンズ豆でファコリゾ(レンズ豆ごはん)を作りました。

2024.01.15 fakorizo
あまりにも地味すぎるビジュアルと、パッとしない写真に載せるのを躊躇したのですが(写真は若干ましなのに差し替えました)、これすごく好きなんですよ。レンズ豆スープのリメイク料理として、翌日に米を加え作ることが多いんですが、お粥かおじやのように作るのがここ何年かは気に入っています。

昨日作ったのは小豆粥を意識して、ほぼ豆と米だけぐらいのシンプルさ。
刻んだ玉ねぎをオリーブオイルで炒め、レンズ豆とベイリーフと水を加えやわらかくなるまで煮ます。
洗った米も加えて、全体がお好みのやわらかさに煮えたらできあがり。適度に汁気のある仕上がりになるよう水加減し、塩と控えめな量の胡椒で味をととのえます。

※オイル抜きニスティシマ(節食ヴァージョン)は、玉ねぎをオリーブオイルで炒める手順を省き、玉ねぎとレンズ豆を最初から鍋に入れて煮ます。

ギリシャ料理はチーズと一緒に食べることも多く、よくフェタチーズを添えたりもしますが、おじや風のファコリゾはチーズなしのメニューにするのが好きです。お気に入り且つおすすめのサイドディッシュは、ただ切っただけのトマト(好みで塩を少し振って)とオリーブ。この3つが最高の相性なので、ぜひお試しください。


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うちは、毎週日曜日がピッツァの日。トッピング用に買うマッシュルームがいつも余るのですが、中途半端な量なので夫が好きな野菜カレーに入れたりパスタに使うことが多いです。

2023.05.22 lentils & mushroom ragu sauce
私のお気に入りパスタソースのひとつが、ある時にふとレシピを思いついた、ベジタリアン/ヴィーガンのミートソースっぽいものです。ギリシャの食文化的に言えば、ニスティシマ(ギリシャ正教の決まりで動物性食品をとらない日に食べる料理)というカテゴリにあてはまります。

2023.05.22 lentils & mushroom ragu sauce1
菜食の料理は肉を模したものも多いですが、ギリシャで昔から食べられているようなニスティシマの料理は「本来肉を使う料理もあるけど、肉抜きで作るから代わりに合いそうな食材を使った」みたいな感じです。なので肉っぽさは特に目指してないのだけど、野菜料理としてしみじみおいしいなぁと思います。

近年ギリシャでもヴィーガン食やプラントベースみたいなのが流行っていて、ヴィーガン対応の代替食品もいろいろ見かけるようになったため、ニスティシマの食品や料理への影響も個人的にかなり注目しているテーマです。

2023.05.22 lentils & mushroom ragu sauce2
それはともかく、ミートソースと比べる必要なしにおいしいパスタソースなので、ベジタリアンじゃない方もぜひ。チーズか代替チーズをかけてもいいですが、私はチーズなしの方がおいしいと思います。かけたい人もまずはそのままで食べてみてください。


レシピは続きに。
かなり迷って乾燥レンズ豆を水戻しする方法でレシピにしましたが、もちろん茹でたレンズ豆で作ってもいいです。それらのオプションを説明してますので、MEMO欄まで読んでからお試しくださいね。


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