ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:ビーチ

比較的長く島に滞在する時は1日置きにビーチへ行くのだけど(毎日だと洗濯が大変なので)、ほんの3泊だったので2日続けてビーチ。

2022.09.04 pedi to agios.nikolaos1
マラスゥンダの次ぐらいによく行っている、アギオス・ニコラオスです。
ここは車もボートも使いたくない方でも行きやすいですよ。

****************

シミ島の玄関となる港町(イァロス)から離れたビーチは大体どこもタクシーボートでアクセス可能ですが、まあまあコストがかかるので、できるだけ安く行きたい方も多いでしょう。
港から離れた場所の方が海がきれいで静かだったりするので、時間に余裕があるならちょっと足をのばしてみるのがおすすめです。今回ご紹介するアギオス・ニコラオスも落ち着いた雰囲気で、またこちらは比較的遠浅な小石混じりの砂浜なので子連れにも最適。



健脚の方は、イァロスから徒歩で行ってみてはいかが?マップでルートを見てみると、50分ぐらいで到着するようですよ。

イァロス〜ぺディ間はバスも通っているので、ボートを使わずに一番楽に行こうと思えば、ぺディまでバスで行くと徒歩20分ぐらいでアギオス・ニコラオスに着きます。ぺディの端っこから海を見下ろすルートを歩いて行きますが、アギオス・ニコラオス手前の岩がちなところだけちょっと注意が必要。全体的になだらかな道なので、うちは子供が小さい頃から徒歩で行っています。

イァロスからのバスは、「風車跡が並ぶ場所」、「ホリオ(村)の下のキオスク前」、「ぺディ」に停車するので、見たい場所があればそこで降りてゆっくり散策するのも楽しい。イァロスからホリオ方面へ来る時は上り道だけがちょっとしんどく、あとは下り道と平らな道が続きます。風車のところで降りてそこから見渡せる絶景を楽しんだり、ぺディまでのんびり歩くのもいいものです。見どころというほどでもないですが、ぱっとしない小さな発電所の建物があったり、教会や民家が点在するのを眺めつつ歩くのが好き。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos2
ぺディの写真は今年はあまり撮らなかったので、一部去年のも織り交ぜて。ここのビーチでは私たちは泳がないんですが、とても穏やかな湾で子供やお年寄りにも人気のよう。小さな集落ですが、ホテルや飲食店が何軒かあります。ぺディはイァロスのパッと目を惹く風景とはまた違い、なんとなくノスタルジックでひなびた空気感が漂う場所です。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos3
ペンキ塗りたてできれいに保たれているおうちも素敵だけど、こういう色褪せた感じがとても好き。勝手に生えてるっぽいいちじくの木との組み合わせにキュンとします。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos4
同じようなポーズで気持ちよさそうに寝てた猫たち。人間のきょうだいもよくこんな風にシンクロしてますよね。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos5
ぺディの集落を出た辺り。

以前も何度か書いていますが、ホリオからの道はぺディ湾のほぼ真ん中に出ます。向かって右手に進むとアギオス・ニコラオス、左手に進むとアギア・マリナ。アギオス・ニコラオスの方が少し距離が短く、道も歩きやすいです。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos6
海沿いの道を歩いていきます。辺りに自生するハーブが海風に乗って時折香り、とても気持ちがいいです。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos7
午後6時前でしたが、まだ眩しい紺碧の海。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos8
軽く歩いて、ちょっと泳ぐのに丁度いい時間帯です。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos9
ここはパラソルとサンベッドが有料ですが、私たちはそんなにゆっくりしないので教会の前辺りに荷物を置いて泳ぎに行きます。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos10
アギオス・ニコラオス教会の門の横に描かれてた古いタイプの国旗は去年来た時に見たら塗り潰されてました(写真は今年の。塗り方が甘くてうっすらと国旗が透けて見えます)。写真を見返してみると、国旗のイラストは2020年まではあったよう。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos11
岩山のてっぺんに建てられた十字架も同じ時に白く塗られたようで、2020年の時点では青い色でした。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos12
7時頃になり、日が暮れてきたのでそろそろ帰ります。
この辺りでは山羊を見かけないなと思ってたんですが、写真の左上に1頭写っているのに気付きました。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos13
地味だけど、なぜか惹かれる海葱。バカンスの時期的に、満開のところを見る機会がなくて残念に思いながらいつも写真を撮ってしまいます。今回の旅では特にいっぱい撮ったので、お付き合いください。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos14
山の向こうに沈みゆく太陽に照らされたぺディの風景。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos15
あたたかなオレンジの光に包まれて、穏やかな夕暮れのひととき。

ぺディで食事をしてもよかったけど、また車に乗り込んでイァロス方面へ向かいます。来る前に立ち寄った土地で摘んできたセージを車内に置いてあったので、とてもいい香り。



よかったらショート動画もあわせてご覧ください
内容は、バスが通る道を風車の手前まで上るところ→ビーチへ向かう前にちょっと別のところへ(今回入れるつもりだったけど長くなりすぎるので次回に)→ぺディから歩いてアギオス・ニコラオスに到着するまで。



ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

ここ何年かは書く書く詐欺になっていたバカンス記事。

2022.09.02c
いつも行くシミ島に加え他の島々にも立ち寄ったりしてたんですが、バカンス後は新年度の慌しさやらいろいろあって、後回しにしてたら書くタイミングを逃してしまうパターン……それでもサラッと1記事くらいは書いてるつもりだったのに、シミ島カテゴリの最後の記事は2020年でした。

今年はシミ島に数日滞在しただけなんですが、初心に戻って記録しておこうと思います。

2022.09.01

ギリシャの島々の中では、アテネから遠い島のひとつがシミ島。
世界中から観光客が多く訪れるロドス島の近く(トルコからもすごく近い)ですが、空港がない小さな島なので、自家用車も必要な私たちはピレウス島からフェリーに乗ってひと晩かけて行きます。

子供たちが小さかった頃は2週間ぐらい滞在していたので、食料から愛用の調理器具まで大荷物を詰め込んでたのだけど、ここ何年かは短い滞在なので気が楽。それでも必需品だけで車はいっぱいになりますが。

旅程はフェリーのキャビンの空き状況による所が結構大きく(※)、今年は行かない可能性もなきにしもあらずだよね〜と言いつつ夏休みが終わる頃、9月のはじめに3泊だけしてきました。
まるで日本人の弾丸旅行みたいな感じですが、島では観光地巡りをするわけでもなくのんびりスケジュール。何をしに行くんだという気がしないわけでもないけど、リフレッシュできたから意義があるんでしょうね。

ピレウスからのフェリーはいくつかルートがあるようで、いくつかの島々に寄航しながら乗り換えなしでシミ島へ行くことができます。
去年と今年はいいタイミングのが取れなかったか、もしくはただ単に夫の気分か、行きはロドス島で乗り換え。今回は昼にロドス島に到着し、数時間後に別のフェリーでシミ島へ向かう予定だったので、ロドス島ではとりあえずコーヒー休憩→ビーチ→軽く昼食というスケジュールでした。


※キャビンが予約できなくてもキャンセルが出たりして(もしくは、実は予備があるとか)いつも確保できるのですが、キャンセル待ちの申し込みは乗船してからでないとできないらしく、もし本当にいっぱいだった場合はベッドなしで我慢ということになります。

2022.09.02a
私たちがロドス島に泊まる時は大体島の南東の方なんですが、今回みたいにさっと立ち寄る場合は北西が多いです。

飛行機で行く場合も空港のある北西の海沿いの道をよく通りますが、ロドスタウンの近くでは、素朴な平屋建ての家々が建ち並ぶエリアが印象的。この辺りはクリティカという村で、クレタトルコ人(クレタ島のギリシャ系ムスリム)の難民ために作られた集落のひとつです。目の前に海が広がるこれらの小さな家には漁師が暮らしていたそう。


2022.09.02b
西側の海は波が強いのだけど、見晴らしのいいビーチは整備されてない箇所も多くて景色を楽しんだりするにはいいです。カモメや海ユリ(海スイセン)がいっぱいの場所もあるんですよ。


夫はいろんなビーチで泳ぎたい派だけど、私はあまり海に入りたくないから、植物の観察をしたり写真を撮ってる方が楽しいです。

2022.09.02d
ビーチの端っこでひとり、眩しくて画面が確認できない〜!と苦戦しつつ、必死のローアングルで海ユリを撮影するアジア人

そうこうしてるうちに、ひと泳ぎしてきた夫と子供たちが戻ってきたので、港方面へ向かいつつ昼ごはんを食べに。


2022.09.02e
さっと食べたい時はやっぱりスブラキピタですね(次女と夫はスブラキじゃなくギロス)。今回はなぜかオーダーがいろいろ間違ってて、予定より多く食べるはめになったけど。

出発の時間も丁度いい感じに近づいてきたので、スーパーで飲み物など買ってフェリーに乗り込みます。ロドス島の港を出てシミ島へ到着するまでは短い動画でご覧ください。




ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

↑このページのトップヘ