ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:ベジタリアン

早いもので、もう聖大木曜日。

2026.04.08 fasolia me lahano toursi
大斎の長い期間中ずっと動物性食品の断食をしなくとも、今週は少なくとも肉は避けるという人が多いです。そういえばこの時期に食べるつもりで仕込んであった発酵キャベツがまだ少し残っていたので、昨日はニスティシマ(動物性食品を含まない)の煮込みを作りました。

バルカン半島らしい食文化も見られる北ギリシャでは、発酵キャベツを冬の保存食として作ります。ザワークラウトのような刻み漬けではなく丸ごと漬けるのが一般的で、ロールキャベツもこれで作るのがバルカン風ですが、大きいまま漬けるのは場所を取るのが難点。冬のあいだ1回ぐらいは発酵キャベツのロールキャベツが食べたいなと思って丸ごと漬けるのですが、他の用途の場合は粗刻みにして漬けています。

豆と発酵キャベツの煮込みはトラキア地方の郷土料理で、去年の大斎中にレシピを載せたものです。普通は白いんげん豆を使うようですが、今回はうずら豆が食べたい気分だったので、それを使いました。

味つけも以前のレシピに書いた超シンプルなものから少し変えて、控えめな量のトマトペーストを加えました。これは出汁的な役割で、トマト味にはしない程度にするのが好きです。


2026.04.08 fasolia me lahano toursi1
この煮込みを作っているときに米も炊いていたので、鍋底にくっついたごはんを利用して、米入りのも作ってみました。米を炊いた鍋に煮込みを適量加え、ごはん粒が少しほどけるまで煮たらできあがり。週末からちょっと体調がいまいちだったので、おじやっぽい米入りの煮込みが沁みるおいしさでした


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早いもので、8月ももう終わり。

2025.08.21a
そういえばこの夏はスベリヒユをあまり食べていなかったなぁ……と思い出し、市場で買ってきました。


2025.08.21b
好きじゃない人には、ちょっと酸味があって青臭いただの草なんだけど、私は洗ったり下ごしらえしてる途中でちょいちょいつまみ食いしてしまいます。子供の頃にその辺でイタドリだとか、食べられる草や実をとってよく食べてたので、当時から変わってないのかもしれません。


2025.08.21c
先日の昼ごはんに作ったのは、じゃがいもやズッキーニとあわせた煮込み。玉ねぎをオリーブオイルでしんなりするまで炒め、食べやすい大きさに切ったじゃがいもとズッキーニを加え、じゃがいもの表面のかたさがとれるまで、ふたをしてちょっと蒸します。すりおろしたトマト、ざく切りにしたスベリヒユを加え、塩と砂糖を軽くひとつまみ程度。水を適宜加え、野菜がすべてやわらかくなるまで煮てできあがり。にんにくや胡椒など入れない、シンプルでやさしい味に仕上げるのが好きなのですが、この辺はお好みで。


2025.08.21d
生でサラダに入れるときは、やはり夏のサラダといえばこれ!のホリアティキ(グリークサラダ)にすることが多いです。トマトやきゅうりといった夏野菜のシンプルかつ力強い味わいに、雑草でもあるスベリヒユがとてもよく合います。


2025.08.23
1束分は、一度作ってみたいなぁと思っていた山形県辺りの保存食「ひょう干し」にしてみました。煮物をお正月料理として食べるそう。軽く茹でてから天日干しにするんですが、太い茎がしっかり乾くまで結構しぶとい。

毎年作っているかんぴょうも同じ頃に干したのだけど、どちらもからからに乾くとほんの少しになりますね。あまり張り切って沢山作っても結局使い切れなかったりするので、「ちょっと足りないくらいが丁度いい」と、自分に言い聞かせています。


【関連記事・レシピ】



夏の間は頻度が落ちるパイ作り。ちょっと気分が乗ってた時期があったので、アマランサスとフェタチーズのパイに続き、ハニア風ブレキを焼いていました。

2025.08.05 chaniotiko boureki
やはりこの時期オーブン料理はあまりしたくないので、自分が食べたいものだとか、ただ単に作りたいとき以外は重い腰が上がりません。ハニア風ブレキは家族はあまり好まないのだけど、私がたまに食べたくなるパイのひとつ。


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薄切りにしたズッキーニを、同じく薄切りにしたじゃがいも、フレッシュチーズと重ねて焼き上げたパイで、生地に包まず焼いたタイプもありますが、生地ありの方が断然おすすめです。


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ハニア風ブレキの生地は、上下1枚ずつ。生地そのものも折りパイや練りパイのように油脂の加え方に気を使う必要がないものですし、のばすのもあまり薄くしなくていいので、初心者でも難なく作れるかと思います。


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フィリングの野菜がやわらかくなるよう、じっくり焼くという点だけ守っていただけると、たぶん失敗はないはず。よく焼くことで、生地もおいしく仕上がります。手作りの生地というと面倒に感じる方も多いですが、市販生地を買いに行くより楽にできるので、ぜひ一度お試しを。


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ちなみにこれに使うチーズは市販品でもいいのですが、これもできれば手作りするのがおすすめです。工程が多く面倒なので、チーズは前日に作っておいても。市販のチーズより低コストだし、やさしい味が、ズッキーニとポテトにとてもよく合います。


【関連レシピ】

ハニア風ブレキのレシピはこちら。

暑かったり、いろいろあって気分が乗らなかったりで更新が滞ってましたが、写真が溜まってきたので忘れないうちに載せようと思います。

2025.07.12 dolmadakia
前回の記事では、「ズッキーニの雄花が売ってなくて、仕方なくズッキーニの実にくっついている雌花で米詰めを作ったけど満足度が低かった」と書きました。




こういう時の法則として、記事に書いた後に事態が反転するのは割とよくあることでして、翌週土曜の青空市場で雄花とひょっこり出会うことができました。「今度出会えたらためらわずに買う」なんて言いつつ、週末はメニューが決まってるし、お金も使っちゃったしなぁ……とか悩みながら(せいぜい数ユーロのことなのに)一旦は通り過ぎて、引き返したのですが。

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ぴんとした綺麗な花束じゃなく、ズッキーニの実の海の脇にバサッと適当に積まれた小さな山。これを全部2ユーロで引き取ってきたのですが、暑い中を歩いてるとどんどん萎れてくるので、うちに帰ったらすぐ料理にとりかかります。

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このときを待って冷凍庫で待機していたぶどうの葉の束を取り出し、まずはフィリング作り。フィリングは気分や手持ちの材料でその都度変えるのだけど、今回は玉ねぎと、すりおろしたにんじんとズッキーニ(それぞれ、グレーターの小さい丸穴、大きい丸穴で)、すりおろしトマト、米。ハーブはミントと冷凍庫にあったフェンネルを入れました。

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おしべは綺麗ならそのままでもいいけど、ちょっとくたびれてたので取りました。

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葉っぱと花それぞれ包んで鍋に入れ、水、オリーブオイル、レモン汁を加えじっくり煮てできあがり。何個か混ざってた雌花も使いましたが、どれだか見えますか?やっぱり雄花の方がおいしい!

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日本ではどちらも入手がちょっと難しい食材だけど、自分で育てたり、誰かにもらったりできる方はぜひ。多めに作っておくと数日楽しめます。鍋を火から下ろし落ち着かせてからのまだ温かいのも、冷蔵庫から出してそのまま冷たいのもおいしいですよ。

【関連レシピ】


ラタトゥイユに入れるような夏野菜を使った料理で、お気に入りのひとつがレンズ豆とあわせたフライパン煮込みです。

2025.05.26 fakes me lahanika
2年前の今頃にご紹介したレシピですが、夏野菜の値段が下がってくるこの時期に、繰り返しおすすめしたくなる一品。
レンズ豆は乾燥豆の中では調理時間が短く済み、長時間火を使いたくない季節の料理にぴったりです。とても栄養価が高く、夏バテ予防にもよさそうですよね。
とにかく簡単に作れて常備菜としても重宝するので、私にとって「とりあえずこれがあれば安心」という料理なのです。

お皿にこの煮込みを盛りつけて、皮をパリッと焼いたチキンだとかシーフードのグリルなんかをのせるとお店っぽいひと皿になりますよ。

2025.05.26 fakes me lahanika (2)
なんて言いつつ、暑い日は生ものとか極力触りたくないしやる気も出ないので、煮込みだけで一品勝負が常の我が家です。あとは適当にチーズやオリーブでもあれば上等。冷たいワインと一緒に、夏のメゼにもおすすめです。

【レシピリンク】


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