ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:ミロス島

ワインのおつまみに、ミロス島風の揚げチーズパイを作りました。

2022.06.13 pitarakia
Πιταράκια

ギリシャ人はパイが大好きで、チーズパイひとつとっても全国に数え切れないほどのバリエーションがあります。ミロス島にいくつかあるローカルなパイのうち、ピタラキァと呼ばれるものは島でつくられる山羊乳のハードチーズをシンプルな小麦粉生地で包んで揚げたもの。

ミロス島のパスタを以前ご紹介しましたが、同じ生地を使ってこのパイも作れます。

フィリングはすりおろしたチーズに、粗くすりおろして水気を絞った玉ねぎ、ミントを適量混ぜただけ。ミロス島チーズの代用品としては、塩気強めでしっかり熟成された山羊乳や羊乳のチーズを。


2022.06.13 pitarakia1
薄くのばした生地を丸く切って、フィリングをのせ2つ折りにして端をフォークでしっかりとめます。オリーブオイルまたは癖のない植物油(できればオリーブオイルを少し混ぜるといいです)できつね色になるまで揚げてできあがり。火加減に注意して2度揚げするとサクッと仕上がります。


2022.06.13 pitarakia2
できあがったパイを割ってみるとチーズが少ないように見えますが、塩気や風味は十分にありつつも、くどくない味わいです。


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秋にこの写真を撮ってたんですが、すっかり後回しになってしまいました。

2021.10.14
生ガーリックがガツンと効いたスコルダリァ(ガーリックディップ)は、ギリシャでとてもポピュラーなディップやスプレッドの一種。
パンやポテトをベースにした基本のスコルダリァのほか、ナッツを使ったもの、ワインビネガーでなくアグリーダ(未熟ぶどうの汁)で酸味を加えたものなど、さまざまなバリエーションを紹介してきました。

上の写真に写っているのはスコルダリァの地方バリエーションで、キクラデス諸島ミロス島のアリアーダ。スコルダリァのことを一部の地方ではアリアーダと呼ぶのですが、ミロス島のそれはベースに小麦粉ペーストを使っているのが特徴です。

小麦粉ペーストはミロス島で「スグリ」と呼ばれるもので、水で溶いた小麦粉を鍋に入れて加熱し、硬めのペースト状に練り上げます。これを冷蔵庫で保存しておき、使いたいだけ取り出してアリアーダを作ります。

普通の家庭ではそんなに大量のスグリは必要ないので、電子レンジで簡単にできる使いきりヴァージョンのレシピを書いてみました。

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