ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:ロドス島

ここ何年かは書く書く詐欺になっていたバカンス記事。

2022.09.02c
いつも行くシミ島に加え他の島々にも立ち寄ったりしてたんですが、バカンス後は新年度の慌しさやらいろいろあって、後回しにしてたら書くタイミングを逃してしまうパターン……それでもサラッと1記事くらいは書いてるつもりだったのに、シミ島カテゴリの最後の記事は2020年でした。

今年はシミ島に数日滞在しただけなんですが、初心に戻って記録しておこうと思います。

2022.09.01

ギリシャの島々の中では、アテネから遠い島のひとつがシミ島。
世界中から観光客が多く訪れるロドス島の近く(トルコからもすごく近い)ですが、空港がない小さな島なので、自家用車も必要な私たちはピレウス島からフェリーに乗ってひと晩かけて行きます。

子供たちが小さかった頃は2週間ぐらい滞在していたので、食料から愛用の調理器具まで大荷物を詰め込んでたのだけど、ここ何年かは短い滞在なので気が楽。それでも必需品だけで車はいっぱいになりますが。

旅程はフェリーのキャビンの空き状況による所が結構大きく(※)、今年は行かない可能性もなきにしもあらずだよね〜と言いつつ夏休みが終わる頃、9月のはじめに3泊だけしてきました。
まるで日本人の弾丸旅行みたいな感じですが、島では観光地巡りをするわけでもなくのんびりスケジュール。何をしに行くんだという気がしないわけでもないけど、リフレッシュできたから意義があるんでしょうね。

ピレウスからのフェリーはいくつかルートがあるようで、いくつかの島々に寄航しながら乗り換えなしでシミ島へ行くことができます。
去年と今年はいいタイミングのが取れなかったか、もしくはただ単に夫の気分か、行きはロドス島で乗り換え。今回は昼にロドス島に到着し、数時間後に別のフェリーでシミ島へ向かう予定だったので、ロドス島ではとりあえずコーヒー休憩→ビーチ→軽く昼食というスケジュールでした。


※キャビンが予約できなくてもキャンセルが出たりして(もしくは、実は予備があるとか)いつも確保できるのですが、キャンセル待ちの申し込みは乗船してからでないとできないらしく、もし本当にいっぱいだった場合はベッドなしで我慢ということになります。

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私たちがロドス島に泊まる時は大体島の南東の方なんですが、今回みたいにさっと立ち寄る場合は北西が多いです。

飛行機で行く場合も空港のある北西の海沿いの道をよく通りますが、ロドスタウンの近くでは、素朴な平屋建ての家々が建ち並ぶエリアが印象的。この辺りはクリティカという村で、クレタトルコ人(クレタ島のギリシャ系ムスリム)の難民ために作られた集落のひとつです。目の前に海が広がるこれらの小さな家には漁師が暮らしていたそう。


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西側の海は波が強いのだけど、見晴らしのいいビーチは整備されてない箇所も多くて景色を楽しんだりするにはいいです。カモメや海ユリ(海スイセン)がいっぱいの場所もあるんですよ。


夫はいろんなビーチで泳ぎたい派だけど、私はあまり海に入りたくないから、植物の観察をしたり写真を撮ってる方が楽しいです。

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ビーチの端っこでひとり、眩しくて画面が確認できない〜!と苦戦しつつ、必死のローアングルで海ユリを撮影するアジア人

そうこうしてるうちに、ひと泳ぎしてきた夫と子供たちが戻ってきたので、港方面へ向かいつつ昼ごはんを食べに。


2022.09.02e
さっと食べたい時はやっぱりスブラキピタですね(次女と夫はスブラキじゃなくギロス)。今回はなぜかオーダーがいろいろ間違ってて、予定より多く食べるはめになったけど。

出発の時間も丁度いい感じに近づいてきたので、スーパーで飲み物など買ってフェリーに乗り込みます。ロドス島の港を出てシミ島へ到着するまでは短い動画でご覧ください。




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戸棚の中で眠っていたプリグリ(ひき割り小麦、ブルグル)、そろそろ使い切ってしまわないといけないので……。

2019.03.14 pork & cracked wheat2
Χοιρινό με πλιγούρι

昔ロドス島で食べた、豚肉煮込みでひき割り小麦を炊いたピラフを作ってみました。ひき割り小麦は日本では多分トルコ語やアラビア語のブルグルという名前が一番よく知られてるんじゃないかと思います。レシピもイスラム圏のものが多く、豚肉を使ったものは、日本語で書かれたレシピというのはほとんどないかもしれません。

ロドス島はギリシャの中ではひき割り小麦をよく食べる地方のひとつで、以前こんなレシピもご紹介しました。
ひき割り小麦入りミートボールのトマトソース煮


2019.03.13 pork with cracked wheat

今回のピラフは、ほんのりスパイスの香る豚肉のトマトソース煮込みをベースとしたものです。ひき割り小麦は、できればごく粗びきのものを(画像のは、ちょっと細かめです)。トッピングはこれを食べたお店の真似をしてトマトと玉ねぎ。お好みですが、生の玉ねぎがいいアクセントになっておいしいです。


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長かった夏休みも今週で終わり。
この夏は暑くてバテてたのもあり、すっかりダラダラしてしまいましたが、ギリギリまでこの調子でいきます(本当は、やることがいっぱいあるのだけど……)。

2016.05.20 voli me prigouri1
Βόλοι με πλιγούρι

最近は料理らしい料理もしてないので、ずっと前に書いて載せそびれていたこちらを。
昔、ロドス島の奥さんが作っているのを見た、「ヴォリ・メ・プリグリ」という郷土料理。ひき割り小麦(プリグリ※)入りミートボールのトマトソース煮です。

これ、ギリシャ料理をそこそこ知っている方が食べると、クミン風味ミートボールのトマトソース煮「スズカキァ」と、米入りミートボール「ユヴァルラキァ」の要素を感じるかと思います。米ではなくひき割り小麦を混ぜ込んだミートボールはユヴァルラキァよりも軽い食感。ソースはアヴゴレモノ(卵レモン)でなくトマトソースで、ミートボールにはロドス島でよく使われるスパイスそしてスズカキァにも欠かせないスパイスであるクミンで風味付けをしてあるので、味的にはスズカキァに近いです。


2016.05.20 voli me prigouri2

料理名のヴォリは、ギリシャ語でビー玉のこと。粘土で作られたビー玉に、言われてみれば似ているかもしれません。


※日本ではトルコ食材のブルグルとしてよく知られているものです。

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いよいよクリスマスって時の記事じゃないですが、毎年載せそびれているバカンス記事、やっと完走です^^;

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夏のバカンスはシミ島のサマーハウスで2週間ほど滞在したあと、ロドス島に寄って2泊ほどしてからアテネに戻るのがお決まりのコースとなっています。
ホテルに泊まりたい&プールで遊びたいという子供たちの希望なんですが、私もやっと家事から解放されてのんびりできるのがうれしい♪

素敵なホテルがいっぱいある中、子供が喜ぶ条件で選ぶので、ウォータースライダーがあること、そして一番重要なのがオールインクルーシブであること。あまりに羽目をはずしたらもちろんストップをかけますが、「好き勝手できる」というのがこのバカンスのポイントなのです。


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上記の条件をクリアしているのが、今年で3度目のアリラというホテル。まだ新しいので綺麗です。


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さすがに3度目ともなると写真はほとんど撮ってないので去年一昨年のと混ざってますが、部屋はいつもプール付きのファミリールームです。帰りの日はチェックアウトしてから船の時間まで上の道路側の部屋を使わせてもらいましたが、こういうところで泊まるなら、絶対に広くて海側の部屋がいいですね。


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白&シルバーのすっきりとしたインテリア。


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部屋は引き戸で仕切られていて、こちらは子供が使っていた部屋。


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プライベートプール。


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今年は一番端っこの部屋だったので、ウォータースライダーのある子供プールまで近くてラッキーでした。


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バスルーム。


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シャワーブースも別に付いてて便利。


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オールインクルーシブだとフード&ドリンクの質があまりにチープすぎるところもあるけど(同系列のホテルでも)、ここは結構ちゃんとしててお得だと思います。


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家族のお気に入りはTex-Mex。いつも、着いたらまずここで昼ごはんです。


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イタリアンレストランのサラダ。


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シーフードパスタ。


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パンナコッタ。


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ギリシャらしく、スブラキレストランも。夫、ピタ食べすぎ(笑)


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スブラキ・ピタ。これは次の記事にもうちょっと詳しく書きます。


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バーガーショップでハンバーガー。


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ウゼリにて。ティガニァとグラヴィエラチーズ。


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シーフードとトラハナの料理。


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アイスクリームショップで。ワッフルやクレープなどもあるのですが、いつもすでにお腹いっぱいなのでアイスクリームだけ。


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朝食ブッフェも充実。昼と夜もブッフェももちろんあり、滞在中一度はこちらを利用します(やっぱり自分で取ってくるのは子供には楽しいらしい)。


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子供たちは断然プール派なのでブーイングが出ますが、夫の希望でビーチへも。ホテルのプライベートビーチじゃなく、車で島の南の方まで行きます。


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頭骨が落ちてました。


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海ラッパズイセン(Pancratium Maritimum)。ギリシャでは「海のユリ」「聖母のユリ」「海のスイセン」「砂のユリ」などと呼ばれるヒガンバナ科の多年草で、砂浜や海のそばの砂地で咲いているのをよく見かけます。花の時期は8〜10月。真夏の太陽に焼かれた砂浜で風に吹かれる白い花は、儚げなようで強さを秘めています。


あっ、ウォーターパークも行ってたんですが、とりあえずバカンス記事はこれで終了ということで。私はたまには違う島へも行きたいので来年は別のコースで……って言ってるのですが、さてどうなるやら?


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今更ながら、今年のバカンスの記録でも……(2011年のも結局載せきれてませんが
写真の整理が苦手なのですが、特にブログに載せるとなると、どうまとめたらいいかわからなくなるんですよね
とりあえずは前置き的な感じで出発編です。

2012.08.18

例年通り、ピレウスからロドスまでブルースターフェリーズを利用しました。
ブルースターフェリーズはシミ島まで行く便もあるのですが、それには乗らず何故かいつもロドスで乗り換えています。
真夜中近くに出航して、いくつかの島を経由した後ロドスに着いたのは確か昼前ぐらい。


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このフェリーは空いていたので(もしくは他の島で下りてしまった車が多かったのかも?)、ほとんど待つことなくスムーズに外へ出られました。


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港から見た旧市街。
子供たちの希望で、とりあえずはスタバでお茶をするのがお決まりなんですが、来年はまだあるかな……?


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今回はシミ島行きのフェリーまで時間の余裕があったので、島の北端にある水族館に行ってきました。


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出入り口は向かって右側にあります。


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ここはリサーチセンターなのですが、一般公開されているエリアは博物館と水族館に分かれていて、この洞窟っぽい造りのが水族館。建物内部はひんやりしていて気持ちいい〜。


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私のお仲間にも対面(笑)
小さい水族館なんですが、充分楽しかったです。大きくて洗練された水族館もいいですが、こういう小ぢんまりとしてノスタルジックな雰囲気の漂っている水族館もいいものですね。


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まだ少し時間があったので、旧市街にも行ってきました。
たまたまだったのかもしれないけど、例年より人が随分少なかったような?この時期この時間帯のイポトン通りで人があまり写ってない写真を撮るのって、いつもなら結構難しいんですよ。


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ここでの密かな目的は、ツイッターを通じて知り合ったTomokoさんにお会いすることでした。ロドス島に嫁いだTomokoさんは、ご家族が経営するレストラン(※)のお手伝いもされています。
今回行けるかわからなかったのでアポなし突撃しちゃったのですが、丁度いらっしゃってラッキー♪いっぱいお話もできて楽しいひとときでした

※旧市街の時計台のところにあるMAMA SOFIAというレストランです。


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時間になったのでまた別の港へ向かい、シミ島行きのフェリーに乗ります。
シミ島へ行くフェリーはいろいろあるのですが、私たちはドデカニソスシーウェイズの高速フェリーを利用することが多いです。これだと所要時間は大体1時間ぐらい。


(たぶん続きます……)

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