ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:和食

食材的に、一番わくわくするのが春。
伝統食への関心の高まりとともに需要も増えたのか、昔と比べて野草の類が手に入りやすくなったのは嬉しいことです。

2014.03.12 avronies1

中でも毎年楽しみにしているのが、野生のアスパラ(ギリシャ語でスパラギァσπαράγγια)やオヴリェス(οβριές。アヴロニェスαβρωνιέςとも呼ばれる)です。
この2つは全く違う植物なのでまとめてしまうのはいかがなものかと思うのですが、よく一緒に売られているし、ギリシャ人でも混同している人が結構多いそう。
上の写真はオヴリェスなのですが、アスパラが2本ほど紛れているのが見えますか?生えてる場所は違うはずだけど、束にしている時に紛れ込んだのでしょう。よく見ると形が少し違っていて、オヴリェスは穂先が粒々でハート型の葉っぱがついています。

また、日本の山菜であるシオデ(Smilax riparia)と間違えられることもあるようですが、オヴリェスはTamus communis(現在はDioscorea communisとなった模様)。ヤマノイモ科のつる性植物ブラック・ブリオニーで、新芽を食用とします。なお、アスパラと違いオヴリェスは毒があるので必ず加熱調理して食べます。ギリシャの市場ではどちらも「ファルマコ(薬)だよ〜」という謳い文句とともに売ってたりしますが、確かにこのようなほろ苦い野草はデトックス効果があるように感じます。

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2014.03.12 avronies2

ギリシャ風には、シンプルに茹でて(煮て)オリーブオイルとレモンまたはビネガーで食べたり、オムレツなど卵料理や煮込みにもされます。
茹でる場合は茹で汁も捨てずに飲むのがポイント。
旬であるというのも理由ですが、オヴリェスは復活祭前のメガリ・サラコスティ(四旬節、断食期間)に好んで食べられるホルタ(野草)のひとつです。動物性の食品などを断つこの時期の食事には穢れを落とす意味もあるようなので、オヴリェスのようなホルタなど中心の食生活にしていると、なんとなく清らかな気分になります。


2014.03.14 avronies3

野草料理といえば、和食アレンジも私的には外せないものです。
オヴリェスの炊き込みご飯は、ほろ苦さが春らしくて好き。オヴリェスの量がそれほどなかったのでニンジンや油揚げも入れましたが、たっぷりのオヴリェスと塩だけで炊くのもいいですね。


2014.03.12 avronies4

ある日の昼ご飯に作った、オヴリェスと油揚げの卵とじうどん。
オヴリェスは「苦い!」と言うほどでもないのですが、ほんのりとした苦味には少し甘めの油揚げと卵がよく合います。


2014.03.12 avronies5

たたきも作ってみました。
どぶろくの肴にちびちびつまみ、ほんの少し残したのは〆のご飯にのっけて……。なかなか春の日本へ山菜を食べに行けないのが残念ですが、ギリシャ和食もこれはこれでいいものです^^


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昨日、越後屋さんのところで美味しそうな秋刀魚ごはんを目撃。
秋刀魚缶なら、うちにもあるじゃない!というわけで、早速作ってみました。

2010.03.09

丁度お米を水に浸してるところだったので、油をしっかり切った秋刀魚、刻んだ松山揚げ、生姜の千切り、昆布出汁、酒(今回は、どぶろくを澱引きしたもの)、醤油、ナンプラーを加えて超スピーディーに炊き上がり♪

青味に葱をパラパラッと散らして食べてみたら…おお〜、これは美味しい!缶詰の魚を使ったご飯の中では一番好きな味です
あとは大根&にんじんのお味噌汁と、自家製なめたけのみぞれ和え、しば漬でとっても満足な朝ごはんでした


使った秋刀魚缶はこれ↓
2010.03.09 canned sauries

ギリシャ産の秋刀魚のオイル漬けです。ギリシャで生の秋刀魚は見たことがないんですけど、この缶詰はなかなか美味しいので気に入っています。

越後屋さん曰く、ロシア産はギリシャ産と同じように黒胡椒やベイリーフが入ったものもあるけど、塩だけで味付けされてるのもあり、それがご飯には特におすすめとのこと。
近くにロシア食品店がいくつかあるので、探しに行ってみよう…。

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ギリシャで和食が恋しくなった時、手っ取り早く禁断症状を抑えてくれる現地食材のひとつがタラマ(塩漬け魚卵ペースト)。他の欧米諸国でも結構手に入るらしいので、これをたらこの代用品に...というのは海外在住日本人の間ではお馴染みですよね。辛いもの好きな私は、唐辛子や酒を加えて明太風に味付けしたのを冷凍ストックしています。

そんな“明太もどき”の、お気に入りの活用法のひとつがこれ。
2009.03.19 iwashimentai1

明太いわし(めんたいいわし、いわし明太)です。
イワシなどの青魚はたまに食べたくなるんだけど、家族はあまり食べてくれないので、いつも500gほど買って来てはギリシャ風の調理法と和風の調理法の2パターンで変化を付けて一人で消費しています^^;
明太いわしにすると仕込み時間を含め数日はもつし、冷凍保存も出来るので便利。タラマはたらこよりも塩分が強いんですが、この明太いわしはイワシの身に塩分が行き渡るのと、酒に漬けてあるせいで比較的マイルドな塩気に仕上がるんですよ。美味しいので是非お試し下さい♪

長くなるのでレシピは追記に書くことにして、ある日の献立を。
2009.03.19 iwashimentai2

お皿がテカって写真が撮れない〜!とジタバタしてたら、明太いわし以外のものがほとんど写ってないことに気付きませんでした^^;
ぼんやりとしか見えないけど、あとの2品は“たぬ奴”と“卵、葉ニンニク、あぶら麩もどきの味噌汁”です。

たぬ奴はtugukiさんのブログでお馴染み、揚げ玉と葱トッピングの冷奴です。これ、お豆腐があるととりあえず作ってしまうほど気に入ってます。

お味噌汁はzazamaruさんのブログで見た“ニラ玉味噌汁”のアレンジ。こちらではニラが手に入りにくい(たまにあっても品質が良くなかったり)ので葉ニンニクで代用しましたが、かなり美味しかったです。この時は、出来損ないのあぶら麩も入れてみました。一時期、車麩作りに凝ったこともあったんですが...こちらの小麦粉のせいか、私の腕が悪いのか(多分こっち)、市販品のような軽さはどうしても出せません。

まあ、それはともかく。ギリシャでの和食ライフには結構満足しています
これはまた別の日に作ったものですが、買ってきた鯖に卵が入っていたので薄めの味付けで炊いてみました。
2009.03.21 mackerel eggs

小さい鯖の小さい卵だったので、血抜きはほとんど必要なし。そーっと切ったのを湯通して花を咲かせ、出汁、醤油、酒、みりんで煮ました。苦い方のヴルーヴァと、そら豆はそれぞれ下茹でし、火から下ろし際に加えて味を含ませてあります。
これは、幸せな味〜卵はもちろん、ほろ苦い春野菜もすごくいい組み合わせで美味しかったです。


明太いわしの作り方は続きへどうぞ。
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かなり久し振りに、風邪をひいてます。

2週間前の子供パーティーで娘が貰ってきた風邪。気をつけてたんだけど、しっかり移されてしまいました...。幸い、熱が出たり体が痛かったりしたのは一日だけで済んだものの、咳がなかなかしつこく、頭もボーッとしてます

お詫び:あまり集中することが出来ないので、メールやコメントのお返事が遅れてしまってすみません!

umeboshi zousui ところで皆さんは、風邪をひいたり調子の悪い時にどんなものを食べますか?やっぱり定番はお粥ですが、うちでは梅干し雑炊も同じくらいよく作ってもらってた気がします。

この雑炊には、昔ながらの梅干しでなければ駄目!塩を甘めに漬けてある梅干しって、そのまま食べるには美味しいけど、こういう風に使うとなると、何とも頼りないんですよね。おにぎりや料理にも、基本的には塩と紫蘇だけで漬けた梅干しが好みです。


非常時にだけ取り出される梅干し。
2008.05.26 umeboshi

ギリシャに移り住む前に日本で漬けてきたので、13年ものです。もちろん塩加減はしっかりしてあるので、いつまででも保つ...はず?(でも、紫蘇は除けた方がいいような気はしますが)我が家の家宝・冷蔵庫の主と化している為、ほとんど手を付けられることはありません。いつか時間があれば、また日本で漬けて来たいんですけどね。実家のガレージ脇の納戸に、祖母が漬けた梅干しの甕が並んでたものですが...さすがにあれはもう無いだろうなぁ。

レシピというほどではありませんが、作り方は続きへどうぞ。
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どぶろくを作ってみたという話を前回書きましたが、一番の目的はこれ↓でした。

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どぶろくを絞った時に出る酒粕で、粕汁!
ああ...何年ぶりでしょう?一昨年12月の里帰り時に食べそびれて後悔してたものの一つです。こちらでは酒粕が入手できない(多分)のがネックだけど、「自分で作ればいいんだ」と気付いた時には小躍りしたい気分でした

ところで、粕汁の具に鮭を使うことが多いというのを私は知りませんでした。豚肉や味噌を入れるのが実家の粕汁ですが、これって結構少数派なんでしょうか?
豚肉の他に入れたのは、カブ(大根が無かったので)、ニンジン、油揚げもどき、トッピングの葱です。油揚げもどきは、スライスした豆腐をしっかり水切りしてから揚げたもの。市販の油揚げのようには綺麗に出来なかったので「もどき」です^^;

ちなみにこの粕汁に使ったもののうち、味噌、酒粕、油揚げは自家製です。私は食事の時に汁物は無くても気にならないんですが、自家製味噌(頂き物も含め)を使うようになってからは、お味噌汁が美味しくって...たかが味噌汁、されど味噌汁。粉末出汁と市販の味噌でも簡単に作れるものですが、手をかければご馳走になるんですね。そのうち出汁に使う鰹節を手作りしたり、昆布を海で採ってくるようになるかもしれません(それは無いか^^;)。

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またちょっと写真多目なので、続きは追記へどうぞ。
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