ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:復活祭

今年の復活祭の記録、前回のお菓子編から無事に続きました^^

2014.04.20 easter lunch

例によって集合写真が下手なんですが、こんな感じで。

食べ物部門でギリシャの復活祭のハイライトは、なんと言っても日曜のランチ。
大量の肉料理(特に、ラムを焼いたもの)、数々の前菜、サラダなどなどがところ狭しと並び、何時間もかけて準備しそしてひたすら食べる一大イベントとなります。

我が家の場合、毎回かなり控えめの量しか作らないんですけど。とは言え、これでもお腹いっぱいになり、夜まで満腹感(&胃もたれ)が……恐るべし肉料理!もう当分は粗食でいいです


2014.04.20 katsikaki

メインの肉料理は長女の「カチカキ!(仔山羊)」というリクエストに従い、塩、胡椒、オレガノのシンプルな味つけでフライパン蒸し焼きにした仔山羊でした。ポテトのオーブン焼きを添えて。
先に食べられたため写真にはないですが、山羊はいらないと言う次女用にチキンも焼きました。


2014.04.20 egg salad

卵割りゲームで割れてしまった茹で卵はサラダに。


2014.04.20 tzigerosarmades2

私は内臓料理♪
家族が食べないので普段なかなか食べる機会がないのですが、せっかくの復活祭なので好きなものを食べたいですよね^^
今回、これに一番力が入っています(笑)


2014.04.20 tzigerosarmades3

丸いハンバーグみたいに見えるのは、ジゲロサルマデスという料理です。
仔羊または仔山羊の内臓を刻んだものに、米やハーブなど(スパイスを入れる場合も)を混ぜ合わせたフィリングを網脂で包んでオーブン焼きにした一品。地方によりますが、復活祭によく作られる料理のひとつです。


2014.04.20 tzigerosarmades1

手前のは自作ではなく肉屋で買ったガルドゥバキ(ガルドゥバ)。
モツを小腸でぐるぐる巻きにしたココレッチと見た目が似ていますが、ココレッチはレバーや肺などいろんな部位の内臓を混ぜてあるのに対し、ガルドゥバは胸腺を網脂と小腸で巻いて作ります。


2014.04.21 tzigerosarmades

あとで気付いたのですが、ジゲロサルマデスは焼く前の状態も写真に撮るべきでしたね。余ったのを冷凍したものなので様子が違いますが、こんなのです。

これの他にも、ガルドゥバ1個に仔山羊の骨付きモモ肉が冷凍庫にゴロゴロ……復活祭のほとぼりが冷めたらまた食卓に登場する予定です。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ



ギリシャ正教最大のイベント、復活祭を迎えました。
我が家ではあまり盛大にお祝いしないのですが、一応形だけはとこんな感じで……。

2014.04.19 easter

ここ数年は普通のチュレキ(菓子パンの一種。復活祭用は赤く染めた卵を埋め込んで焼く)を作ってた気がしますが、今回は家族受けのいいドライサワーチェリーとチョコチップのチュレキにしました。
去年の夏に干したサワーチェリーが後生大事に取ってあったので、せっかくだからイベントの時に使おうかと。ドライサワーチェリーはいろんなお菓子に活躍するものですが、いっぱい干しても縮んで少量になってしまうから使い惜しみしてしまうのです

一緒に写っている赤い卵とチョコ卵は義母から頂きました。


2014.04.18 koulourakia

クルラキァも。
成型は子供たちの担当で、いろんな形のができあがりました。スタンダードな輪っか型やねじり型のほかに、ハート、うずまき、それぞれのイニシャル(これはすでに食べてしまったので写ってないですが)など……。

復活祭のお菓子を作ったり卵を染めたりは聖木曜日にするのが伝統で、ギリシャの主婦は一日かけてこれらを大量生産します。うちの場合、作ったのはクルラキァだけで、チュレキは本当にギリギリになってから。復活祭前に食べられると困るからという、単純な理由からなのですが(笑)
今年も聖土曜日に前述のチュレキを焼きましたが、キリストの復活を迎えるまで死守するのが大変でした^^;


2014.04.20 mageiritsa

深夜に教会へ行ったあと、一人マギリッツァ。今年はちゃんとモツで作りましたよ〜。日本の年越しそばのような趣があります。

ちなみに今年の卵割りゲームの勝者は長女でした^^


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

今年の正教の復活祭は遅く、5月5日でした。
復活祭休みも日本のGWとほぼ被ってて、今はまだ休み中……。少し前から完全に夏の暑さになってしまったため、夏休みに錯覚してしまいます^^;

2013.05.05 easter eggs

暑さのせいでやる気がなくなったのもありますが、忙しかったり体調いまいちだったりで今年はさらにミニマルに。一応、チュレキやイースターエッグは用意しましたよ

巷でも例年より地味にお祝いしてるおうちが多かったように思いますが、どうでしょう?


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

ブログネタ
お家で楽しむ♪ パン、お菓子♪ に参加中!
フリストス・アネスティ!(キリストは復活した)

2012.04.15a

あまりそれらしいことをやってない我が家の復活祭なのですが、まあ気分だけでも……と、夜中に教会へ行ってロウソクに聖なる火を貰ってきたり、卵割りゲームをやったりとか。

******************************

復活祭の卵と言えば聖木曜日の朝に茹でて赤く染めるのですが、この日に染めた卵は置いておいても腐らないと言われています。
うちの会社の冷蔵庫に復活祭の赤卵が何年もずーっと入ってたことがあり、ある年に恐る恐る振ってみたら縮まった中身がカラカラと音を立てていました^^;

義母が「置いておいたら琥珀になるのよ」と言っていて、???と思ったら、“7年置いた赤卵は白身がほぼ無くなり、黄身が琥珀のようになる。これは妊娠した女性のお守りとなる”ということらしいです。
興味のある方は試してみてはいかがでしょう?

******************************


うちは家族が羊を食べないので復活祭らしい料理はしてないのですが、みんなが大好きなチュレキ(甘いパン)とクルラキァ(ビスケット)は今年も作りましたよ♪

2012.04.15

復活祭の朝食には、やっぱりこれが食べたくなるんですよね^^

クルラキァのレシピはこちら。
チュレキは日本でも作りやすいアレンジバージョンだけ載せてるのですが(レシピ1レシピ2)、ギリシャでスタンダードなものは数種類のスパイスを入れるので独特な風味があり何とも美味しいです。
私はマスティハ(マスティックガム)、マハレピ(さくらんぼの一種の種に入ってる仁)、オレンジを入れて作ってます。オレンジは無しにしたり、お好みでカルダモンを入れても。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

ブログネタ
手づくりパン に参加中!
全くやる気が出なくて「今年の復活祭は教会に行くだけ!」なんて思ってたのに、結局、簡単なお菓子類だけは作りました。
2009.04.18 Easter bread & biscuits

復活祭に欠かせない菓子パンのチュレキ(ツレキ)と、クルラキァというビスケット。
チュレキには赤く染めた茹で卵を飾ることが多いのだけど、義母に貰えるのを当てにしてたら間に合わず...。自分では、個人的に気に入ってる茶色い茹で卵を、せこせこ貯めた玉ねぎの皮と一緒に茹でて作りました。
ちなみにチュレキの上にのっけて誤魔化しているのも茶色っぽく見えるけど、こちらはビーツのピクルス液に漬けて赤紫に染まった卵です。

クルラキァは基本的に輪っか型のビスケット全般を指す言葉で、種類によって呼び名は変わってきます。復活祭のはクルラキァ・パスハリナ。バターと卵の風味が優しい、クッキータイプです。成形はもちろん、お手伝い魔の娘。基本の丸(輪っか)型やねじり型を少し作って、あとはハートやお花の形を作って喜んでいました^^

_______________________________

復活祭で、私達が教会に行くのはキリストの復活を祝うクライマックスの時だけ。
今年は土曜の夜に義父母宅に行って、プレゼントを貰ったり(赤卵を貰ったのもこの時)遊んだりしてから11時半頃に近くの教会へ向いました。
教会に集まっている人々の中には子供もいっぱい。雰囲気としては、何となく日本の大晦日を思い出しますね。日本の子供達は12時までに力尽きて結局は寝てしまう割合もかなり高いと思うんですが、ギリシャの子供達は難なく起きてます

12時を回ったら、綺麗に飾ったランバーダ(ろうそく)に聖なる火を貰って持ち帰ります。義父母には食事に誘われたけど、さすがにそれは...。早い時間に食事も済ませてたことだし、早く子供達を寝かせたかったので家に急ぎました。

本当は教会へ行った後に食べるマギリツァも、掟破りのフライングです
正教徒の方には怒られそうですが、小さい子供が居るので目をつぶって下さいね^^;

2009.04.19 magiritsa

実は、マギリッツァは妹が来た時に作っていたので今でもお腹いっぱい気分...復活祭用にはチキンバージョンを久々に作りました。

手羽先でスープを作って、具には砂肝・胃・レバーと葱・ロメインレタス・ディル。いつか気が向いたらちゃんとしたレシピを載せようとも思ってますが、とりあえずはイザ!のブログに載せた作り方(こちらはラムバージョン)を参考にどうぞ。


復活祭の朝ごはんは、チュレキやクルラキァに茹で卵。教会から戻った後に卵割り遊びだけはやってから寝たんですが、朝もまず卵を割りたい子供達。義母に貰った分も、ほとんど割ってしまいました。

2009.04.19 tsoureki detail

チュレキはほんのり甘いブリオッシュのような菓子パンで、スパイスなどで独特な風味をつけてあるのが特徴です。使用するスパイス(香料)はマフレピやマスティハに、カクレ(カルダモン)やオールスパイス、オレンジなどを入れることも。我が家では、マフレピ、マスティハ、オレンジを基本に、たまにカルダモンも入れています。

マフレピやマスティハは日本では入手困難な為、チュレキのレシピはアレンジバージョンのしか載せてなかったんですが、近いうちに普通のチュレキレシピも載せるつもりです。なかなか気が向かないということも考えられますので、気長にお待ち下さい^^;

マスティハ:ヒオス島に自生するピスタチオの仲間の木から採れる樹液。爽やかな香りがし、リキュールや菓子、料理などの香り付けに用いられる。
マフレピ:野生チェリーの種の中の仁。粉にしてパンや菓子の風味付けに用いる。
カクレ:カルダモン。ギリシャで普通に見かけるのは皮が白く脱色されたタイプ。


にほんブログ村 トラコミュ 手作りおやつとパンへ
手作りおやつとパン


復活祭の日曜日は、ラムを食べるのが伝統。必ずしも丸焼きと決まってはいなくて、切ったものをオーブン焼きにしたり、地方や家庭によってさまざまです。それにアテネのような都会では外で羊を焼くスペースもあまり無く、郊外の肉料理専門レストランでお手軽に復活祭の食事を楽しむ人も多いです。

かく言う私達もお手軽派なので、家でオーブン料理をしない時は肉料理専門レストランの沢山あるヴァリやカリヴィアの辺りまで出かけます。午後2時とか早目の時間だと混み過ぎて大変なので、遅めの出発でのんびりと...。海の方へ寄り道したりして、人が少なくなってくる4時頃を狙ってカリヴィアに到着。注文するのはいつも決まってるので、過去記事に載せたこれとかこれをご覧下さい。

帰りものんびりと...
2009.04.19a

児童公園で子供達を遊ばせた後、オリーブの林に立ち寄って野草の観察。もう日が落ちてきた頃なので暗い写真ですが、野草の花がいっぱい咲いてる今の時期は最高

2009.04.19b

一際目を惹く赤い花が美しいポピー。とりあえず歩きやすそうな所に停まったんですが、もっと沢山咲いてる場所もあちこちにあります。

2009.04.19 wild flowers

青紫の花をつけた野草。何ていう名前なんでしょう?私の下手な写真では美しさが表現出来ないのが何とも残念...。

食べられる野草やハーブもいっぱい!じっくり探してはいないのですが、群生してるルッコラやカフカリスラは嫌でも目につきます。今は特に花が咲いてるので見つけやすいですよ。
2009.04.19 kafkalithra1

これがカフカリスラの花。ハートの花弁がとっても愛らしく、好きな野草のひとつです(種の見た目は、どちらかと言うと苦手なんですが^^;)。この間、カフカリスラについて書いた記事にも花の写真を貼っておきます。


人気blogランキングへ
レシピブログにほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

↑このページのトップヘ