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義父母からアラホヴァ(スキーリゾートなどで有名な所)に誘われてたのだけど、何だか混みそう...ということで辞退。やっぱり、人気の無い時期のアテネは最高です(と思う私達はひねくれ者?)。
そんなわけで、今回はちょっと気合いを入れて復活祭準備。
卵はすでに染めてあるのを義母が毎年くれるのだけど、真ん中2つは娘が絵の具で塗りました。塗った途端に落として割ってたけど(笑)
この卵は、ギリシャでは「卵割りゲーム」に使います。簡単に説明すると、個々が卵を手にしてぶつけ合い、最後まで割れずに残った人が勝ち...という遊び。娘は毎年これをすごく楽しみにしていて、復活祭当日まで「ちょっとだけ割ってもいい?」としつこく聞いてくるんです^^;
復活祭の準備は、子供と一緒に楽しめるものがいっぱいあります。
イースタービスケット(クルラキャ・パスハリナ)と、
イースターのパン(チュレキ)は娘との合作。ちょっと失敗したけど
チュレキはオレンジやマフレピ(野生チェリーの仁)で香り付けしてあります。このパンは一年中いつでも見かけるけど、復活祭用には赤い卵を埋め込んだりしてデコレーションします。
が、ここでもまた他のイベントとごっちゃになってる人が
「フルーリー(コイン)は入れへんの?」と娘。
それは新年のパンですから!(爆)そう言えば、新年には卵割りをしようとしてたなぁ...。
まあ、好きなようにさせてあげましょうと、チュレキを切って食べる時、娘が見てない間に彼女の分にコインを忍ばせてあげました。
↓今回の、私のメインイベントはこちら。
初・マギリッツァです
毎年毎年、復活祭の予定は未定な我が家。それで結局自分では何も用意せず、マギリッツァも友人宅で過した時以来御無沙汰してたんですが、やっと作れました。
マギリッツァは、教会でキリストの復活を祝ってきた後に食べる羊のモツスープ。シコタリァ(肺、心臓、肝臓が繋がって売られているもの)と、好みで腸。それをたっぷりの葱やハーブ(ディル、ミント、フェンネルなど地方によって違います)、ロメインレタス、少量の米と一緒に煮込んで、仕上げに卵とレモンでとろみを付けたものです。羊の頭も入れると、いい出汁が出るんだけど...これはまだ手を出す勇気がないので鶏ガラのスープにしました^^;
モツは血抜きしてレモンをこすりつけ、臭みを取っておきます。特に、腸は裏返してしっかり洗っておくのがコツ。これにちょっと手間がかかるんですが、丁寧に下処理をしたお陰でなかなか美味しくできましたよ♪
市場で見かけた中で一番小さいシコタリァと腸を200〜250gぐらい?で、3〜4人分のマギリッツァが完成。家族にはいつもの四角ピザを食べさせておいて、もちろん一人で堪能しましたよ。写真は翌日に残りを食べた時のものです。
話が前後しますが、普段は全く教会に縁の無い私達も、聖土曜日の夜だけはミサに行きます。と言っても、最後の方に滑り込みで参加するだけなんですけどね。夜中の12時に、キリストの復活を祝ってロウソクに火を貰って来るのですが、何となく日本の大晦日のような感じです。普段は早目に寝かされる子供たちも(ギリシャでは夜更かし組も結構いますが)この日は特別。綺麗な飾りをつけたロウソクを手に、張り切ってやって来ます。
うちは私と赤子が10時頃に撃沈して寝てたんだけど、娘に叩き起こされました^^;
意外にも赤子が楽しんでたのが印象的で、花火や爆竹にも驚いたのは最初だけ。あとは「バン、ブン!」と音真似をしたり余裕でした。
復活祭当日は遅い昼ごはんのつもりが、早い夕食?
前の夜に家族全員で教会へ行ったので、誰も起きて来ない...。特に夫は午後まで熟睡してました^^;
メニューはシンプルに、
・山羊とポテトのオーブン焼き
・ズッキーニのソテー、パセリとディジョンマスタードのヴィネグレット
・ロメインレタスサラダ、ラディッシュ入り
メインの山羊は塩、胡椒、オレガノ、レモン汁、マスタード、オリーブオイルをすり込み、ところどころにニンニクのスライスを埋め込んであります。これを、肉が柔かくなるまでオーブンでじっくり焼いたもの。肉はもちろん、一緒に焼いたポテトと丸ごとの新ニンニクが美味しい!
多くの家庭では、復活祭のご馳走はまだ続いてたりするのだけど、私はこれにて終了...。義父母の留守中は犬の餌やりに通っているので、今日はそのついでに外食でもして来ようかな?
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