ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:料理

某所にてシイラさんが「ディル風味の唐揚げを作った」とつぶやいておられたのに便乗。
それってギリシャっぽくていいかも~♪と、早速作ってみました。

2010.12.03 dill&lemon fried chicken

揚げたらディルの香りがほとんど飛んでしまったという報告を踏まえ、シイラオリジナルをアレンジ。普通の唐揚げではなく、中にフレーバーを入り込ませる方法を考えました。
今回は主に胸肉を薄めの削ぎ切りにして、揚げる時に丸っこくまとめることに。モモ肉を使うなら普通の唐揚げを作る時のように切り、身の方に深い切り目を数箇所入れるといいかと思います。

2010.12.03 dill&lemon fried chicken1

チキンはあるけどディルを切らしているという状態だったので、とりあえず下味だけつけて翌日揚げることに。塩、胡椒、おろしニンニクをもみ込み、冷蔵庫でほぼ1日寝かせた後、刻んだディルをたっぷり加えます。写真のより、もっともっと大量に入れてもいいかも?ギリシャ料理でフェンネルの葉を刻んでフリッターにしたものがあるのを思い出しましたが、ちょっとそんなノリで。

2010.12.03 dill&lemon fried chicken2

そして今回はよりギリシャ風な味付けにしてみようと思っていたので、レモン風味もプラスしますよ♪
私は冷凍ストックしてあったレモン胡椒(レモンの皮、青唐辛子、塩を粗いペーストにしたもの)を使いましたが、普通にレモンの皮をすりおろしたものでもいいです。

2010.12.03 dill&lemon fried chicken3

あとは普通の唐揚げと同じように揚げるだけ。ディルが焦げるといけないので揚げ色は普通の唐揚げやフライドチキンより浅めがいいでしょう。2度揚げするとなおよし。

ちなみに私の実家では溶き卵も加えるザンギっぽい作り方をしてるので、今回はその方法です。卵を絡め、小麦粉と片栗粉を加え混ぜた鶏肉を一口大にまとめて揚げていきます。

作り方のバリエーションとしては卵抜きでもよく、その場合は肉をまとめて粉(※)をまぶしてしばらく置いた後に揚げますが、肉に少し白ワインを加えしっとりさせておくと扱いやすい気がします。

※粉は片栗粉またはコーンスターチ、小麦粉、米粉のどれでも合うと思います。私は片栗粉と小麦粉をブレンド。

2010.12.03 dill&lemon fried chicken4

出来上がりの断面はこんな感じ。
削ぎ切り肉をまとめてあるので、中にディルやレモン胡椒が入り込んだ状態になっています。
じっくりマリネした肉はしっとり柔らか、ディルとレモンの風味も爽やかでいくらでも食べられそう!(実際、大量に食べちゃいましたが^^;)

シイラさん、素敵なアイデアをありがとうございました
これはまたすぐにリピート確実です。次回はこのワインと一緒に~


【関連レシピ】
のり塩味☆クランキーチキンもどき(作り方説明のみ)


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暑い夏の間は車での外出以外は近所にしか出かける気のしない私ですが、毎年バカンス後の暑さが落ち着いた頃には足繁くパノルムーの青空市場まで通っています。
この市場は規模が大きいのもさることながら、ゴーヤーなどのアジア野菜や花ズッキーニも入手できるのでお気に入り♪

久々に買った花ズッキーニで2品作ってみました。
2010.09.11 feta-stuffed courgette blossoms

まずは娘のリクエストで……彼女にとって花ズッキーニといえば絶対外せない“花ズッキーニのフェタ詰めフリット・蜂蜜がけ”。フリットそのものより、蜂蜜目当てという気がするのですが^^;

ズッキーニの雄花にフェタチーズを控えめに詰めて閉じ、小麦粉、コーンスターチ(又は片栗粉)、BP、冷水のシンプルな衣にくぐらせて揚げてあります。
サクサクの衣に花の優しい味とフェタの程よい塩気、そこに蜂蜜の甘さが絶妙です。
これはお子さま用なので蜂蜜だけですが、お好みで黒胡椒をガリガリ粗く挽いてかけても。


2010.09.05 honeyちなみに今回の蜂蜜はこれ。おなじみAttikiの新製品で、“ギリシャの島々から集めたタイムの蜜”です。



もう1品は海老のすり身と豚挽き肉を合わせたフィリングを詰めたもの。
2010.09.11 prawn-stuffed courgette blossoms1

ずっと前にかぁちゃんが海老を詰めていたのが美味しそうだったな〜と思い出して作ってみました。海老が少し足りなかったので豚挽肉なども合わせ、ナンプラーベースの味付けにしてあります。
こちらもフェタ詰めフリットと同じ衣をつけて揚げてますが、フィリングにちゃんと火を通す為に少し揚げ時間長めです。

2010.09.11 prawn-stuffed courgette blossoms2

ちょっと見えにくいですが、断面はこんな感じ。フワフワで美味しい〜
ごちそうさまでした♪


2010.09.11 courgette blossoms

花ズッキーニの写真、ブログに載せるつもりじゃなかったのでかなり適当に撮ってしまったから一番下でこそっと
これで丁度10個あります。上記リンクのレシピ記事を見たら2007年当時同じくらいで70セントだったようですが、今回買ったのは1.5ユーロほどしました。やっぱ物価上がってますね……。


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先日の“酸っぱい緑のコロミラ”で作ってみたかったもの達……

まずは「これは絶対作らねば!」とtongshinさんのブログで見た瞬間に誓った、タイのなまずサラダ(ヤム・プラードゥックフー)です。

2010.06.03 crispy catfish salad

蒸して潰したなまずの身をサクサク・カリカリのフレーク状に揚げたものに、カシューナッツやグリーンマンゴーなどを合わせたサラダなんですが、tongshinさんの“もどき”はグリーンマンゴーを酸っぱいプラムで代用したもの。
パンチの効いた味とさまざまな食感の組み合わせが楽しく美味しい♪ かなりはまってしまって、すでに3回作ってしまいました(笑)

酸っぱいマンゴーの代用には、今の時期なら硬く酸っぱい桃でも良さそう(まだまだリピートするつもりです)。tongshinさん、美味しいレシピをありがとうございました!


次は、これ。
2010.06.07 chicken tabaka

グルジア料理の“チキンのタバカ”のつもりなんですが、本来は丸ごとの雛鶏を開いて重石をしながら焼き上げる料理のところを、フライパンのサイズの都合上、半身の鶏をさらに半分に切って焼いてあります。
あ、そういえば昔パニーニメーカーで作ったことも……あの時は掃除が大変だったような^^;

で、その料理に添える定番ソースのひとつがトケマリという酸っぱいプラムのソースなんです。トケマリソースには赤いのと緑のがあって、ロシア食品店へ行けば瓶詰めのが手に入るものの、いつか是非手作りしてみたいな〜と思っていたのでした。
手持ちの料理本にもいくつかレシピは載ってたのだけど、今回はこちらのサイトを参考に作ってみました。

2010.06.04 tkemaliエキゾチックな味なので好き嫌いが分かれる気がしますが、私は好きな味。他の料理にもいろいろ使ってみたいです。


実は、このプラムでもうひとつ作ってみたいものがあったのですが…いかにも酸っぱそうな緑のコロミラが売ってなくて、大粒で黄緑っぽいのを仕方なく買ったら甘くてガッカリ。また酸っぱいのが入手できればいいなぁ……。


おまけ。
2010.06.08 kotopoulo youvetsi

チキンの皮がパリパリに焼けた美味しいところは私が頂いて(子供たちは皮を食べないので)肉を子供たちに半分ほど与えた残りでもう一品。リサイクルバージョンの、チキンのユベチです。

少し長くなるので、作り方やコツは追記に分けておきます。興味のある方はご覧下さい。

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先月タヌ子さんのブログで見て気になっていたタコの料理、やっと作れました♪

2010.04.21 octopus baked in gastra

クロアチアのそれは、タコのペカと呼ばれる料理。
蓋の上に炭火を置いて熱する簡易オーブンのような鍋(ペカ)で作られるそうなんですが、このペカがギリシャのガストラという調理器具にそっくり!
ガストラの画像はこことかここをご覧下さいね。
ちなみにギリシャではガストラの料理と言うと主に羊や山羊の肉をポテトと一緒にローストしたもの。ガストラはギリシャ内陸部(中部〜北部)にかけてよく使われるようなので、バルカンの調理器具なのかもしれません。
パイや豆・野菜料理にも使われますが、ギリシャでは魚介類をこれで焼いたのって見たことないかも?

何にせよすごく美味しそうだったので、これは是非試してみなければとタコを買ってきたものの、その後風邪をひいたりで先延ばしになり先週やっと作れたというわけ。
こんな街中で本物のガストラ料理は困難なので、オーブンに入れるタイプの“ガストラ”使用なんですけどね^^;
炭火を使って加熱する伝統的なタイプの他、オーブンに入れる蓋付きの鍋もガストラと呼ばれるのです。

このタイプのガストラは金属製のもありますが、熱の回り方が柔らかい素焼きの容器がいいような気がして、我が家ではそちらのタイプを使っています(ギリシャ製ではなく、ドイツのRÖmertopfですが)。

味付けはシンプルに…たっぷりのオリーブオイルと刻みニンニク、胡椒、そしてギリシャ風にオレガノも少し。これらを絡めたタコとポテトをガストラに入れ、蓋をしてじっくり焼き上げます。
そして出来上がったのが上の写真なんですが、タコはとても柔らか〜い♪頭(胴体)部分にもたっぷりニンニクを詰め込んだのがGoodでした
タコはそのものに塩気があるので塩は加えませんでしたが、ポテトにもしっかり味がついて美味しかったです。

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ブログ仲間のmargoさんが某所にてクランキーチキンもどきを作ってらしたので、私も挑戦♪

2010.04.17 chicken1

チキンにポテトをまぶして揚げた、某コンビニのアレです。
海外に住んでると、妙に日本のコンビニグルメとかが魅力的に見えるんですよね。
“うす塩味”らしいけど、絶対他の味でも美味しいよね〜と、いきなり別バージョンで。ポテトと言えば“のり塩”って安易な発想ですが。

完成品が上の写真なんですが、本家と違ってポテトの揚げ色がパン粉と同色になってしまったのでただのパン粉揚げチキンに見えますね
でもサクッと揚がったし、しっかりポテトの味がして美味しかったんですよ。プレーンなのも作って2色にしたんだけど、のり塩最高!自分的にかなりヒットでした
あ〜、ビールが欲しかった……昼なので自粛したんです(笑)

作ってる途中の写真をずらずらっと。
2010.04.17 process12010.04.17 process2

サイトを見たら、ポテト粉入りのパン粉を使用と書いてあったので、インスタントマッシュポテトとパン粉をブレンド。パン粉はこっちで“フリガニャ”と呼ばれる軽いクリスプブレッド(ラスク)をすり潰して作ってます。
じゃがいもは微塵切り。気持ち、大きめに切ってもよかったかも?

2010.04.17 process32010.04.17 process4

手前が青海苔を混ぜたもの、奥がプレーンの衣。スプーンで小さくすくったタネを落としてまぶします。タネはFPで粗く刻んだ鶏胸肉に調味料とつなぎを適当に。のり塩味の方は酒と昆布だしの素を隠し味に入れてます(ワサビでもよかったかも?この間ワサビ味からあげクンもどきを作ったら美味しかったし)。

2010.04.17 process52010.04.17 chicken2

美味しく出来たのだけど、もっとポテト度を上げたいな〜というのが今後の目標。衣はそのまままぶすのではなく、卵にくぐらせてからの方がいいかもしれない。


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