ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:旅行

夏のギリシャといえば海。

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海から遠くない場所に住んでいるギリシャ人たちは夏になるとこぞってビーチへ繰り出すので、シーズン中に数回しか泳がない私たちは少数派な気がします。この夏、私が海に入ったのはシミ島での2回だけ。

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シミ島で、私たちが毎回必ず行くのが島の南東に位置するマラスゥンダのビーチです。

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集落からはちょっと遠いですが車でのアクセスが容易なことと、穏やかで綺麗な海がお気に入り。ここはビーチにあるレストランとカフェがパラソルとサンベッドを管理しているようですが、お店を利用しない人でも無料で自由に使うことができるのもうれしい。

レストランは私的に結構おすすめで、島の名物であるスピニアロ(生の貝などを海水で保存したおつまみ)はここのがとてもおいしくて気に入っています。海を眺めながら、スピニアロでウゾを一杯やるのが最高!

さて、ビーチですが、写真を見てわかるように石の浜です。素足で歩くと痛いのが難ですが、私は砂があちこちにくっつくのが苦手なので石の方が好き。皆さんはどうですか?

波打ち際の石には海のカタツムリと呼ばれる小さな巻貝がくっついているので、「これ、食べるにはちょっと小さいな〜」とか考えながら集めて遊んでいます。ちなみにスピニアロと同じような感じのおつまみで海のカタツムリの剥き身もあるので、機会があればぜひお試しを。


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マラスゥンダビーチの山羊。
ここは常に何頭かの山羊がいて、木陰で涼んでたりビーチを闊歩している様子が名物のようになっています。どこかユーモラスで憎めない存在ですが、彼らは食べ物を狙ってくるのでちょっと注意が必要。食べ物を置いておいたりすると漁りに来るので気をつけましょう。


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ビーチへはいつも日が傾いてくる頃に行くのですが、まだ夕食には早そうだったのでもう少し足をのばしてパノルミティスに立ち寄ることに。


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島の南西に位置するパノルミティスは丸い形の湾になっていて、有名な修道院があります。ロドス島やコス島からの日帰り旅行でここを観光したいなら、シミの港直行でなくパノルミティスを経由するフェリーが便利。1時間ぐらい(?)停泊するので、修道院を見学して少しぶらぶらするのに丁度いいです。


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パノルミティスは修道院とお店がいくつかあるだけの場所ですが、ここのベーカリーは結構おすすめです。数年前にイァロスに支店ができましたが、パノルミティスの方は昔から変わらない薄暗く小さなお店。この看板が目印です。


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遅い時間だとパンやパイ類はほとんど残ってないし、食事前なので何も買ってませんが店の方にちょっと行ってみました。


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反対側からも一枚。夕方の柔らかな日差しが心地いいです。


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水着の上に薄いサマードレスを羽織ってるだけだったので修道院の中は遠慮しましたが、丁度夕方の礼拝の時間だったようで、スピーカーから流れてくる読教を聴きながら散歩を楽しみました。


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夜は、前日いっぱいで入れなかった近所の「ヨルゴスとマリアのタベルナ」へ。
ビーチで山羊を見た後でアレですが……私がメインに選んだのは山羊のオーブン焼き。ギリシャの山羊肉は臭みがなくおいしいんですよ。オーブンでじっくり焼き上げた山羊肉はホロッとやわらかく、ローズマリーやオレガノなどハーブが風味を添えて、素朴な見た目ながらも大満足の一品です。


マラスゥンダビーチに到着するまでと(途中に見える丸い湾がパノルミティスです!)パノルミティスの動画もどうぞ





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島に着いた翌日朝の話。

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家族はなかなか起きないので、ひとりで買い物に出かけることが多いです。
島の顔とも言える港町の風景は、いつ見てもやっぱり美しいですね。

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シミ島へ来たら、まずすることのひとつが「クルラキァの確保」。
島の郷土菓子のひとつで、甘くもしょっぱくもない素朴な味が朝ごはんにスナックにお気に入りなのです。フェリーから降りてその足で買いに行くこともあるけど、着いた翌日の朝に港町まで散歩がてら買い物に出かけるのが楽しい。

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自宅を出て、てくてくと歩いて行くのは港町であるイァロスと村(ホリオ)を繋ぐカリ・ストラータという大きな通り。綺麗に保たれている家々が建ち並びますが、かつてはさぞ立派な邸宅だっただろうという廃墟も。


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廃墟となっている建物の多くは第二次世界大戦の時に破壊されたままと、以前どこかで聞いたような気がします。無花果の大木に侵食された家は、いつも立ち止まってしまう場所のひとつ。この木を中から観察してみたいですね。


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行きは下り道だから足取り軽く、イァロスに到着。
ほぼパンデミック前のような気軽さで旅行できるようになったけど、シミ島のような小さな島まで来る観光客はあまり多くなさそう。それなりに賑わっているものの、港に泊まってるクルーザーの数も少なくなりました。


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9月はじめはまだかなり暑く、港の橋を渡って時計台まで行くのもやめて戻ってきたところ。新しいスーパーができてるのにアテネへ帰る時になって気付いたので、行っておけばよかった……。


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港周辺に並ぶ土産物店。シミ島はかつてスポンジ漁で栄えたので、今でもその名残でスポンジを売るお店がいくつかあります。


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リゾートにぴったりなファッションのブティックも多し。


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かなり昔からあるカフェバー。国旗と海をテーマにしたデコレーションが可愛いですね。


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今年オープンして気になっていた伝統食品のお店へ来てみました。島の住所ってざっくりしすぎてわかりにくいんだけど、ここも「イァロス」とだけ書いてあったのでどこだかわからず、ちょっと探しました。オーナーが同じなのか不明ですが、以前ベーカリーだったところでした。

店名の「アクーミ」は、シミ島のお菓子の名前から。ギリシャではルクマデスというイーストドーナッツがポピュラーなのですが、アクゥミアはその地方バリエーション。粥状に炊いたお米を生地に加えてあり、細長くてちょっといびつな形に生地を落とし揚げるのが特徴です。蜂蜜をかけるルクマデスとは違って、アクゥミアは粉砂糖をふりかけますが、この店ではフィリング入りなどアレンジしたものも食べることができます。


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取り扱っている食品の中では、サボテンの実を使ったお菓子や飲み物がいろいろあるのに惹かれました。島のあちこちに植えてあったり勝手に生えてたりするウチワサボテンの実があまり活用されてないのはもったいないと常々思っていたので。

写真はその一部で、左からルクミ、イポヴリヒオ(潜水艦)と呼ばれるフォンダンのようなスイーツ、ドライいちじく。ルクミを味見させてもらいましたがおいしかったです。結局買ったのはベーシックにミソコフティ(サボテンの実のプディング)ですが。手前に居るヘビのようなのは、私もよく復活祭に作るイースターエッグをくわえた飾りビスケット


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こちらは数年前にできたパノルミティスベーカリーのイァロス店。

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パンもペストリー類も美味しく人気のお店です。ここのミソコフティは食べやすい味で万人向けかも?


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昔からあるニコレットスベーカリー。他の店の方がフレッシュなんだけど、ここの無骨さもなかなか捨てがたい。


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エグリという小さなお菓子屋さん。(※パノルミティスベーカリーとエグリの写真は今年じゃなく以前撮ったものです)


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今回は売ってなくて別のところで買ったんだけど、ここのクルラキァ(写真一番右の)はバターの風味がよくおいしかったですよ。


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スーパーでシミ島のシーソルトも買い、そろそろ疲れてきたので家へ戻ります。

帰りはまたカリ・ストラータを休み休み上り、水シャワーを浴びてから朝ごはん。


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ベーカリーへ買出しに行った日はペストリー類もあるので、とりあえずクルラキァは置いておいてこちら。ベーシックなパイもいろいろあって迷うけど、やっぱりローカルものは押さえておきたいのでトゥルテス(チーズパイ)とアクーミ(前述のドーナッツ)。

コーヒーはインスタントだけど、海を眺めながらこのお気に入りのカップで飲むとやけにおいしいのです。


朝の散歩ダイジェスト版の動画もどうぞ


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2022年のバカンス記事2本目、シミ島のサマーハウスに到着です。

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ぶどうやオリーブの実りに秋の訪れを感じますね。後で思ったのだけど、ぶどうを摘んで持ち帰ればよかったなぁ。発酵させて飲みたかった。

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フェリーはロドス島を16時頃に発ち、シミ島へ着いたのが17時。

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自分たちの持ち家である別荘滞在の場合、何らかのトラブルがあった場合も想定して本当はもっと早めに着くのが理想です。

水道のシステムが改善されるまでは、貯水槽から家中に水を送るための電動ポンプがよく壊れるのが困りもので、「水が出るか否か」というのがとにかく不安でした。
今でも到着後まず第一に、何か異変がないかチェックと、電気・水道がちゃんと通ってるかの確認は欠かせません。そして、ざっと掃除をしてベッドメーキングをするという流れになっています。

去年も確か同じ到着時間だったものの、例年だとシーズン初めに来てもらってるハウスクリーニングを今年は頼んでなかったので、いつもより掃除が大変そう。しかもユーロバスケット開催中だったため、親戚のホテルのテレビで試合を見てくると言って夫は去っていきました……


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私も近所のミニマーケットへゴム手袋など買いに行ってしばしの現実逃避をしてから掃除開始。次女がダイニングをいつも通り綺麗に掃除してくれたのだけど、よく考えたらほんの数日の滞在のために下の階のキッチンやバスルームを掃除するのも馬鹿馬鹿しい。2階のバスルームはお湯が出ないけどまだ水シャワーでいける気候だったし、1階は冷蔵庫と洗濯機だけ使って、あとはケトルやカップを上に運んだらいいよねということに。洗濯機はその後事故に遭いお陀仏になるのですが、それはまた別の話。

そうこうしてるうちに夫が戻ってきたのでロフトからマットレスを下ろしてもらい、ベッドも整えたので食事に出かけました。


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初日はこんな感じなので近所の「ヨルゴスとマリアのタベルナ」へ行くのですが、洗礼式後の食事会だとかでいっぱいだったので、隣に新しくできた「カリ・ストラータ」というレストランへ行ってみました。


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以前カフェだったのが去年は空き店舗になっていたのだけど、この辺りではよく行ってた「ミロス」も「シロゴス」もなくなったので、またレストランの選択肢が増えたのは大歓迎。なかなかよい雰囲気で、お客もいっぱい入って賑わっていました。

メニューを見たところシーフードが多めの、カジュアルなモダンギリシャ料理。ロドス島でスブラキを食べてそれほどお腹がすいてなかったので、軽くつまめるものにしました。


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家族が頼むものっていつも大体同じで代わり映えがしないのですが……長女が好きなハルミチーズのグリル。


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大麦パンのラスクをサラダ仕立てにしたダコスも定番。元々はクレタ料理だけど、どこでも見かけるようになったので高確率で頼んでます。


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せっかくのシーフードチャンスを逃したくない私は、この頃とても食べたい気分だったムール貝のワイン蒸しをひとり占め。身は小ぶりなんだけど、火入れも丁度よくおいしかったです。
ここはハウスワインもおいしかったですよ。白ワインは香りのよいモスホフィレロで、ムール貝との相性も最高でした。


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食後にサービスで出されたデザートは、ココナッツ入りのレヴァニというケーキ。


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食事よければすべてよし。移動や掃除の疲れも癒され、レストランに居ついている猫に見送られ帰路についたのでした。


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ここ何年かは書く書く詐欺になっていたバカンス記事。

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いつも行くシミ島に加え他の島々にも立ち寄ったりしてたんですが、バカンス後は新年度の慌しさやらいろいろあって、後回しにしてたら書くタイミングを逃してしまうパターン……それでもサラッと1記事くらいは書いてるつもりだったのに、シミ島カテゴリの最後の記事は2020年でした。

今年はシミ島に数日滞在しただけなんですが、初心に戻って記録しておこうと思います。

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ギリシャの島々の中では、アテネから遠い島のひとつがシミ島。
世界中から観光客が多く訪れるロドス島の近く(トルコからもすごく近い)ですが、空港がない小さな島なので、自家用車も必要な私たちはピレウス島からフェリーに乗ってひと晩かけて行きます。

子供たちが小さかった頃は2週間ぐらい滞在していたので、食料から愛用の調理器具まで大荷物を詰め込んでたのだけど、ここ何年かは短い滞在なので気が楽。それでも必需品だけで車はいっぱいになりますが。

旅程はフェリーのキャビンの空き状況による所が結構大きく(※)、今年は行かない可能性もなきにしもあらずだよね〜と言いつつ夏休みが終わる頃、9月のはじめに3泊だけしてきました。
まるで日本人の弾丸旅行みたいな感じですが、島では観光地巡りをするわけでもなくのんびりスケジュール。何をしに行くんだという気がしないわけでもないけど、リフレッシュできたから意義があるんでしょうね。

ピレウスからのフェリーはいくつかルートがあるようで、いくつかの島々に寄航しながら乗り換えなしでシミ島へ行くことができます。
去年と今年はいいタイミングのが取れなかったか、もしくはただ単に夫の気分か、行きはロドス島で乗り換え。今回は昼にロドス島に到着し、数時間後に別のフェリーでシミ島へ向かう予定だったので、ロドス島ではとりあえずコーヒー休憩→ビーチ→軽く昼食というスケジュールでした。


※キャビンが予約できなくてもキャンセルが出たりして(もしくは、実は予備があるとか)いつも確保できるのですが、キャンセル待ちの申し込みは乗船してからでないとできないらしく、もし本当にいっぱいだった場合はベッドなしで我慢ということになります。

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私たちがロドス島に泊まる時は大体島の南東の方なんですが、今回みたいにさっと立ち寄る場合は北西が多いです。

飛行機で行く場合も空港のある北西の海沿いの道をよく通りますが、ロドスタウンの近くでは、素朴な平屋建ての家々が建ち並ぶエリアが印象的。この辺りはクリティカという村で、クレタトルコ人(クレタ島のギリシャ系ムスリム)の難民ために作られた集落のひとつです。目の前に海が広がるこれらの小さな家には漁師が暮らしていたそう。


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西側の海は波が強いのだけど、見晴らしのいいビーチは整備されてない箇所も多くて景色を楽しんだりするにはいいです。カモメや海ユリ(海スイセン)がいっぱいの場所もあるんですよ。


夫はいろんなビーチで泳ぎたい派だけど、私はあまり海に入りたくないから、植物の観察をしたり写真を撮ってる方が楽しいです。

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ビーチの端っこでひとり、眩しくて画面が確認できない〜!と苦戦しつつ、必死のローアングルで海ユリを撮影するアジア人

そうこうしてるうちに、ひと泳ぎしてきた夫と子供たちが戻ってきたので、港方面へ向かいつつ昼ごはんを食べに。


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さっと食べたい時はやっぱりスブラキピタですね(次女と夫はスブラキじゃなくギロス)。今回はなぜかオーダーがいろいろ間違ってて、予定より多く食べるはめになったけど。

出発の時間も丁度いい感じに近づいてきたので、スーパーで飲み物など買ってフェリーに乗り込みます。ロドス島の港を出てシミ島へ到着するまでは短い動画でご覧ください。




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なかなか時間が取れず載せるのが遅くなりましたが、8月終わりにシミ島のサマーハウスへ行っていました。

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今年はコロナのこともあり、バカンスはあまり乗り気ではなかったです。
ギリシャはヨーロッパの中でもかなり感染者数が少ない方でしたが、7月に入り国外から観光客の受け入れを再開したりいろいろ規制も緩和したことから、予想通り感染者がじわじわと増えてきていました。それでもギリシャ人にとってバカンスはとても大事なので、周りでも自粛していた人はあまりいなかったかも?別荘や田舎のある人は大体行っていたと思います。移動の禁止も解除されたし、経済のことを考えるとお金は回した方がいいのですけどね。

行くか行かないか・それともフェリーに乗らずに行ける場所にするか?もしくは近場のエギナ島へ土地の様子を見に行くという案もあったのだけど、結局恒例のシミ島へ出発(夫は何でも継続するのが好きなんです…)。


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一番の不安はやっぱり移動の時のフェリーでしたが、いつもキャビンだし……空調にちょっと恐れながらもシミ島へ到着。ちなみにフェリーでの食事はいつも持参しているので、船内でレストランやお店の利用も私たちはしません。ここ何年かは巻き寿司を持って行くのがお気に入り

例年と違って今回は夜明け前の到着だったので、家に荷物を置いて異常がないかざっと確認したあと朝日を見に行くことに。
ぺディ湾を見下ろすカフェのところから丁度よく見えました。外のテーブルのところに座らせてもらって、持参したコーヒーと菓子パンで朝ごはん。家に戻ったら早速掃除やらしないといけないので、子供たちにおとなしくしてもらうためにも朝ごはんを持参したのは正解でした


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カフェの横は児童公園、その後ろは小学校です。


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家に戻り、それぞれ掃除をしたりテーブルやベッドを移動させたり滞在しやすいよう整える作業に入ります。外に出ていた夫と次女がウサギを見つけました。
フェリーから降りて家へ向かう途中でも茶色いウサギを目撃したんですが、家の前ではこの黒いウサギを滞在中2回見かけました。野性のウサギなんでしょうか?年によって山羊が来たりニワトリが来たことがあったけど、ウサギを見かけたのは今回が初めて。


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初日は片付けをしたあと夕方近くにビーチへ行き、夜は近所の「ヨルゴスとマリアのタベルナ」で食事といういつものパターン。2日目の朝に私と長女とで港の方へ散歩も兼ねて朝ごはんの調達へ出かけました。


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今年はやっぱり例年よりは人が少なく、特に、いつもは港にいっぱい停まってるトルコのクルーザーがなかったので、昔のシミ島を思い出させる雰囲気。


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港の周りをちょっと歩いて、買い物をしてから家に戻ります。


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行きはいいけど、帰りの石段はやっぱりしんどい……。


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かわいい猫や綺麗な風景に癒されつつ、朝から暑いし疲れるけど頑張って戻ります。


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定番のシミ島ブレックファストは、自分へのごほうび
シミ島バカンスの時の私の朝ごはんはいつもこのクルラキァ(輪っか型ビスケット)。それとベーカリーへ行った日はシミ島風のチーズパイも付きます。普段は飲まないホットのネスカフェも、ここではなぜかすごくおいしく感じるんですよ。


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レストランで食べたものなどをざっとまとめて……
ギリシャサラダはケイパーがのっているとうれしいですね。島だと大体穂先ケイパーなので、さらにいいです。


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こういう飾り気のない料理にホッとする。うちの近くのお店ではよく行っていた「ミロス」や「シロゴス」が閉まってしまったので、ヨルゴスのタベルナはずっとあって欲しいなぁ……。


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おこぼれを求めて寄ってくる猫さんも健在。


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シミ島やその周辺の島の郷土料理のひとつに、貝などを海水と一緒に瓶詰めにしたスピニアロというのがあります。厳密にはスピニアロというのはピナ(ハボウキガイ)が使用され、現在は希少で漁も禁じられている(はず)なのですが、バリエーションとしてホフリオアロ(海のカタツムリと呼ばれる巻貝を使ったもの)やフスキアロ(ホヤの仲間を使ったもの)があり、レストランでも食べることができます。

伝統的にはレッチーナ(松やに風味のワイン)の空き瓶などがよく使われるのですが、上の写真は港の魚屋さんで売られていたフスカ(前述の、ホヤの仲間)とカサガイの瓶詰め。このフスカを買って家で食べようかな?と迷っていたのだけど、家の冷蔵庫の冷え方が不安定だったのと、魚屋でもかなり高かったのでどうしよう?


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結局レストランで食べたのだけど、ちょっと塩がきつすぎたです。ウニにすればよかった……。
シミ島でフスカ単品を頼んだのは今回が初めてでしたが、同じ系統だとマラスゥンダのタベルナで以前食べたニハキァ(チャンバラガイ)やスピニアロがとてもおいしかったので、今度同じようなものを食べるなら絶対マラスゥンダにしようと思います。


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今回行った店は、昔からある素朴なタベルナばかり。ここは港近くの「メラクリス」という店です。


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この店で私が頼むのは大体いつもシミシュリンプとカニサラダ。
これらをつまみながら白ワインを飲むのが好きです。


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そして、港で晩ごはんを食べた日は、ちょっと散歩しつつのアイスクリームが楽しみです。


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ギリシャっぽいフレーバーを積極的に選ぶ私。今回はバクラヴァアイスにしました。


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ギリシャのバカンスはのんびりするのが目的なので、することと言えばビーチへ泳ぎに行くか食事に出かけるぐらいです。島を巡るには車があると断然便利で快適。


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いつものマラスゥンダビーチ。私はやっぱりここが一番好きです。


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食べ物を狙ってくる山羊はいるけど(笑)


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あと、ぺディから歩いて行けるアギオス・ニコラオスも毎回行ってるかな?散歩も兼ねておすすめですよ。


シミ島バカンスは毎回同じような感じなので、あとはインスタなどでたまに写真を載せていこうかなと思います。インスタはブログ記事にしてない普段の料理や街の風景なども載せてるので、興味のある方はご覧ください。

それから、シミ島の紹介的な記事をnoteに書いてみました。現在のところ2本ですが、もうちょっと続く予定です。




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