ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:果物

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先日の“酸っぱい緑のコロミラ”で作ってみたかったもの達……

まずは「これは絶対作らねば!」とtongshinさんのブログで見た瞬間に誓った、タイのなまずサラダ(ヤム・プラードゥックフー)です。

2010.06.03 crispy catfish salad

蒸して潰したなまずの身をサクサク・カリカリのフレーク状に揚げたものに、カシューナッツやグリーンマンゴーなどを合わせたサラダなんですが、tongshinさんの“もどき”はグリーンマンゴーを酸っぱいプラムで代用したもの。
パンチの効いた味とさまざまな食感の組み合わせが楽しく美味しい♪ かなりはまってしまって、すでに3回作ってしまいました(笑)

酸っぱいマンゴーの代用には、今の時期なら硬く酸っぱい桃でも良さそう(まだまだリピートするつもりです)。tongshinさん、美味しいレシピをありがとうございました!


次は、これ。
2010.06.07 chicken tabaka

グルジア料理の“チキンのタバカ”のつもりなんですが、本来は丸ごとの雛鶏を開いて重石をしながら焼き上げる料理のところを、フライパンのサイズの都合上、半身の鶏をさらに半分に切って焼いてあります。
あ、そういえば昔パニーニメーカーで作ったことも……あの時は掃除が大変だったような^^;

で、その料理に添える定番ソースのひとつがトケマリという酸っぱいプラムのソースなんです。トケマリソースには赤いのと緑のがあって、ロシア食品店へ行けば瓶詰めのが手に入るものの、いつか是非手作りしてみたいな〜と思っていたのでした。
手持ちの料理本にもいくつかレシピは載ってたのだけど、今回はこちらのサイトを参考に作ってみました。

2010.06.04 tkemaliエキゾチックな味なので好き嫌いが分かれる気がしますが、私は好きな味。他の料理にもいろいろ使ってみたいです。


実は、このプラムでもうひとつ作ってみたいものがあったのですが…いかにも酸っぱそうな緑のコロミラが売ってなくて、大粒で黄緑っぽいのを仕方なく買ったら甘くてガッカリ。また酸っぱいのが入手できればいいなぁ……。


おまけ。
2010.06.08 kotopoulo youvetsi

チキンの皮がパリパリに焼けた美味しいところは私が頂いて(子供たちは皮を食べないので)肉を子供たちに半分ほど与えた残りでもう一品。リサイクルバージョンの、チキンのユベチです。

少し長くなるので、作り方やコツは追記に分けておきます。興味のある方はご覧下さい。

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カリフォルニアにお住まいのtugukiさんが大好きだという“アラビアすもも”が気になっていました。
トルコのyokocanさんが紹介されてた“エリッキ”というスモモと同じものらしいけど、それってギリシャの“コロミロ”(κορόμηλο 複数形はコロミラ κορόμηλα)とも同じに見えるなぁ……と。

2010.05.29 koromila

初夏に出回るコロミラは、小さなスモモの一種。中でも最初に登場する緑のコロミラが目を惹いて(緑色のスモモって食べたことなかったので)ギリシャへ移り住んだ当初に買ってみたことがあったのでした。
その時の感想が「これって美味しくない」だったので、それからも1、2度は再挑戦したような気がするものの、基本的には市場で美しい緑の宝石のような姿を楽しむだけの存在となって今に至るというわけです。

で、土曜にエクサルヒアのライキまでひとっ走りして買ってきたのが写真のコロミラ。実に1●年振り(?)です。家に戻って早速味見。

……酸っぱ!!!

昔食べた記憶の中ではあまり味が無いっていう印象を受けたんですが、確かにtugukiさんが言うように「爽やかな酸味」とも言える味です。塩をちょっとつけて食べたら、子供の頃その辺に生えてるイタドリを採ってきて塩で食べてたのを思い出させるような味でした^^

さて、このコロミラ。もう少し後になって出回る黄色や赤のはそこそこ甘く熟していて普通に果物として食べられるんですが、緑のは塩をつけておつまみとして食べたりする他、その酸味を生かして料理にも使われます。
以前何度か紹介した“アグリーダ”(未熟葡萄の汁)と似たような感じで、レモンのような酸味の欲しい時に汁だけ使ったり、果実そのものを煮込み料理に加えたり。イピロス辺りの郷土料理で、ラム肉とコロミラを煮込んだ料理などが気になってたので、またいつか試してみたいです。


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ここアテネでも、秋が深まってきました。日本のような紅葉はほとんど見られないものの、市場に並ぶ秋の果物や、街角の焼き栗売りに秋を感じる今日この頃です。

秋の果物と言えば、何を思い浮かべますか?

時期的には、葡萄や梨にはじまって柿に終わるという感じでしょうか。朝市にはリンゴ、梨、マルメロ(※)、ザクロ、栗、胡桃など、宝石のように美しい秋の果物や木の実が並びます。名前を書き出していて気付いたけど、夏の果物は大抵そのまま食べられるのに対し、秋の果物は調理が必要だったり、剥くのに手間がかかったりするのが多いですね。寒くなってくると食べたくなる、煮込み料理や焼き菓子にもぴったりなので、自然って上手くできているなぁと感心します。

quince

秋の果物で、私が特に好きなのは上の写真にあるマルメロやザクロです。特にマルメロはキッチンに置いておくだけでもいい香りが楽しめますが、もちろん料理にも使います。マルメロの実は渋味があり、生では美味しくないので、果実酒などを作る以外は専ら加熱用にされます。ギリシャではシロップ煮、オーブン焼き、ジュレ、ペーストなどの他、肉と一緒に煮込んだ料理もポピュラー。今回は、豚肉と合わせた煮込みをご紹介します。

pork with quince
Χοιρινό με κυδώνια

柔かく煮えた豚肩肉に、甘酸っぱいマルメロとスパイスの風味がとてもよく合った一品です。肌寒い夜、ワインと一緒にいかがでしょうか?

※マルメロ(Cydonia oblonga)は英語でクインス(quince)ギリシャ語ではキドニ(κυδώνι、複数形κυδώνια. キドニとキゾニの中間のような発音)と呼ばれる果物。カリン(Pseudocydonia sinensis)とよく混同され、果実も似ていますが別の植物です。

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