ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:残り物アレンジ

パイやペストリー類を作ると生地が余ったりしますが、捨ててしまずに再利用できるとうれしいですよね。

2024.11.18 kserotigana
揚げパイを作った時に余り生地でよくやるのは、クセロティガナというお菓子です。ディプレスと呼ばれるお菓子と同じ感じですが、薄くのばした生地を揚げて蜂蜜シロップに浸したもの。

細長く切った生地(ギザギザカッターで切ってもいいです。今回行方不明で普通に包丁で切りましたが……)を揚げながらくるくる巻いていくとこんな形になります。
サクッと揚げて油を切ったら、蜂蜜をたっぷり回しかけシナモンをふりかけできあがり。蜂蜜入りシロップに浸す方法が一般的だと思いますが、少量なら蜂蜜をそのままかけるのがお手軽です。お好みで刻んだくるみもふりかけるといいです。

これ用に生地を作るならオレンジなどで風味付けしたりもしますが、プレーンな生地でもおいしいお菓子です。

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2024.11.18 kimadopita
もうひとつは別の生地で作ったキマドピタ(ひき肉パイ)。
我が家では毎週日曜日にはピッツァを焼くと決まってるのですが、夫以外は毎週ピッツァを食べたくないので別のものを食べています。でもせっかく生地を作るのだから、多めに仕込んでピタパンやパイにするのが定番。
パイにする場合はバターを少し折り込んで使うことが多く、今回もその方法です。

ひき肉パイのレシピはこれと定まってないのでブログには載せていませんが、そのうち書こう……と、ずっと思ってはいるのです。ギリシャのひき肉パイと言ってもいろいろあるのだけど、やっぱりシンプルな材料と味つけが王道かな?とか、かなり迷いがありまして。

今回のこれは玉ねぎとポロねぎをたっぷり入れ、チーズもあまり主張しない程度に入っています。

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無事に復活祭を迎えやれやれとひと息ついたら、疲れがどっと出てしまいました。

2024.05.12 ekmek me tsoureki
Εκμέκ με τσουρέκι

だるい〜と思いつつもなぜかお菓子作りスイッチは入ったままだったので、復活祭のお菓子盛り合わせに参加させたかったけどできなかったクルラキァ(ビスケット、クッキー)を追加で作ったり、引き続きお菓子祭り開催中。

最初に作ったクルラキァやチュレキ(菓子パン)はすぐになくなってしまいましたが、焼き菓子ばかりだと飽きるので、取り分けておいたプレーンなチュレキで「エクメック」というデザートを作りました。

エクメック(エキメッキ)はトルコ語でパンの総称ですが、ギリシャではシロップを染み込ませたカダイフィという細麺状のペストリーまたはパンの上にクリームを重ねたデザートのこと。カダイフィを使った「エクメック・カダイフィ」の方が一般的で、お菓子屋さんではこちらのタイプをよく見かけます。


2024.05.12 ekmek me tsoureki1
パンの方は、復活祭の時などに余ったチュレキの再利用法としてもポピュラー。ちょっと硬くパサついてきたチュレキが丁度いいのです。ギリシャ以外ではまずチュレキが家にあるということは滅多にないかと思いますが、硬くなったブリオッシュでも同じように作れそうです。


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子供たちがおなかを空かせて帰ってくる時間帯になると、急にあわただしくなります。

2017.05.12 kotopoulo me hilopitakia1

昼ごはんメニューに悩むのはいつものことですが、今日も思いつかない……冷凍庫に放り込んであったローストチキンの残り(ドラムスティックたった1本だけ)でパスタにしました。

ニンニクをオリーブオイルで炒めて香りを出し、こちらも冷凍庫から救出した丸ごとのトマト1個(潰れてしまってたのでとりあえず凍らせたもの)をグシャッと握り潰して加えます。煮詰めてソース状になったら、塩、こしょう、オレガノ少々で味をととのえ、水を足してのばします。

ここに凍ったままのローストチキンを入れて、オーブンを予熱してる間に温めておきます。

耐熱容器にヒロピタキァを乾燥したまま入れ、チキンと熱いソースを加えます。バターをひとかけら落とし、必要なら熱湯を足してかぶるくらいに水加減して、ふたをしてオーブンへ。土鍋が一番おいしくできる気がしますが、耐熱ガラスの容器だと中の様子が見られるので便利。パスタが水分を吸ってやわらかくなったらできあがりです。

2017.05.12 kotopoulo me hilopitakia2

オーブン焼きのパスタは茹でたのとはまた違ったおいしさで大好きです。
チキンドラムスティック1本でパスタ2人分、我ながらケチくさい料理だな〜と思うのですが、中途半端な残り物でもなんとか活用できると達成感が(笑)撮影用に1本のってますが、実際子供たちに出した時は、肉は骨から外して分けました。

ちなみに今回使ったヒロピタキァは前にも何度か載せましたが、ヒロピテスというギリシャの卵パスタの短い版です。スープに入れたり、またこういう風にオーブン焼きにしてもおいしい。スプーンで食べやすいので、小さい子供に食べさせるのにもぴったりです。


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ちょっと貧乏くさいと言われそうだけど、レストランで食べ切れなかった料理を持ち帰るのが好きです。

2016.10.09 calamari salad

特に、シンプルな味付けで焼いた肉や魚、魚介類のフライなど。いずれもギリシャではどーんと山盛り出てくることが多く、メゼやサラダ(これも結構なボリューム)も食べたあとに全部食べ切るのは苦しいし、大量だと味も飽きてくるのですよね。

そして、「こうやってアレンジして食べたいな……」と考え出すと止まらないのがいつものパターン。と言っても、大したアレンジをするわけではないのですが、たとえば小魚のフライならギリシャ版南蛮漬けみたいなマリネにしたり、ちょこっと手を加えておつまみ的なものを作るのが好きなのです。

カラマリフライ(イカフライ)は、今回作ったようなサラダや豆サラダに加えたり、サンドイッチにしたり、お好み焼きや焼きそばに入れることが多いです。

サラダなどに使う場合、オーブンで軽く焼いて衣をカリッとさせるとともに余分な油を落とします。
玉ねぎ、パプリカ、フレッシュハーブなど、その時にある野菜を加え、ドレッシングで和えるだけ。今回はギリシャ風に、レモン汁たっぷりのさっぱり味にしてみました。


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もう一昨日のことになりますが、3月25日は生神女福音祭(カトリックで言う受胎告知の日)、そしてギリシャの独立記念日でした。

2016.03.25 salt cod
Λουκουμάδες μπακαλιάρου

復活祭前の断食期間(大斎)中ではありますが、魚を食べてもいい日。血のない干し鱈が特に好まれ、ガーリック風味のディップを添えた干し鱈のフライが定番の伝統食です。

干し鱈フライの衣は好みで何でもいいのですが、断食ルールに従って、卵や乳製品の入ったものはNGです。うちは、去年思いつきで作ってみた「干し鱈のルクマデス」をリピート。肉でも何でも小さめサイズに切ったのが好きな夫にも好評だったので、これは我が家の定番になりそう。

サイドディッシュは、お決まりのガーリックディップ「スコルダリァ」と、これまたスコルダリァに合うビーツのサラダ、ビーツに合う青唐辛子ピクルスでワンプレートにするのが気に入っています。
一般的にはこういう行事の食事はランチなんですけど、うちは夕方〜夜になってしまうという……。
今回の画像も完全に夜のおつまみです^^;

スコルダリァはいろんなバリエーションがあり、このブログでも過去にいくつか紹介してますので、興味のある方はブログ内検索してみて下さいね。今回はポテトとパンをつなぎにして作りました。

普通の干し鱈フライのレシピはこちら
→ギリシャ風鱈フライのガーリックディップ添え(バカリァロス・スコルダリァ)


2016.02.26 pilaf
Μπακαλιάρος πιλάφι

フライ用に戻した干し鱈が余ったので、翌日のランチにピラフを作りました。
作り方は、以前リゾットとしてレシピを載せたこちら。かき混ぜず普通に炊いてあります。


2016.03.26 loukoumades

ルクマデスの生地(※)も少し多く作りすぎたので、取り分けてあったのを翌日のおやつに。衣として使うため緩めに作ってあったので、粉(+風味付けにオレンジフラワーウォーターも)を足して硬さを調整しました。

少なめの油で揚げたので形がちょっとぺたんこ気味ですが……。
最近はチョコソースなどいろんなトッピングのを見かけますが、蜂蜜&シナモンのシンプルなのがおいしいんですよね。


※リンクしてあるレシピでは牛乳も入れてますが、断食仕様で水のみ使用しました。


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