昨日は久しぶりに嵐が来襲。
ちょっと体調もいまいちだったので、激しい雨風と時折鳴り響く雷の音を聞きながら「これはキッチンだけでなくバスルームの窓も雨漏りするレベルだな......」とか考えつつ(実際してた)、冬眠するようにほぼ一日中寝て過ごしました。写真は、昼にごそごそと起き出して作ったパスタ。
あとでニュースを見たら、アッティカ県では午前中の一番雨が激しかった1〜2時間のあいだに1か月分の降雨量があったとか。アテネの街もあちこちが川や滝のような状態になってました。
ちなみにこれは特にめずらしいことではなく、うちの近所含めちょっと激しい雨が降ると道路が川のようになるのですが、昨日は観光エリアのモナスティラキやプラカも結構酷かったらしいです。
ギリシャというと夏のイメージが強すぎて、悪天候は想像しにくいかもしれません。村上春樹の旅行記「遠い太鼓」に秋のスペッツェス島で嵐に見舞われたときの様子が詳細に描かれているのですが、これが秀逸なので未読の方はぜひ。80年代後半に主にギリシャとイタリアに長期滞在した日々のことを綴るエッセイです。
※本の画像はAmazonアフィリエイトのリンクです。
昔買ったのは実家に置いてあるので去年買い直したんですが、ギリシャで長く暮らした今読み返してみるとまた味わい深いです。なかなか本を読む時間が取れずまだ途中だけど、ギリシャあるあるに溢れてて(テクノロジーの進化とか街並みが変わったとかは抜きにして)今でも当時と全然変わってないのがある意味すごい。
大雨でダメージを受けたところは特に改善もされずに修復されてるようだし、「家が水浸しになって大変だったんだよ!」って両手を振り回しながらまくし立てるように説明するおばあさんもニュース番組でよく見かけます。村上さんご夫妻がスペッツェスで滞在してたサマーハウスはバルコニーへの扉から床に雨水が入ってきて大変だったそうですが、私たちのアテネの自宅もベッドルームの扉や窓を新しいのに付け替えるまでは結構浸水したり強風で半開きになったりしてました。
さて、今回の嵐はそこまで長引かず今朝はドデカニサ諸島などへ移動してる模様。シミ島の家、大丈夫かな......。この冬は全体的にかなりの暖冬だったけど、また寒波が来るようなので、2月は雪が降るかもしれませんね。
*****************
写真のパスタの作り方を一応記しておきます。
ギリシャでにしんというとスモークされたのがよく売っているのですが、丸ごとだと運がよければ数の子入りです。ただし下処理がちょっと面倒なので、フィレにしてあるのはさっと使えて便利。最近はヴォロスのメーカーのパックのスモークにしんフィレが近所のスーパーで売ってて、なんと丸ごとのより安いくらいの値段なのでお気に入りになっています(キロあたりの価格が大体同じなので、フィレとしての値段で考えると多分安い)。
スモークにしんとトマトとアーモンドのパスタ
材料:(2人分)
スモークにしん...フィレ1枚
にんにく...1かけ
トマト...小ぶりの1個
アーモンド...10粒ぐらい(好みで)
オリーブオイル
こしょう、オレガノ
リングイネかスパゲッティ...200gぐらい
スモークにしんは裂くかスライスします。見た目は裂いた方がいいけど、骨が気になるのでその点では切った方がおすすめ。にんにく、トマト(皮は気分でむいてもどちらでも)、アーモンドはそれぞれ適した大きさに刻んでおく。
フライパンにオリーブオイルを入れ、アーモンドを加え炒めます。オリーブオイルはドッと入れるけど、あまり調子に乗らなくてもいいです。にんにくは焦げやすいので、アーモンドがいい感じになってきた時点で加え、香りが立つまで焦がさないよう炒めます。これらを端に寄せてこしょうとオレガノを加え、空いたスペースにトマトを加え一旦火から下ろします。
パスタを茹でます。もちろん上記手順はこの間にやっておいていいです。パスタのお湯を沸かすぐらいから下準備スタートしてできるはず。
アルデンテに茹であがったらパスタを鍋からすくってフライパンに加え、にしんも加えます。茹で汁も必要に応じて加え、火にかけてソースを乳化させるように混ぜます。この時、にしんやトマトに火が通り過ぎない方がいいです。味を見て、必要なら塩やその他加えできあがり。
MEMO:某ウゼリのメニューにあるアーモンドがごろごろ入ったにしんパスタを真似てよく作るのですが、それにトマトを入れたりもうちょっとアレンジしてみたヴァージョンです。
にしんが塩辛いのとパスタの茹で汁が入るので味つけはそれを考慮してください。パスタを茹でる時に加える塩は少し少なめがいいかも。ハーブは生のパセリなどでもいいです。
ちょっと体調もいまいちだったので、激しい雨風と時折鳴り響く雷の音を聞きながら「これはキッチンだけでなくバスルームの窓も雨漏りするレベルだな......」とか考えつつ(実際してた)、冬眠するようにほぼ一日中寝て過ごしました。写真は、昼にごそごそと起き出して作ったパスタ。
あとでニュースを見たら、アッティカ県では午前中の一番雨が激しかった1〜2時間のあいだに1か月分の降雨量があったとか。アテネの街もあちこちが川や滝のような状態になってました。
ちなみにこれは特にめずらしいことではなく、うちの近所含めちょっと激しい雨が降ると道路が川のようになるのですが、昨日は観光エリアのモナスティラキやプラカも結構酷かったらしいです。
ギリシャというと夏のイメージが強すぎて、悪天候は想像しにくいかもしれません。村上春樹の旅行記「遠い太鼓」に秋のスペッツェス島で嵐に見舞われたときの様子が詳細に描かれているのですが、これが秀逸なので未読の方はぜひ。80年代後半に主にギリシャとイタリアに長期滞在した日々のことを綴るエッセイです。
※本の画像はAmazonアフィリエイトのリンクです。
昔買ったのは実家に置いてあるので去年買い直したんですが、ギリシャで長く暮らした今読み返してみるとまた味わい深いです。なかなか本を読む時間が取れずまだ途中だけど、ギリシャあるあるに溢れてて(テクノロジーの進化とか街並みが変わったとかは抜きにして)今でも当時と全然変わってないのがある意味すごい。
大雨でダメージを受けたところは特に改善もされずに修復されてるようだし、「家が水浸しになって大変だったんだよ!」って両手を振り回しながらまくし立てるように説明するおばあさんもニュース番組でよく見かけます。村上さんご夫妻がスペッツェスで滞在してたサマーハウスはバルコニーへの扉から床に雨水が入ってきて大変だったそうですが、私たちのアテネの自宅もベッドルームの扉や窓を新しいのに付け替えるまでは結構浸水したり強風で半開きになったりしてました。
さて、今回の嵐はそこまで長引かず今朝はドデカニサ諸島などへ移動してる模様。シミ島の家、大丈夫かな......。この冬は全体的にかなりの暖冬だったけど、また寒波が来るようなので、2月は雪が降るかもしれませんね。
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写真のパスタの作り方を一応記しておきます。
ギリシャでにしんというとスモークされたのがよく売っているのですが、丸ごとだと運がよければ数の子入りです。ただし下処理がちょっと面倒なので、フィレにしてあるのはさっと使えて便利。最近はヴォロスのメーカーのパックのスモークにしんフィレが近所のスーパーで売ってて、なんと丸ごとのより安いくらいの値段なのでお気に入りになっています(キロあたりの価格が大体同じなので、フィレとしての値段で考えると多分安い)。
スモークにしんとトマトとアーモンドのパスタ
材料:(2人分)
スモークにしん...フィレ1枚
にんにく...1かけ
トマト...小ぶりの1個
アーモンド...10粒ぐらい(好みで)
オリーブオイル
こしょう、オレガノ
リングイネかスパゲッティ...200gぐらい
スモークにしんは裂くかスライスします。見た目は裂いた方がいいけど、骨が気になるのでその点では切った方がおすすめ。にんにく、トマト(皮は気分でむいてもどちらでも)、アーモンドはそれぞれ適した大きさに刻んでおく。
フライパンにオリーブオイルを入れ、アーモンドを加え炒めます。オリーブオイルはドッと入れるけど、あまり調子に乗らなくてもいいです。にんにくは焦げやすいので、アーモンドがいい感じになってきた時点で加え、香りが立つまで焦がさないよう炒めます。これらを端に寄せてこしょうとオレガノを加え、空いたスペースにトマトを加え一旦火から下ろします。
パスタを茹でます。もちろん上記手順はこの間にやっておいていいです。パスタのお湯を沸かすぐらいから下準備スタートしてできるはず。
アルデンテに茹であがったらパスタを鍋からすくってフライパンに加え、にしんも加えます。茹で汁も必要に応じて加え、火にかけてソースを乳化させるように混ぜます。この時、にしんやトマトに火が通り過ぎない方がいいです。味を見て、必要なら塩やその他加えできあがり。
MEMO:某ウゼリのメニューにあるアーモンドがごろごろ入ったにしんパスタを真似てよく作るのですが、それにトマトを入れたりもうちょっとアレンジしてみたヴァージョンです。
にしんが塩辛いのとパスタの茹で汁が入るので味つけはそれを考慮してください。パスタを茹でる時に加える塩は少し少なめがいいかも。ハーブは生のパセリなどでもいいです。