ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:肉なし

前回の記事と系統がかぶってるけど、夫用にレンズ豆のスープを作ったので、私はそのリメイクでファコリゾ(レンズ豆ごはん)にしました。

2023.01.12a
やる気がない時や節約モードの時によく作る料理のひとつがレンズ豆のスープ。おいしく仕上げるにはじっくり長く煮込んだ方がいいので時間はかかるものの、材料を鍋に放り込んで火にかけるだけのお手軽さ。おまけに安くて栄養価も高いので、ギリシャの家庭ではよく登場する料理です。

多めに作ってパスタや米を入れてアレンジするのも定番で、今回はファコリゾ。これはパーボイルドライスやバスマティ米でパラッとしたピラフに仕上げてもいいし、比較的粘りのあるお米で、ぽってりやわらかいおじやのようなスープにしても。寒くて調子がいまいちな今は、後者が気分です。


2023.01.12b
ファコリゾをオリーブと交互に食べるだけでも私的には満足度が高いのですが、半端な量が余ってたマッシュルームを使ってしまいたかったのでフライパン焼きのパイを作りました。マッシュルームのパイ(マニタロピタ)、普通に作ろうと思うと結構たっぷりのマッシュルームが要るんですよね。かさ増しの副材料によさそうなものもなかったので、ただ玉ねぎと一緒に炒めたマッシュルームが控えめな量入ったパイです。


2023.01.12c
小麦粉のシンプルな生地を薄くのばし、オイルを塗る代わりにすりおろしチーズをパラパラ。


2023.01.12d
端にマッシュルームをのせて、くるくる巻いて渦巻きにしてから平たくのばします。少しオイルをひいたフライパンでこんがり焼いてできあがり。冷めてもおいしいけど、やっぱり焼きたての熱々がいいですね。


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今週末はクリスマスで、来週末はもう新年を迎えるという慌しさ。うちはようやく小さなツリーを飾ったところです(これは夫担当)。

2022.12.08 patatorizo
私は最近ちょっと片付けスイッチが入ってしまったので、料理よりも掃除に力を入れたい年末です。大掃除というには程遠いけど、見ないふりをしていたところを何とかしたいな〜と……。

写真は、そんなある日にさっと作った昼ごはんのパタトリゾ。ギリシャでよく食べられる野菜のごはんで、ほうれんそうのスパナコリゾ、ポロねぎのプラソリゾなどがよく知られますが、○○リゾの「○○」部分は結構どんな野菜でもアリ。今回はじゃがいもとあわせて炭水化物多めなパタトリゾにしてみました。

使用したお米は、普段うちで野菜のごはんを作る時に使うパーボイルドライスじゃなく、普通の中粒米。パーボイルドライスでサラッとした感じに仕上げて味つけはトマトを使うのが家族の好みなんですが、おじやっぽいのを食べたい気分だったので。味つけは、酸味が前面に出ない程度のレモン汁を最後に加えています。


じゃがいもと米のおじや風(パタトリゾ)

材料:(2人分)
米...1/2カップ弱
じゃがいも...小ぶりのもの2個(約250g)
玉ねぎ...小1個(約80g)
にんじん...小1/2本(約60g)
セロリ...葉付きの細い枝2〜3本
オリーブオイル...1/4カップ
塩、こしょう...適量
レモン汁...適量

米は洗って水気を切っておく。じゃがいもは皮をむいて一口大に切る。玉ねぎ、にんじん、セロリは煮崩れるよう細かめに切る。

鍋に玉ねぎ、にんじんとオリーブオイルを入れ、蓋をして弱火で蒸すようにして炒める。ほとんど色づかせないようじっくり炒め、やわらかくなったら塩ひとつまみとセロリを加えしんなりするまで炒める。

米とじゃがいもを加え、かぶるくらいの水を加える。中火にして煮立て、再び弱火に落としてふたをして米とじゃがいもがやわらかくなるまで煮る。途中、必要に応じて水を足す。

最後、水分量を調節して塩、こしょう、レモン汁で味をととのえる。

MEMO:スープのように汁っぽくしても、ぽってりとしたおじや風に仕上げてもいいです。塩加減やレモンの酸味は個人で好みの差がありますので味見して調整してください。レモンは入れずに作って食べる時に好きなだけ絞ってもいいです。


こういう野菜料理はブイヨンなどうまみ系の調味料を加えたくなる人が多い気がしますが、別物になってしまうので、できれば我慢してください。塩やレモンの加減でバランスをとるのが理想です。
トマトペーストかすりおろしトマトを控えめに加え、トマト風味にしてもおいしいです。


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