ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:豆料理

白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。
お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。

2024.02.21 gigantes me prasa
Γίγαντες με πράσα στο φούρνο

ミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのですが、それの菜食版のようなものをギガンデスで作ってみてもおいしいだろうなぁと思ってたのです。

味つけはトマトペーストを控えめな量使い、スパイスが程よく香る程度に。いずれもトマト味やスパイシーというほどでもないくらいに抑えたのが好みです。


2024.02.21 gigantes me prasa3
この料理は鍋で煮込むだけでもできるけど、ぜひオーブンで仕上げてみてください。ふっくら柔らかく煮えつつも、表面のこんがりパリッと焼けた部分がいいアクセントになります。煮込みのやさしい味わいも捨てがたいですが、オーブン焼き独特の“味がぎゅっと詰まった感じ”がスパイス風味によく合います。

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冷凍庫に入れてるとつい後回しになりがちだけど、そろそろタラマも使ってしまわないと。

2023.05.17 chickpea soup1
ひよこ豆をたっぷり茹でて、その一部でシンプルなスープを作ったので、タラマのソースでちょっとアレンジしてみました。

ひよこ豆スープは、分量を量って作るほどでもないシンプルなものです。レシピは今の私の作り方とは少し違うのですが、下記リンクの過去記事を参考にどうぞ。一部をピュレにすると程よい濃度になっておすすめです。




ソースはタラモサラタのパンなしのような感じで、レモン汁(今回はベルガモット果汁と青唐辛子の種&ワタで作ってあったレモスコっぽいもの使用)、オリーブオイルと一緒に泡立て器で混ぜた簡単なもの。
スープと同系色で目立たなくなってしまったから、エマルジョンタイプのしっかりとしたタラモサラタにしてのせた方がよかったですね。




2023.05.17 chickpea soup2
見えにくいけどレモンの皮のすりおろしも散らしてあります。

2023.05.18 oregano
仕上げはまたタラマ&オレガノテーマにこだわって、今満開になっているオレガノの花をちょっと摘んできてパラパラと散らしました。
タラマとフレッシュオレガノの組み合わせはどうも首をかしげると前に書きましたが、ひよこ豆のおかげか今回は割とよくなじんだと思います。


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前回の記事と系統がかぶってるけど、夫用にレンズ豆のスープを作ったので、私はそのリメイクでファコリゾ(レンズ豆ごはん)にしました。

2023.01.12a
やる気がない時や節約モードの時によく作る料理のひとつがレンズ豆のスープ。おいしく仕上げるにはじっくり長く煮込んだ方がいいので時間はかかるものの、材料を鍋に放り込んで火にかけるだけのお手軽さ。おまけに安くて栄養価も高いので、ギリシャの家庭ではよく登場する料理です。

多めに作ってパスタや米を入れてアレンジするのも定番で、今回はファコリゾ。これはパーボイルドライスやバスマティ米でパラッとしたピラフに仕上げてもいいし、比較的粘りのあるお米で、ぽってりやわらかいおじやのようなスープにしても。寒くて調子がいまいちな今は、後者が気分です。


2023.01.12b
ファコリゾをオリーブと交互に食べるだけでも私的には満足度が高いのですが、半端な量が余ってたマッシュルームを使ってしまいたかったのでフライパン焼きのパイを作りました。マッシュルームのパイ(マニタロピタ)、普通に作ろうと思うと結構たっぷりのマッシュルームが要るんですよね。かさ増しの副材料によさそうなものもなかったので、ただ玉ねぎと一緒に炒めたマッシュルームが控えめな量入ったパイです。


2023.01.12c
小麦粉のシンプルな生地を薄くのばし、オイルを塗る代わりにすりおろしチーズをパラパラ。


2023.01.12d
端にマッシュルームをのせて、くるくる巻いて渦巻きにしてから平たくのばします。少しオイルをひいたフライパンでこんがり焼いてできあがり。冷めてもおいしいけど、やっぱり焼きたての熱々がいいですね。


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我が家のクリスマス料理は大量にごちそうを用意するわけではないけど、それでもちょっと肉が続いたら無性に豆や野菜だけのシンプルなものを食べたくなります。

2022.12.29a
ひよこ豆は特に好きで、一袋茹でてもすぐなくなるくらい。ただ茹でただけのをいっぱいつまみ食いしつつ、サラダ(写真なし)と煮込みにしました。


2022.12.29b
煮込みは過去にいろんなバリエーションを紹介していますが、今日のはカリフラワーの葉や茎をメインに玉ねぎ、にんにく、ズッキーニも入れて。まずズッキーニ以外の野菜を小さく切って鍋に入れ(にんにくは叩いて軽くつぶす。これは煮溶けます)、オリーブオイルを加えふたをして蒸すようにじっくり炒めます。


2022.12.29c
やわらかくなったらズッキーニを加え炒めあわせ、トマトも少し入れます。トマトは皮つきのをそのままでOK。1/4個だけあったのでトマトソースも少し足しましたが、“トマト味”にはならない程度にするのが好みです。トマトは煮崩れて皮が残るので後で取り除きます。
かぼちゃも3切れ入れてますが、これは前に使い忘れて冷凍してあったものです。

茹でたひよこ豆を汁ごと加え、トロッとなじむまで煮込んでできあがり。そのままで食べることが多いけど、今回は私と娘の分にはパスタを入れました。ポキポキ短く折ったパスタを加え、適当に水加減してやわらかくなるまで煮ます。パスタじゃなくトラハナ(下記リンク参照)や米を加えて煮てもおいしいですよ。

【関連記事】

味つけなど、今回作ったのと似た系統のレシピです。


トラハナについての記事。

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粗挽きの豚肉でオレンジ風味のソーセージミートを作ってあったので、久しぶりに白いんげんのオーブン焼き。パスタが手前で目立ってますが、これは後ほど。

2022.12.15a
煮込みとして以前ご紹介したのと作り方はほぼ同じなので、作ってみたい方はこちらのレシピを参照してください。




今回少し変えた点は、白花豆じゃなく普通の白いんげんで作ったのと、丁度買ってあったみかんを足したこと。


2022.12.15b
オーブン焼きの場合、みかんのスライスがのってると嬉しい。焼いたみかんを皮ごと一緒に食べるとおいしいんですよ。上記レシピの分量に、小さめのみかん2個からスライス4切れ取ってのせ、端っこはぎゅっと握って汁を加えました。

もう一品のパスタは、チュフティ(真ん中はkhの発音)と呼ばれる料理で、ペロポネソス半島南のマニの郷土料理です。たまたま食べたい気分だったのだけど、オレンジ風味のソーセージもペロポネソス半島風だし、合わせたようになりました。

分量を計らなくていいような簡単料理なので、作り方だけ説明しておきます。

2022.12.15c


マニ風の目玉焼きのっけパスタ(チュフティ)

材料:
ブカティーニ
バターまたはバターとオリーブオイル
ドライミジスラチーズまたはリコッタ・サラータすりおろし

塩、こしょう

ブカティーニは芯が残らないよう茹でる。

パスタを茹でている間に仕上げ準備をする。フライパンにバターをたっぷり入れてふつふつ熱し、少し色づき始めたらすりおろしたチーズをバサッと加える。チーズがきつね色になるまで焦がさないよう炒め、火からおろしてこしょうをたっぷり挽き入れる。

パスタが茹であがったら水気を切って鍋に戻し、炒めたバターとチーズを加え和える。

同じフライパンを再び火にかけ、必要ならバターかオイルを適量足す。卵を割り入れふたをし、半熟より少し生っぽい目玉焼きを作る。

器にパスタを盛り、目玉焼きをのせる。仕上げにもこしょうをかけ、食べる時に好みでチーズを足す。

MEMO:卵の焼き加減はお好みですが、トロッとした黄身がパスタに絡まるよう半熟より火を通しすぎない方がいいです。

チュフティはシグリノという豚肉の保存食(系統的にはベーコンと似ている)を加えたりしたヴァージョンもあり、マニ風カルボナーラと呼ばれることも。チーズと卵のシンプルなのが基本で、バターを恐れずたっぷり加えるのがポイントです。


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