ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:郷土料理

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Tourlou Manis

前に別のサイトに載せていたレシピを再アップ。写真は使い回しです

ペロポニソス半島の南に位置するマニで作られる、野菜のごった煮です。ラタトゥイユに似ていますが、赤ワイン入りのリッチなトマトソースを作り、そこに炒めてない野菜を加えるところが少し変わっています。

元レシピは、ギリシャのサイトのフォーラムから拾ってきたものです。それは簡単な説明だけだったので、分量を出したり工夫を加えて、自分なりにレシピにしてみました。

熱々の出来立てよりも、少し冷ましてからの方が味が馴染んで美味しいです。田舎パン、フェタチーズ、オリーブなどと一緒にどうぞ。これにペロポニソス産の美味しいワインがあれば完璧です。

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armiopita

北ギリシャのカストリア辺りでよく作られるらしい、ザワークラウトのようなキャベツの漬け物をフィリングにしたパイです。

これもいろんな作り方があるようですが、私のはマケドニア風フィロ生地に卵少な目でチーズ入りのフィリングを詰めてみました。

マケドニア風な生地というのもこれだけではないのですが、今回ご紹介するのはとても素朴な折りパイのようなもので、ある程度薄くのばした生地にバター又はオイルを塗って重ね、さらにのばして作ります。ターピンやパラタを思い出させるテクニックで作られたパイ生地は仕上がりは薄い層になるものの、油脂の分量が少ないので折りパイ生地よりはしっかりした歯応えになります。

フィリングは人によって卵が多かったり、チーズが入ったり入らなかったり。あと、牛乳やキャベツの漬け汁を加える人もいます。パトラに滞在中、ホテルで何気なく見てた朝の番組で、カストリアの主婦がこのパイを作っていました。彼女のは確か漬け物と卵だけのシンプルなフィリングでしたが、料理上手な主婦がパイ生地を扱う手つきは魔法のようで、いつも関心してしまいます。

面白かったのが、この人は何でもハサミで切ってしまうことでした。肉を細かく刻むのもハサミ。さすがに肉を切るのは包丁の方が早そうな気がしましたが、焼き上がったパイをハサミで切るというのは目から鱗でした。確かにこれだとパイ皿に傷がつきませんよね。フィリングが少な目のパイなら、今度からはこれでいこうと思いました

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この間紹介したキャベツの漬け物で、ロールキャベツを作りました。

sarmades 1
Σαρμάδες με αρμιά

ロールキャベツはギリシャではラハノドルマデス(キャベツのドルマデス)といいますが、地方によってはサルマデスと呼ばれます。北ギリシャでは乳酸発酵させたお漬物のキャベツでも作られる、冬の定番料理。刻んでないザワークラウトのような感じで、発酵による酸味と旨みがあります。クロアチアの方が同じような料理を紹介されてました。あちらではどうかわかりませんが、ギリシャではこれもトマト無しでアヴゴレモノソースで仕上げたりします。

この料理のポイントは勿論、漬け物から出る独特な風味なんですが、気軽に楽しむなら普通のキャベツで作ってもいいかもしれません。その場合の説明は、レシピの最後のメモを参照して下さい。

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lahano toursi

12月の始めに漬けたキャベツ
、すっかり冷蔵庫の主と化していたので、ちょっと忘れそうになってました

それでも発酵しすぎないのが冷蔵庫仕込みのいいところ。この写真のは丁度2ヶ月漬けたものです。塩味も丁度いい感じなので今回の配合でレシピにしてみました。市販のものとも今度味比べしてみようかな?この作り方だと酸味も程よく食べやすいですよ。

前の記事にも書いたんですが、まずは外側の葉でロールキャベツを作り、中の葉は煮込みなどに使うというのがいつものパターンです。ロールキャベツは今週作ったので、そちらのレシピもまた載せますね

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santorini favaサントリーニ島の料理で有名なものといえば「ファヴァ」と「ドマトケフテデス(プセフトケフテデス)」ではないでしょうか?どちらも島の名産を使用した料理ですが、今回はファヴァについての話題です。

まず最初に「ファヴァ」というと一般的にはそら豆を指すようですが、ギリシャではラスーリ(λαθούρι、英語ではグラスピーgrass pea)と呼ばれる小さな豆のことで、一般的に皮を剥いた割り豆の状態で売られています。これを長時間煮てピュレにしたものはレストランでもお馴染みの料理で、ギリシャ全土で作られるようですが、特にキクラデス諸島サントリーニ島のものが有名です。

サントリーニの人々はファヴァにとてもこだわりがあるようで、その調理法にもいくつかの決まりがあります。最も大切なのは水を最初からたっぷり加え途中で足さないこと、そして勝手にピュレ状になるまでじっくり煮込むことだそうです。

そして最も基本、忘れてはいけないのが「サントリーニ産のファヴァを使うこと」。水分の少ない火山灰質の土地で育ったファヴァは、味が凝縮されているといいます。しかしサントリーニは小さい島なのでファヴァの生産量もごく僅か。島で作られるファヴァは、ほとんど島民達によって消費されます(※)。その希少価値もあって、ファヴァ伝説が出来たのではないでしょうか?


※追記:記事執筆後数年の間に地方特産品の需要が伸びたため、サントリーニ産のファヴァも入手しやすくなりました。
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