ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:野菜料理

自分の中で流行というか、一時期すごく食べたくなるものってよくあるんですけど、この夏はヴリタ(アマランサスの葉)を普段の何倍も食べていました。

2020.09.05 amaranth greens with olives
Βλήτα γιαχνί με ελιές

先日は去年漬けたオリーブを開封したんですが、ほんのり苦味の残るオリーブもアマランサスと一緒に食べるのがすごくおいしい。ある朝、目覚める直前の浅い睡眠の中で思い描いていたのがこの料理です。


2020.09.04 olives

去年の今頃に漬けたオリーブ。
これについてもまたnoteの方にでも書こうと思っているので、オリーブの季節に間に合うよう投稿できるよう努力します。


それでは、アマランサスの煮込み(ヴリタ・ヤフニ)の作り方を簡単に記しておきます。
ざっくりな説明ですが、全然難しくはないので機会があればお試しを。

アマランサスはシュウ酸が含まれるので下茹でした方がベター。軽く茹でたら水気を切り、長ければざく切りに。

玉ねぎをスライスし、鍋に入れます。ギリシャでよくやる方法では、玉ねぎを手に持ち、小さいナイフで切りながら直接鍋に落としていきます。たっぷりのオリーブオイルを加え、色づかせないようじっくりと炒めたら、すりおろしたトマトを加え少し煮ます。


2020.09.05 amaranth greens with olives1

アマランサス、オリーブ、塩適量を加え、水も少し足してアマランサスが柔らかくなるまで煮たらできあがり。最後、塩こしょうとお好みでワインビネガー少しを加え味をととのえます。

トマトはあまり主張しすぎない量加えるのがポイント。にんにくは入れてませんが、玉ねぎを炒める時にお好みで加えてもいいです。


2020.09.05 amaranth greens with olives2

こういう煮込みは、フェタチーズがすごくよく合います。添えて食べてもいいし、砕いてトッピングにしても(家族がチーズ好きなので、画像のはちょっとのせ過ぎています)。


2020.09.05 amaranth greens with olives3

ピンボケ気味で失礼します。これを作ったのは土曜日で、基本的にあまり料理をしない日だったのでテイクアウトのコントスヴリ(大きな串焼肉)と組み合わせた献立でした。アマランサスの料理のほか、たっぷり食べたいジャジキも自作です。


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野菜たっぷりのギリシャ料理。青菜や野草の類は「ホルタ」と呼ばれ、年間通してよく食べられるものですが、夏のホルタといえばアマランサスです。

2020.07.18 vlita me rizi
Βλίτα με ρύζι και φέτα

最近では夏でもほうれん草など割とよく売っていますが、やっぱり旬のものがおいしいんですよね。アマランサスは茹でてサラダにするほか、煮込みやパイなどにも。少しほろ苦さがあるけど、食べやすくおいしい青菜です。

アマランサスについてはこちらの過去記事をどうぞ。




スパナコリゾと同じような、野菜たっぷりの米料理をアマランサスで作るのも好きです。ほうれん草と比べ苦味があるので、フェタチーズなど乳製品とあわせるのが気に入っています。今回のは、以前紹介したこちらのレシピの米入りのような感じ。





最近では日本でもアマランサスの葉が手に入りやすくなってきているようですね。「ちゃーびら菜」という名前の沖縄野菜として売っている場合も。フェタチーズがなくても作れますので、ぜひお試しください。

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レシピの前に、ちょっと宣伝。
noteでは埋もれてしまったブログの過去記事の中から、また読んでもらいたいおすすめ記事を書き直して載せる企画もしています。今週はセリフォス島のちょっと変わったチーズについて書きましたので、よろしければご覧ください。




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前回の記事はアーティチョークでしたが、そら豆ももうそろそろ終わりですね。

2020.05.24 koukia & tiganopsomo
Κουκιά με πατάτες αλευρολέμονο, Τηγανόψωμο

そら豆はギリシャでは結構旬の長い野菜。冬の終わりに出始める細くて柔らかいものから、初夏のポクポクに熟れたものまで味の変化を楽しみます。

土曜の青空市場で買った残りが中途半端な量残っていたので、そのまま食べたらおやつにもならないなぁ……と、じゃがいもで少しかさ増しして煮込みにすることにしました。そら豆の一番簡単かつポピュラーな調理法は、単品もしくはアーティチョークなどと合わせたオリーブオイル煮。塩(+好みで胡椒)だけのシンプルな味付けに不安になるかもしれませんが、ブイヨンなど入れてしまうと味が濁るのです。

そら豆に限らずですが、煮込みはレモン味に仕上げたりコーンスターチなどでとろみをつける場合もあり、特に「レモン汁溶き小麦粉」で仕上げたのはクレタ島料理でアレヴロレモノまたはデルビエと呼ばれます。トロッとソースの絡みがよくなるほか、でんぷんによりオイルが乳化されるのでオイリーさはなくまろやかな味わいに仕上がります。

ところで、ギリシャ料理をそこそこ知ってる人は、アヴゴレモノと似てるなと気付いたはず。アヴゴレモノが卵レモンなのに対し、アレヴロレモノは小麦粉レモンという意味です。アレヴロレモノは動物性食品を含まないので、イースター前などの断食メニューとしても。カリフラワー、ポロねぎ、セロリといった他の野菜や、ひよこ豆などでも作られます。

少量なのでまた分量なしですが、作り方です。

そら豆とじゃがいものアレヴロレモノ(クキァ・メ・パタテス・アレヴロレモノ)

材料:
そら豆
玉ねぎ
じゃがいも
オリーブオイル
フェンネルまたはディルみじん切り
塩、胡椒
レモン汁
小麦粉

そら豆はとても若いものなら莢ごと食べやすい長さに切る。ある程度育っているものなら莢から豆を出してそのまま、黒い筋が出ているものは筋の部分をぺティナイフで切って除く。軽く下茹でし、ざるにあける。

玉ねぎは薄切りか粗みじん切り、じゃがいもは食べやすい大きさに切る。

鍋に玉ねぎとオイルを入れて蓋をし、弱火で蒸すようにして炒める。柔らかくなったらそら豆とじゃがいもを加え混ぜ、ひたひた〜少しかぶるくらいに水を加える。ハーブと塩適量を加え、蓋をしてそら豆とじゃがいもが柔らかくなるまで煮る。

レモン汁で小麦粉を溶いて鍋に加え、とろみがつくまで煮る。塩、胡椒、レモン汁で味をととのえる。火から下ろし少し冷まして味がなじんでから食べる。

MEMO:そら豆の下茹では別にしなくても大丈夫ですが、灰汁抜きすることにより仕上がりの色が悪くなるのを軽減できます。


私はアヴゴレモノは結構酸っぱめに仕上げたりもするんですが、これに関してはレモンの酸味をやや控えめにするのが、野菜の甘さを引き立てるような気がして好みです。


2020.05.24  tiganopsomo

もう一品は、フェタチーズ入りのティガノプソモ(揚げパン)。日曜はいつもピッツァを作るので小麦粉に塩、イースト、水だけのシンプルな生地を仕込むのですが、それを少し取り分けてフェタチーズを包んで揚げるだけ。もちろん揚げたてが最高です。


【関連記事】



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初夏のギリシャ。毎年この季節は去りゆく春が名残惜しく、慌てて春野菜をせっせと料理します。

2020.05.09 asparagus ala polita2
Σπαράγγια αλα πολίτα

先週末は、市場で買ってきたアスパラガスをシンプルな煮込みにしました。
通常アーティチョークで作られる「コンスタンティノープル風」をアスパラに置き換えただけなのですが、これなら日本でも作りやすいと思うのでレシピを書いておきます。


アスパラガスのコンスタンティノープル風(スパラギア・アラ・ポリタ)

材料:(2人分)
アスパラガス...1束
玉ねぎ...中1/2個
にんじん...小1本
じゃがいも...小2個
オリーブオイル...大さじ2
ディルみじん切り...大さじ2
塩...小さじ1/3
胡椒...少々
レモン汁...大さじ11/2
コーンスターチ...小さじ1

アスパラガスは下の硬い部分を除き、5〜7cmぐらいに切る。玉ねぎは粗みじん切り、にんじんは5mm強ぐらいの輪切りにする。じゃがいもは皮をむいて4〜6分割のくし切りにする。


2020.05.09 asparagus ala polita3

鍋に玉ねぎ、にんじん、オリーブオイルを入れて混ぜ、蓋をして弱火にかける。時々かき混ぜながら、野菜の水分で蒸すように炒める。この時、ほとんど色づかせないよう注意。


2020.05.09 asparagus ala polita4

玉ねぎとにんじんが柔らかくなったら中火にし、アスパラガス、じゃがいも、ディル、塩を加え水をひたひたぐらい(約1カップ)加える。煮立ったら火を弱め、蓋をしてじゃがいもが柔らかくなるまで煮る。

レモン汁でコーンスターチを溶いて加え、軽くとろみがつくまで煮る。胡椒と、必要なら塩とレモン汁を足して味をととのえる。火から下ろし、少し冷めるまで置いて味をなじませる。

バリエーション:アヴゴレモノソース仕立てにしてもおいしいです。卵1個をボウルに入れて白身の存在感がなくなるまでよく溶き、レモン汁で溶いたコーンスターチも加えしっかり混ぜます。野菜が煮えたところに加え手早く混ぜ、とろみがつくまで静かに煮てできあがりです。

MEMO:ギリシャでは市場でも売られている野生アスパラ風に、細いアスパラで作ってみました。太いアスパラの場合はもう少し短めに切った方が食べやすいです。

【関連レシピ】




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Facebookの方で料理リレーのバトンを頂きました。せっかくなのでブログ読者の皆さんにもレシピをシェアします。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata
Μελιτζανοσαλάτα αλλιώτικη

と言っても、以前にちょこっと載せたことがあるものなんですけどね。
今丁度うちにある食材を使って、かつ日本の皆さんのおうちにもありそうな……と考えて思い浮かんだ一品です。


2020.04.26 pan-fried melitzanosalata3


ギリシャでなす(メリジャナ)のサラダと言うと、焼きなすを潰したディップっぽいものが一般的なのですが、コロコロに切ったなすをフライパンで焼いて作ったこれもまた美味しいですよ。10分くらいでササッとできてしまいますので、おうちワインのお供にでもいかがでしょう?


フライパン焼きメリジャノサラタ

材料:(2人分)
なす 小2本
トマト 小さめ1/2個
玉ねぎ 小1/4個
ピーマン 小1/2個
にんにく 小1かけ
ハーブ(パセリ、香菜、ミント、ディルのどれか)
塩 適量
オリーブオイル 大さじ2〜3
ワインビネガー 大さじ1/2ぐらい
 
,覆垢1.5cm角ぐらいに切って塩を振り、しばらく置く。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata4


△修隆屬紡召量邵擇鮟猗する。トマトはなすより小さな角切り、玉ねぎ、ピーマン、ハーブは粗みじん、にんにくはみじん切りかすりおろしにしてボウルに入れる。塩、オリーブオイル、ワインビネガーで味付けし混ぜておく。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata5


なすをさっとすすいで水気を絞りフライパンに入れ、オリーブオイル適量で炒める。柔らかくなり軽く色づいたら火から下ろし、粗熱が取れたら△離椒Ε襪鵬辰和える。味見して、必要なら味をととのえ出来上がり。

2020.04.26 pan-fried melitzanosalata6



※あればケイパーも入れると美味しいです!トッピングしてあるのは島で買ってきたケイパーの穂先のピクルス。おすすめギリシャ食品です。

※今回ハーブはパセリと香菜を使用。ピーマン的なものは青唐辛子を使いました(パプリカなどでもいいです)。

※ワインビネガーの代わりにバルサミコやりんご酢でもOK。


分量は一応書きましたが、あくまで目安なので気負わず作ってみてくださいね。付け合せやサルサ的な感じでも使えます。


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