ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:野菜料理

ギリシャの一大イベントである復活祭も終わり、今週はリラックスモード。
10日からは学校が始まるのでまた少しバタバタしそうです。

2021.04.14
今日の料理写真は「イースターの肉料理に飽きたら野菜メニュー」みたいに見えますが、実は先月のものです。これ、一応は断食メニューなんですよ。
フェンネルのケフテデスは、ギリシャに無数にあるように思えるケフテデス(ミートボールまたはそれを模した料理)のバリエーションのひとつ。卵やチーズを入れて作る方法もあるのですが、シンプルな小麦粉生地のレシピをご紹介します。

日本では沖縄でフェンネル(ウイキョウ、イーチョーバー)をよく食べるようですね。このケフテデスはイーチョーバーの天ぷらを少し思い出させる感じかもしれません。


2021.04.14 patates me selino

他の料理は、前に作り方(分量なし)を載せた葉セロリとじゃがいもの煮込み。




2021.04.14 melitzanes skordostoumbi
そしてザキントス島の郷土料理、なすのガーリックビネガー風味トマトソースです。これはレシピを紹介しようと思いつつ長年放置してるもののひとつなので、忘れないうちにレシピを書かなければ……。


さて、レシピです。
一応分量書いてますが、本当に目分量でいいので適当に作って大丈夫。たっぷりのフェンネルを衣でまとめて揚げるだけです。

2021.04.14 marathokeftedes1
2021.04.14 marathokeftedes2


フェンネルのケフテデス(マラソケフテデス)

材料:
フェンネル...刻んで1カップ(約80g)
ねぎ...1本(約40g)
玉ねぎ...1/4個(約50g)
小麦粉...80g
ベーキングパウダー...小さじ1/2
塩...小さじ1/2
水...約75ml
揚げ油...適量

フェンネル、ねぎ、玉ねぎは粗みじん切りにする。

ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩をあわせ、刻んだ野菜を加える。水を加え混ぜ、ぽってりとした生地にする。

フライパンに油を1cm深さぐらい入れて熱し、スプーン2つで生地を丸くととのえて落としていく。きつね色になるまで両面揚げ、中まで火が通ったらできあがり。キッチンペーパーに取って油を切る。

MEMO:卵やチーズを生地に混ぜて作ってもいいです。チーズはパスタにかけるようなタイプのチーズをすりおろしたもの、砕いたフェタチーズなどお好みで。


2021.04.16 marathokeftedes
フェンネルのケフテデスはそのままでもおいしいですが、別の日にはタラモサラタをソースとして添えてみました。タラマまたはたらこをすりつぶし、玉ねぎすりおろし、水でふやかしたパンの白い部分、レモン汁、油を加えて混ぜます。


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ギリシャの春の味覚のひとつ、アーティチョーク。

2021.04.07 stuffed artichoke

春は日本の山菜などが恋しくなるけれど、ヨーロッパに住んでるとアーティチョークは心ゆくまで食べられるのがうれしいです。冬にも売ってますが、この時期は何個いくらとかで投げ売り状態。先週は10個で4ユーロのを買いました。

10個をさばくのはちょっと気合がいるし、うちは長女と私しかアーティチョークを食べないので、重い腰が上がらず見送る年も。今年は久々にいろんな調理法で食べたい気分です。

特に、今はこれ!って気分だったのが米詰め。
丸ごとのアーティチョークにハーブたっぷりのライスフィリングを詰めて蒸し煮にするだけなので、下処理も比較的楽な料理です。ガクの間をしっかり洗ったり、開いて毛羽っぽいのを取るのが手間ですが。

2021.04.07 stuffed artichoke1
今回はシンプルに米と玉ねぎ、ハーブのフィリングにしました。

2021.04.07 stuffed artichoke2
4個作るつもりが3個しか入らなかった(笑)

2021.04.07 stuffed artichoke3
できあがり。

2021.04.07 stuffed artichoke4
長女とひとつずつ食べて、あとの1個は次の日に半分こしました。そこそこな大きさのアーティチョークなので、半分でも結構なボリューム。


日本ではまだまだ高価でめずらしい野菜なので、丸ごと茹でてガクを1枚1枚はがしながら食べる調理法で食べられることが多いかと思います。米詰めにしたら、食べごたえもありさらにおいしいですよ。

アーティチョークの種類やサイズにもよるし詳しい分量は出してないんですが、過去記事に作り方を書いてますので参考にどうぞ。






後ろに写ってるもう一品は、黒目豆とカリフラワーの葉っぱの煮込み。こちらはnoteに作り方を載せたので、あわせてご覧ください。




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ファストフード的な断食メニューが結構好きで、この時期よく作ります。

2021.04.06 mushroom gyros
Γύρος μανιταριών

ギリシャらしいのは、やっぱりピタサンドでしょうか。以前エビのスブラキを入れたピタサンドをご紹介しましたが、きのこやなすといった野菜をギロスのお肉に見立てたものもたまに作ります。



きのこのギロスは近年ベジタリアンやヴィーガン用メニューとしても割と一般的になり、最近ではヒラタケとスパイスがセットになったものもスーパーの野菜売り場で見かけました。

私が作るのはきのことピタが同時にうちに存在する時。大体、日曜恒例のピザの残り材料なんですが、ちょっとレシピを書いてみたので載せておきます。きのこが微妙に足りなかったため分量が若干あやしいのと、撮影がうまくいかなかったので後でマイナー修正するかもしれません。

ちなみに普通のマッシュルームで作ってますが、夫がこれしか食べないためです。自分用だけならヒラタケも入れたい。


2021.04.06 mushroom gyros4
計量せず適当に作ってもおいしいので、ぜひお試しください!


【関連記事】
レシピの前に、ちょこっとお知らせ。
密かにnoteを再開していますので、こちらもよろしければ(2023年追記:ギリシャの断食について、もう少し詳しく書いた記事のリンクを追加しました)。シミ島を紹介するマガジンのグルメ編もアップしました。







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おせちも特別なお正月料理も作らないのに、何故か慌しく気がついたらもう大晦日。クリスマス過ぎたらあっという間ですね。

2020.12.30 patates me selino
Πατάτες με σέλινο

30日は、いろんな仕込みやら急な外出でバタバタしてたので、晩ごはんの一品(夫用のメイン)は簡単な野菜料理にしました。

先週買ってほとんど使わず放置されてたセリノ(葉セロリ)をなんとかしたかったので、じゃがいもとあわせた煮込みに決定。セロリの煮込みは肉入りがポピュラーですが、こちらのベジヴァージョンは、地味だな〜と思って食べたらおいしくてちょっとびっくりするかもしれません。もちろん、セロリの風味が苦手でないことが前提ですが。

作り方は、薄切りにした玉ねぎと輪切りのにんじんをたっぷりのオリーブオイルで炒め、やわらかくなったらすりおろしトマト(冬のトマトなら、少しトマトペーストを足してもいいし、なんならペーストかパッサータだけでも)と塩を加えトマトがソースっぽく崩れるまで煮ます。
ざく切りにした葉セロリ、適当な大きさに切ったじゃがいもを加え、水適量を加えやわらかくなるまで煮込みます。塩こしょうで味をととのえできあがり。少し冷まして味をなじませた方がおいしいです。

ちなみにギリシャでよく使われる葉セロリは、多分日本で「スープセロリ」と呼ばれるものです。ギリシャのセリノの方が緑が濃くてワイルドな気がしますが。普通のセロリを使う場合は葉っぱや細い茎の部分を多く使うといいです。

ごちそうを食べる機会の多いホリデーシーズンですが、肉料理に疲れた時にこういう野菜料理はホッとするんですよね。野菜の煮込みをメインに、フェタチーズやオリーブでもあれば最高なので、ぜひお試しください。


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載せそびれてましたが、今年も栗入りのイェミスタを作りました。

2020.10.22 gemista
毎年一回は作りたい、我が家の栗ごはん。
ひき肉入りで作ってもおいしいのですが、今回はベジタリアンヴァージョンで。


2020.10.22 gemista1
作ったのは先月なのでちょっと記憶が曖昧になってますが、風味づけはパセリとディルに、シナモンとオールスパイスも少し入れたような?
一緒に焼くポテトはじゃがいもとさつまいもをミックスするのが好きです。

2020.10.22 chestnuts
栗は皮をむいて、適当に割って加えます。

2020.10.22 gemista2
ほっくり甘い栗がよく合いますよ。別ヴァージョンも過去記事に載せてるので、ぜひお試しください。


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