ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:魚料理

受難週に入り、いよいよ復活祭が間近に迫ってきました。

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昨日は聖枝祭といって、キリストのエルサレム入城を記念する日でした。復活祭に向けての長い断食期間中に禁止される食品には魚も含まれますが、3月25日の生神女福音祭、そして復活祭一週間前の日曜にあたる聖枝祭の日は魚食をしてもよいとされます。

聖枝祭の魚食はギリシャ独立記念日も重なる3月25日ほどは注目されませんが、先月買った干し鱈がまだ残っていたので、昼ごはんにケルキラ(コルフ)島の郷土料理「ビアンコ」を作りました。

料理名がイタリア語なのは、ケルキラ島が長い間ヴェネツィアの統治下にあったため。ヴェネツィアの影響が街並みなどに色濃く残るケルキラですが、郷土料理もイタリア語由来の名前で呼ばれるものが多数あります。


【関連記事】


去年ケルキラ島へ行った時のことはたびこふれに書いたので、こちらもあわせてご覧ください。


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ビアンコは、その名の通り白く仕上げてあるのが特徴の魚料理です。
白身の魚をじゃがいもと一緒に煮たシンプルな料理ですが、にんにくとレモンの風味がギリシャらしい一品。使用する魚はこれと決まっているわけではありませんが、比較的肉質がしっかりしていて、脂やゼラチン質多めのものが適しています。

記事の最後にビアンコのレシピがありますので、ぜひ作ってみてくださいね。


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副菜は若いそら豆のオイル煮。これを先日作ったハネムスカリ球根のピクルスと一緒に食べたかったのです。この辺はちょっとクレタ島っぽい組み合わせかも......?そら豆もレモン味にしたりするんですが、今回はごくシンプルに塩だけの味つけ。シンプルに徹しすぎてディルを入れようかと思ってたのをすっかり忘れてしまいました。

そら豆、ハネムスカリ球根、オリーブの組み合わせは期待通りの相乗効果で、これがメインでもいいくらい。復活祭が過ぎたらすぐ夏になってしまいそうなので、春の味をいっぱい楽しんでおきたいです。

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この夏はオクラを食べそびれていたので、なくならないうちに……と、最近になって慌てて買いまくっています。

2022.09.27 psari me bamies
Ψάρι με μπάμιες

冷凍オクラなら年中売ってるけど、やっぱりフレッシュな旬のものは食べておきたいですよね。
ギリシャでオクラはトマト味で調理されることが多く、オクラだけトマト煮にしたり、チキンとあわせた煮込みやオーブン焼きが特によく食べられます。

真夏の暑い時にあまりオーブン料理はしたくないので先延ばしになりましたが、大好きなのがクレタ料理の魚とオクラのオーブン焼き。
夫の母方のルーツであるクレタ島には魚介類を野菜と組み合わせた料理がいろいろあり、これもそのひとつです。

チキンとオクラ同様に鍋で作ってもいいですが、やわらかい魚を使う場合はオーブンで。オクラの食感をしっかり目に仕上げたい場合もオーブン推奨です。

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魚はスズキ(ギリシャのはヨーロッパスズキ)や鯛のような魚を丸ごとで使うことが、うちの場合多いです。
レモンでこすって塩こしょうし、お腹にレモンスライスを詰めたのをローストパンに置いて、周りにオクラを並べます。


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オクラは産毛を落とすため塩でこすって洗い、ぐるっとヘタをむきます。ギリシャでは塩とワインビネガーまたはレモン汁をまぶしてしばらく置いておくけど、これはお好みで。
今回のはレモン汁をまぶしたオクラにソース(玉ねぎ少しとにんにく刻み、トマトすりおろし、パセリみじん切り、オリーブオイル、塩と好みでこしょう)を生の状態で混ぜてあります。

ボウルに残ったソースも全体にかけて、オクラの上にもレモンスライスをのせてオーブンに入れて焼くだけ。魚に火が通り、全体がちょっとこんがりした状態になったらできあがりです。


【関連レシピ】




ギリシャのごはん うちで楽しむ、とっておきレシピ74 増補新装版 (旅のごはんBOOK) 

※チキンとオクラの煮込みヴァージョンはレシピ本に掲載。他にもおすすめレシピ満載なので、読んでいただけるとうれしいです。


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なんだか余裕がなかったりバテてたりで、しばらく更新できませんでした。

2016.07.09 gavros

前の記事でも書いたけど、暑いです。
去年の夏は過ごしやすかった気がするのだけど、今年は暑い〜。しかも、入道雲っぽいのが出てたりであまりギリシャの夏の空じゃないような?日本も気候が変わってきているようだし、なんだかおかしいですね。

さて、今日は久しぶりに魚を買ってきて料理しました。
と言っても、いつものカタクチイワシ(ガヴロス)ですが。うちはみんな魚介類をほとんど食べないので、作るものは大体決まっています。
長女が大好きな生のカタクチイワシのマリネと、ギリシャ風南蛮漬けのようなサヴォロをセットで作るのが定番です。

お手ごろ価格のイワシやカタクチイワシはキロ4ユーロほど。揚げたり焼いたり煮たりといろんな調理法でおいしいですが、マリネは作っておくと数日もつのがいいですね。
この週末は、2種類のマリネをおつまみにウゾを飲むのが楽しみです♪

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それからもうひとつ。
お知らせがギリギリになってしまいましたが、本日これから放送の『世界が驚いたニッポン!スゴ〜イデスネ!!視察団』(テレビ朝日系)のお手伝いを少しさせて頂きました。
ギリシャで食べられるヨーグルト料理の例として、何品か作ったのもチラッと映るかも?


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市場で衝動買いしたイワシで……。

2013.02.06 pan-fried sardines

シンプルにパンフライして、ラドレモノ(オリーブオイルとレモンのドレッシング)のアレンジ版を。ワインが進みます♪

【作り方】
イワシはおろしてフィレにし、軽く塩胡椒しておきます。お好みで薄く小麦粉をはたいても。

ソースは微塵切りのコリアンダーと塩レモン(好みでニンニクも少々)に、オリーブオイルを入れて混ぜ、レモン汁も加えておきます。

熱したフライパンにオリーブオイルをひいて、イワシを強火で手早く両面焼いたらお皿へ。ソースをかけて出来上がり。



2013.02.05 sardines

今回、イワシは大きめのを使いました。
買う気はなかったんだけど、ウロコもがっつり付いた新鮮なものだったのでスルーできず……。

その時点で何作るか考えてなかったんですが、とりあえずおろして塩と酢で軽く下処理しておきました。


2013.02.05 sushi

で、家事の合間にちょこっとだけお寿司作ってみたり^^


2013.02.05 tataki

たたき。これは夜の部。


2013.02.05 sardine

骨に付いた身をスプーンでこそげてあったのがぽちっと。
なめろうという手もあったんだけど、生ばっかりだとちょっと疲れてきた……。


2013.02.05 tsumire

というわけで、〆につみれ汁。何気にこれが一番好きでした。ホッとするし
実家で出たつみれ汁は骨や血合いも入ってごつごつした素朴なタイプでしたが、今回作ったのみたいに身の部分だけのお上品なのも、どちらもそれぞれ美味しいですよね。


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ブログネタ
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この時期恒例の……

2012.05.18 sushi

葡萄の若葉のシーズン真っ盛り♪
まずは普通のドルマダキァ・ヤランジ(ハーブライス詰め)とか作ってたんですが、やっぱりこれも外せません^^

サーモンにディルが少しくっついているのは、グラヴラックスを仕込んでそれを使った為。

あ、でも考えてみたら葉っぱを剥がして食べる“柿の葉寿司タイプ”なら柔らかい若葉でなくてもいいんですよね。
義父母宅の葡萄棚とか、その辺で取ってきた葉っぱでも作ってみようと思います。


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